日本アルコン株式会社のプレスリリース
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親しみやすく、記憶に残りやすいオリジナルキャラクター「白内鳥(はくないちょう)」を起用し、患者様向けサイトやデジタル広告などの啓発活動を展開
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医師と患者様のコミュニケーションをサポートし、患者様の理解促進に寄与する院内資材やホームページなどでご活用いただけるデジタル資材も医療機関向けに展開
日本アルコン株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ステファン・アイゲンマン、以下「日本アルコン」)は、白内障の疾病や治療方法、治療の選択肢について啓発する啓発活動「白内障治療は選ぶ時代 選ぼう眼内レンズ」(以下、「本啓発活動」)を本格展開開始することを2025年10月7日(火)発表しました。
本啓発活動は、白内障手術を考えている患者様とその家族が白内障治療の選択肢について知り、医師の判断のもと患者様の症状や生活スタイルに合った治療を選択いただくことを目的に展開するものです。白内障という専門的な内容について、患者様に関心を持っていただき、親しみやすく前向きに治療について学んでいただくため、オリジナルキャラクター「白内鳥(はくないちょう)」を起用し、啓発サイト「わかる白内障」(URL: https://www.myalcon.com/jp/cataracts/)や「白内鳥」が歌うCM動画などのオンライン広告を通じた啓発活動を展開するほか、診察室での医師や院内スタッフと患者様のコミュニケーションをサポートし、患者様の理解促進に寄与することを目指し、診察や治療の現場でご活用いただける院内資材やホームページなどでご活用いただけるデジタル資材も医療機関向けに提供します。これらの資材は、医療機関を対象に無料で提供予定で、医療従事者向けサイトよりダウンロードいただけます。
白内障は、水晶体の濁りにより、視力に影響を与える眼疾患です。白内障が進行すると、水晶体が徐々に濁り、光を通す量が少なくなるため、見えにくくなります。白内障は治療可能な疾患で¹、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入することで治療します。白内障手術は最も多く実施されている外科手術の一つであり、手術の成功率も非常に高く、大多数の患者様は術後に視力が改善します2。日本国内においては、2022年には約166万件の白内障手術が実施3されており、今後も人口の高齢化により白内障の罹患数および手術件数は増加すると予測されています。
アルコンが2023年に10か国で50歳以上を対象に実施した白内障についての調査「アルコン白内障調査」4では、日本においては白内障治療に関する一般の認知は低く、白内障治療用の眼内レンズ(IOL)をインプラントする白内障手術を認知しているのは、50歳以上の日本人のわずか44%となりました。また、治療についての選択肢についての認知も低く、日本国内では多焦点眼内レンズを使用した白内障手術が2020年より選定療養制度の適用対象となり、手術費用の一部が保険適応となりましたが、同調査では、患者様のニーズに即して多焦点レンズや乱視用など数種類の眼内レンズからインプラントする眼内レンズを選ぶことができることを知っている方の割合は、日本で半数以下(42%)となり、調査対象となった国の平均と比較しても低い結果が出ました。
本啓発活動の詳細や医療機関向け資材については、医療従事者向けページ(URL: https://www.myalcon.com/jp/professional/cataract/multifocal-lens/)をご確認いただくか、日本アルコンの営業担当までお問い合わせください。
オリジナルキャラクター「白内鳥(はくないちょう)」について
書物を読むことが大好きで白内障に詳しいフクロウ。博識で色々なことを、はっきり教えてくれる。「白内鳥」が歌うCM動画については、以下URLをご確認ください。
15秒版 URL: https://youtu.be/zYd9BZ7iGOI
30秒版 URL: https://youtu.be/T2FYOwxbEGg
「アルコン白内障調査」調査概要
調査方法:10分間のオンライン定量調査
対象期間:2023年3月~4月
対象人数:
合計7,331人(白内障患者様:1,826人、白内障と診断されていない方:5,505人、10か国)
*日本 701人、ブラジル 700人、中国 701人、スペイン 575人、イタリア 701人、韓国 575人、インド 600人、アメリカ 1500人、ドイツ 702人、オーストラリア 575人
対象者:
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内障患者様 過去5年以内に白内障と診断された50歳以上の方のうち白内障手術前の方と白内障手術後の方(単焦点眼内レンズのインプラント手術を受けた方、多焦点眼内レンズのインプラント手術を受けた方)
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白内障と診断されていない50歳以上の方
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50歳以上の一般生活者 (白内障と診断された人と白内障と診断されていない方の両方)
(ア) *一般生活者データは、各国の50歳以上の白内障患者(手術前および手術後)の割合を表すように荷重処理されています。
About Alcon
アルコンでは、全世界の国の人々の視力向上をサポートしています。75年以上の歴史を持つアイケアのグローバルリーダーとして、人々の視力を向上させ、生活を改善するための幅広い製品ポートフォリオを提供しています。白内障、緑内障、網膜疾患、屈折異常などの症状を抱える人々の生活に、当社の手術とビジョンケア製品が関わっています。26,000人以上の従業員が、革新的な製品、アイケア専門家とのパートナーシップ、質の高いアイケアへのアクセスを促進するプログラムを通じて、生活の質を高めています。
アルコンの日本法人である日本アルコンは、1973年の設立以来50年以上にわたり、日本の医療従事者の皆様や患者様にアイケア製品を提供してきました。
詳細はhttps://www.alcon.com/jp-JP/をご覧ください。
参考文献
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Centers for Disease Control and Prevention, Vision Health Initiative. Accessed June 2, 2022. https://www.cdc.gov/visionhealth/basics/ced/index.html
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National Institute for Health and Care Excellence, Cataracts in Adults: Management. Accessed June 2022.
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厚生労働省「令和5年(2023年)患者調査の概況」
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Alcon Data on File, 2023 Alcon Cataract Survey