~”Joy of Seeing” 見えることから広がるミライ~
ロート製薬株式会社のプレスリリース
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:瀬木英俊、以下「ロート製薬」)は、大阪府泉大津市(市長:南出賢一、以下「泉大津市」)と共に、スマートフォンやタブレットの普及などこどもたちの目を取り巻く環境が大きく変化し、それに伴うこどもの目の健康課題に取り組むため、「こどもMYミライアイプロジェクト ~”Joy of Seeing” 見えることから広がるミライ~」を2025年10月より始動し、こどもたちの「見る力」と「目の健康」を育む取り組みを進めていきます。

■プロジェクト実施の背景
ロート製薬と泉大津市は2023年8月に「Well-being」な社会の実現に向け、包括連携協定を締結し、健康増進に向けた取り組みやICTモデル校でのアイケア授業の実施、イベントでの啓発活動などを実施してきました。現代社会においては、スマートフォンやタブレットの普及などにより、こどもたちの目を取り巻く環境は大きく変化し、こどもの目の健康課題が深刻化しています。
泉大津市では、2021年度より「すべてのこどもに一人一台端末」を目指すGIGAスクール構想を推進。画像や動画を用いた分かりやすい授業によって児童の学習意欲の向上が期待される一方で、こどもたちの目を取り巻く環境は大きく変化しています。特にICT機器の活用度は全国平均や大阪府平均を大きく上回っており、2023年度の小学生の活用度は全国平均28.2%、大阪府平均24.9%に対し、泉大津市では63.0%と非常に高い水準で活用されています。
こうした中、ロート製薬は大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンにて「ミライのアイケア」をテーマとした体験展示を実施してきました。今後、目その他の健康に関するデータを収集・解析し、得られた知見をヘルスケアの発展や次世代への還元につなげる取り組みを進めていきたいと考えています。
これらの知見を活かし、未来を担うこどもたちの目の健康を地域全体で守り、育む取り組みを泉大津市と共同で推進します。本プロジェクトを通じて、こどもたちが自らの目の健康に関心を持ち、「目の大切さ」や「予防やアイケアの重要性」の意識向上とアイケアの習慣化を目指し、「Well-being」な地域づくりに貢献していきます。
■「こどもMYミライアイプロジェクト」の主な取り組み
本プロジェクトでは、ロート製薬の専門的な知見と泉大津市の地域性を活かし、以下の取り組みを連携して実施します。
① 「ロートアイケア教材」を活用したアイケア授業の実施:小学校4~6年生を対象に教材を通して目の大切さを自覚し、デジタル機器との適切な付き合い方「アイケア・スキル」を楽しく学ぶプログラムを実施します。

② こどもの「目の健康」ガイドブックの配布:小学校入学時にこどもたちと、その保護者方向けに目の健康のためのガイドブックを配布し、目の健康意識の向上を目指します。

③ 廃プラスチック回収×アート:目薬容器の回収を行い、廃プラスチックを活用したアート作品の制作やワークショップなどを通して、目と地球の健康を守る活動を推進します。
■スケジュール

■今後の展望
本プロジェクトは、大阪・関西万博で得られる知見と経験を地域に還元するレガシー事業の一つとして、単なる啓発活動にとどまらず、子どもたちが自らの目の健康に関心を持ち、主体的にケアを行うきっかけをつくることを目指しています。泉大津市との取り組みをモデルに全国の自治体との連携へ広げ、こどもの目の健康と健やかな成長と未来の可能性を広げることに貢献してまいります。