不動産・再生可能エネルギー・アートなど多様な資産のデジタル化と投資機会の拡大を目指す
株式会社コンヴァノのプレスリリース
株式会社コンヴァノ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:上四元 絢、証券コード:6574)の社内部署であり、取締役会決議に基づき暗号資産関連の新規事業開始を決定する権限を有する「ビットコイン保有戦略室」は、新規事業として「円建てステーブルコイン(JPYC)を活用した実物資産(Real World Assets:以下、RWA)の決済・流通支援事業」を開始することを決定しました。
■新規事業開始の背景と目的
世界的に「RWA(Real World Assets=実物資産のデジタル証券化)」市場は急速に拡大しています。RWAは、不動産、インフラ、再生可能エネルギー、アートなどの実物資産をデジタル化し、透明性と流動性を高めることで、従来アクセスが限られていた資産クラスをより広範な投資家に開放する仕組みです。
国内においても2023年の改正資金決済法により、円建てステーブルコインの制度整備が進み、安定的な円建てデジタル決済インフラを活用したRWA市場の実務構築が可能となりました。こうした環境変化を踏まえ、当社は本事業を開始することを決定しました。
■新事業の概要
円建てステーブルコイン(JPYC)を活用した実物資産(RWA)の決済・流通支援事業
事業内容:
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円建てステーブルコイン(JPYC)を用いたRWAの 決済・配当・二次流通の効率化
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投資家にとっては「流動性(売却しやすさ)」「小口投資によるアクセス拡大」「分配金の即時受取」などのメリットを実現
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資産オーナーにとっては「投資家層の拡大」「透明性ある市場での流通」が可能に
対象となる資産(検討中):
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不動産(商業施設、物流拠点、レジデンス)
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再生可能エネルギー設備(太陽光、風力、バイオマス)
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社会インフラ(下水道、5G通信関連設備)
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コモディティ資産(貴金属、エネルギー資源、ネイル関連資材)
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アート作品・コレクティブルズ(絵画、彫刻、その他美術品)
投資規模:
初期投資として、戦略的業務・資本提携費用やシステム開発費用など総額14億円を特別支出。業務提携を通じて商用化を推進し、中長期的な市場開拓を目指します。
■今後の展開
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事業開始日は、業務提携契約の締結後に決定予定。
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今後は段階的な投資と段階的な情報開示を基本方針とし、投資家にとって透明性の高い運営を継続します。
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2026年3月期連結業績への影響については精査中であり、投資判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項については速やかに情報開示を行います。