課題を価値に変え、“誰もが嬉しい循環”を世界へ― 自然と人が調和する新しい価値創造を、B Corp™認証で証明 ―
株式会社テーブルカンパニーのプレスリリース

株式会社テーブルカンパニー(代表取締役:片山裕介、所在地:東京都新宿区)は、このたび「B Corporation™(以下B Corp™)」認証を取得したことをお知らせいたします。
◾️B Corp™とは
B Corp™(ビーコープ)認証は、2006年に米国の非営利団体 B Lab(ビーラボ) によって創設された、国際的な企業認証制度です。
この認証は、環境や社会への配慮、経営の透明性、事業の持続可能性などにおいて優れた、公益性の高い企業を対象としています。
評価は、企業の 社会的・環境的パフォーマンスを「ガバナンス、労働者、顧客、コミュニティ、環境」の5つのカテゴリーに基づき、200を超える厳格な指標によって行われます。
認証取得には、詳細なデータや証拠の提出に加え、場合によっては定款の改訂など法的枠組みの変更も必要となり、高い基準をクリアすることが求められます。
「B」はBenefit(便益・利益)を意味します。
B Corp認証は、企業が単に利益を追求するだけでなく、社会・環境・従業員・ステークホルダーに持続的な利益をもたらす存在であることを示す証明です。
2025年10月現在、世界で 約10,179社(103か国・164業種)が認証を取得しており、
TABLE COMPANYは日本国内で 66社目の認証となります。
B Corpは単なるラベルではなく、「よいビジネスで世界は変わる」を掲げるグローバルムーブメントとして広がり続けています。
◾️B Corp™認証取得の背景と理由
TABLE COMPANYは、「社会や地域が抱える課題を、事業開発の力で価値に変える」ことを使命に、
発酵温浴事業を通じた資源循環型の取り組みや、地域資源を活かしたプロダクト開発を進めてきました。
事業の根幹にあるのは、都市と地方をつなぎ、人も自然も心地よく循環する社会をつくること、
そして眠っている価値を発掘し、新たな可能性として社会に還すことです。
これまで、地域の林業・農業との協働や未利用資源の利活用など、持続可能なビジネスの構築を目指し挑戦を重ねてきましたが、その取り組みをより透明性の高い形で可視化するため、国際的な基準である B Corp™認証の取得を決意しました。
約1年にわたる認証プロセスを通じて、私たちは自社の活動を客観的に見つめ直し、社会的インパクトと環境配慮の両立に向けた体制を整えることができました。
今回の認証取得は、TABLE COMPANYが掲げる 「誰もが嬉しい循環」 を世界基準で証明する第一歩であり、これからも事業を通じて、人・社会・自然が調和してめぐる未来を創造していきます。

◾️発酵温浴nifuとは
電気・ガスを使わず発酵熱のみを利用した温浴サロン『発酵温浴nifu』を展開。都会で暮らす女性の美と健康をサポートしています。 発酵資材には、山林課題となっている林地残材や放置林の間伐材を利活用できる仕組みを構築しました。 これは放置林、針葉樹林の再生による「カーボンニュートラルの促進」や「水源涵養機能の改善」ひいては「生物多様性の回復」など、30by30「G7 2030年 自然協約」 の考え方に則ったビジネスです。また、使い終わった資材は農業・畜産業などでアップサイクルされて新たな循環を生み出しています。 山林に眠る未利用資源の活用で、人も自然も美しくする誰もが嬉しい循環活動を広めています。




この活動は、山林が従来の美しく風通しの良い姿を取り戻し、生物多様性の保全と再生およびネイチャーポジティブにも繋がる、誰もが嬉しい循環型のビシネスモデルとなっています。

■B Market Builder Japan コミュニティエンゲージメント・リード 宮下迪帆氏よりコメント
未利用資源の利活用を行う温浴施設の運営や、関連する商品の企画・開発・販売等を手がける、株式会社テーブルカンパニーをB Corpコミュニティの一員として迎えられることを心から嬉しく思います。
同社が掲げる「あらゆる境界を越えて、関わるすべての人にとって“嬉しい循環”を生み出す」というミッションは、B CorpのBが表す「Benefit for all=株主に限らず、企業に関わるすべてのステークホルダーにベネフィットをもたらすこと」という理念と深く通じるものがあります。
これから、わたしたちが目指す「インクルーシブかつ公平でリジェネラティブな経済の実現」に向けて協力し合えることを楽しみにしています。
■株式会社テーブルカンパニー 代表取締役 片山裕介のコメント
「このたびB Corp™認証を取得し、世界中で“よりよい未来をつくるビジネス”を目指す仲間の一員になれたことを、心から嬉しく、また誇りに思います。
発酵温浴nifuは、都市の女性の美と健康を支えるサービスであると同時に、奈良・吉野の森を再生する取り組みでもあります。廃業した製材所を再生し、林地残材や放置林の間伐材を活用することは、地域資源の新しい価値を生み出すだけでなく、生物多様性の回復や地域経済の循環にもつながります。
今回の認証取得は、これまでの取り組みを客観的に評価いただいた結果であり、大きな励みとなりました。私たちはこれを到達点ではなく、新たなスタートラインと受け止めています。『誰もが嬉しい循環』の実現に向け、地域の皆さま、パートナー企業、そしてお客様とともに歩みを進めてまいります。」