更年期に悩む4,000万人※1に企業と寄り添う共創型ヘルスケア・プラットフォーム「TRULY Insight」提供開始

株式会社TRULYのプレスリリース

株式会社TRULY(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:二宮未摩子、以下「TRULY」)は、更年期当事者のリアルなインサイトに基づき、企業の商品開発からマーケティング、販売促進までを一気通貫で支援する共創マーケティングプラットフォーム「TRULY Insight(トゥルーリー インサイト)」を提供開始いたします。

多様なニーズとの共創が、拡大するフェムテック市場の新時代を切り拓く

日本国内における、プレ更年期・更年期世代(35〜59歳)の男女は4,000万人にのぼり(※1)、性別を問わずその多くが更年期に伴う心身の不調を経験します。そうした中、国内のフェムケア&フェムテック市場は2020年から2024年(見込み)で30%以上成長(※2)するなど拡大傾向を見せており、各社から更年期特有の悩みに寄り添うさまざまな製品やサービスも展開されています。

しかしながら、更年期症状には個人差があり、多様で複雑なニーズを捉えきれず、効果的なアプローチが難しいという課題があります。更年期ユーザーの悩みの本質に寄り添い、ビジネスを拡大させていくためには、リアルな声に耳を傾け、本当に求められているソリューションを理解し、共に創り上げていくことにあるとTRULYは考えます。

※1 総務省 人口推計(2024年(令和6年)10月1日現在)より算出

※2 矢野経済研究所 フェムケア&フェムテック(消費財・サービス)市場に関する調査(2024年)より算出


約1万人の共創コミュニティがプロダクト開発と市場成功の鍵を握る

この度TRULYが提供を開始する「TRULY Insight」の最大の強みは、その背景にあるユーザーコミュニティの質にあります。TRULYには、ただ悩みを抱えるだけでなく、自ら積極的に情報を収集し、試行錯誤を重ねながら最適な解決策を模索する、主体性と意欲の高い約1万人のユーザーが集まっています。

こうしたユーザーは、もはや一方的なサービスの受け手ではありません。企業とともに新しい価値を共創していく、重要なパートナーといえる存在です。こうした共創の関係性から得られるリアルで深いインサイトは、商品・サービスの企画から改善、ブランド戦略の立案に至るまで、事業成長の大きな推進力となります。実際に、この質の高いインサイトとの共創関係により、私たちはこれまでも多くの企業の課題解決に貢献してきました。

今後はこの取り組みを「TRULY Insight」として本格的にサービス化し、新規事業開発からマーケティング、社会課題解決まで、企業の様々なフェーズにおける課題に寄り添い、具体的な成果を創出していきます。

<協業事例>

A社:Z世代向け啓発企画 ― 医師と若者、更年期世代との座談会を通じ対話を促進

Z世代に向け、生理やセルフケアをテーマに医師と若者、更年期世代との座談会を企画・発信。

世代間のギャップを越え、対話を促し「生理を自分ごとからみんなごとへ」と広げるきっかけを創出した。

B社:睡眠×ホルモン調査企画 ― ホルモン検査と睡眠計測を組み合わせた共同調査

更年期世代を対象に睡眠質とホルモン変動の関連を可視化。

ショールーム展示や購入導線により、生活者の理解促進と関心喚起を実現した。

C社:新規事業開発支援 ― ユーザー理解を深めるデプスインタビューを実施

更年期世代を中心に、生活文脈に根ざした課題や潜在ニーズを抽出。

言語化しづらい不調や違和感を可視化し、新規事業アイデア創出を支援した。

“更年期・ホルモンケア特化型”パネルで企業の調査・企画を強力に支援

TRULY Insightでは、企業の課題解決を直接支援するパートナーシップに加え、“更年期・ホルモンケア特化型”の専門パネルとして、調査会社、広告代理店、コンサルティングファームを裏方で支えるソリューションも提供します。

TRULYは、更年期およびフェムケア領域に特化した約1万人規模のパネルを保有しており、一般的な調査では到達が難しい条件への対応や、課題解決への意欲が高い当事者からの深いインサイトの収集が可能です。こうしたデータは、調査設計の質を高めるとともに、企画立案や検証の信頼性向上にも寄与します。

また、身体や健康に関わるテーマを扱うことから、TRULYでは信頼性とエビデンスを重視し、医師や看護師、薬剤師などで構成された20名以上の専門家チームとも連携しており、信頼性の高いコンテンツ開発も可能です。

更年期や女性のヘルスケア領域における理解の深化と新たな価値創出を支える基盤として、企業の発展と更年期世代の社会課題解決に貢献していくことを目指していきます。

リアルな声が示す更年期ケアの今──TRULY Insightが明らかにした4つの本質的課題

TRULYはTRULY Insightの始動にあわせて、更年期当事者のリアルな課題と、商品・サービスに対する潜在ニーズを深く理解するため、更年期世代の女性を対象にユーザーインタビューを実施しました。その結果、これまで十分に語られてこなかった共通の課題と、企業への切実な要望が浮き彫りになりました。

ここでは、生活者のリアルな声から見えてきた4つの本質的なインサイトをご紹介します。

インサイト①:「情報の洪水」と「信頼できる情報への渇望」

信頼できる“中立的な情報”が、生活者との接点づくりの第一歩に

「どのサイトを見ても一緒。それを読んでも解決しなかった」「情報はあるのに、どれを信じたらいいか分からない」といった声が多く寄せられました。

特に「企業のタイアップ情報は信用できない」という意見も多く、情報過多のなかで“信頼できる情報源”を見つけられない現状が明らかに。企業発信の情報への不信感も根強く、更年期女性の多くが中立性・専門性の担保された情報への強いニーズを抱えています。

インサイト②:「診断の壁」と「終わりの見えない不安」

“病院難民”という現実と、道標となる支援の必要性

「複数科をたらい回しにされた」「医師によって見解が違う」など、医療機関を受診しても納得のいく診断や治療に繋がらない「病院難民」の実態が明らかになりました。また、症状が変化し続けるために対策が続かず、「いつ効果が現れるのか正確に記載してほしい」といった要望も多く、先の見えない不安を解消する道標の提供が求められています。

インサイト③:「孤立」から「共感・共創」への強いニーズ

“語り合える場”と“共感のコミュニティ”が次の価値へ

「相談しても“更年期だから仕方ない”で終わってしまう」という経験から、多くの女性が悩みを一人で抱え込んでいます。一方で、「症状を話せる人がいるのは安心」「同じ症状に悩む人たちとの座談会がしたい」など、当事者同士で語り合い、共感できる場への強い欲求が確認できました。また、パートナーと共有できる情報やケアの必要性も示唆されています。

インサイト④:求められるのは「ポジティブな伴走者」としての企業姿勢

“ネガティブ”ではなく“前向き”に──共に歩むブランドへ

「イライラに効く」ではなく「穏やかに過ごせる」のように、ネガティブな表現を避け、前向きな表現やパッケージが強く求められていることも明らかになりました。「更年期を暗く辛いものと捉えたくない」という想いに寄り添い、ユーザーのQOL向上を共に目指す「伴走者」としての企業姿勢こそが、信頼獲得の鍵となります。

調査目的: 更年期女性の課題と未充足ニーズの探索

調査対象: 課題解決に意欲的な30代〜50代の女性268名

調査期間: 2025年5月15日~6月26日

調査方法: アンケートおよび1on1形式でのデプスインタビュー

情報過多の時代にありながら、本当に信頼できる情報や自分に合ったケアを見つけられず、多くの更年期世代のユーザーが一人で悩みを抱えています。私たちは、こうした課題解決に意欲的なユーザーコミュニティを基盤として、企業共創により更年期マーケットの新たな可能性を切り拓くとともに、多くの女性が更年期をいい変化のチャンスである、と安心して前向きに捉えられる社会を築いていきます。


■TRULY Insightとは

「TRULY Insight」は、更年期当事者であるユーザーコミュニティを基盤とした共創マーケティングプラットフォームです。更年期世代のユーザーから寄せられるリアルな声やデータを活用し、企業様の商品開発、マーケティング戦略、販売促進までをワンストップで支援します。

<サービス概要>

データ収集・リサーチ支援: アンケート調査、デプスインタビューなどを通じて、定性・定量の両面から本質的なインサイトを抽出します。

プロモーション設計: ユーザーの共感を呼ぶプロモーション戦略を立案・実行します。

SNS・メディア活用: TRULYが運営するメディアやSNSを通じて、ターゲット層へ的確に情報を届けます。

販路連携・販売促進: パートナー企業との連携により、効果的な販売チャネルを構築します。


【TRULYについて】

「更年期を、いい変化のチャンスに。」TRULYはオトナの男女の不調に寄り添う、フェムテックカンパニーです。これまで閉ざされてきた更年期やホルモンによる悩みや不調に向き合い、一人ひとりに寄り添うサービスを提供し、男女が理解し合える社会を目指します。

個人差、年齢差による変化の大きいホルモンによる個々の悩みに応えるチャット相談をはじめ、メディアサイトでの正しい情報の提供やセルフチェック機能を通して、医師や医療専門家の監修のもと、更年期世代のヘルスリテラシーや健康管理の意識の向上をサポートすることもサービスの目的です。

《TRULYの主なサービス》

・公式メディアサイト「TRULY」(https://truly-japan.com/

更年期、フェムテック、性やパートナーシップの悩み等、オトナの男女に向けた正しい情報を発信するオンラインメディアを運営。

更年期に訪れる男女の閉ざされた悩みに寄り添い、医師や専門家による信頼性の高い情報に加えて、実際のリアルな体験談やみんなの相談事例などをオンラインメディアとして発信しています。また無料の「セルフチェック」では、今の自分の状態や悩みを簡単に知ることができます。

・MENOPO CHECK

毛髪で簡単にチェックできる、男女の更年期のホルモン検査サービス

病院に行かなくても、髪の毛10本でホルモン量がわかる検査キット。

結果に合わせてホルモン量を増やすためのアドバイスや、専門家に直接LINEで相談することができます。個人の方だけでなく、企業・自治体向けへの提供や実証実験も行います。

個人向け:https://menopocheck.com/

法人向け:https://www.truly-japan.co.jp/menopocheckforbiz

・TRULY for Business(https://www.biz.truly-japan.co.jp/

働きやすい職場をつくる、男女の相互理解促進サービス。企業で取組む女性活躍を推進する、女性医師監修のチャット型ラーニング。

e-ラーニングと医師・専門家とのチャット相談による女性の健康リテラシーの向上で、女性活躍推進を実現します。

・TRULY マーケティングサポート(https://www.truly-japan.co.jp/contact

更年期・プレ更年期世代に向けて拡販したい商品やサービスの販促プロモーションを包括的にサポート。

TRULYがもつ信頼性の高いコンテンツとのタイアップやコラボレーションを通じて、課題意識を持つ更年期世代に対して、商品・サービスに関する情報を的確に届けるプロモーションの企画・実施を支援。さらに、社会的な理解促進を目的とした啓蒙キャンペーンの設計・運用など、企業の課題に応じた柔軟なサポートを提供します。

会社名:株式会社TRULY(トゥルーリー)

所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23番3号 篠田ビル3階

設立:2019年11月

TRULYコーポレイトサイト:https://www.truly-japan.co.jp/

TRULYメディアサイト:https://truly-japan.com/

法人向けサイト:https://www.biz.truly-japan.co.jp/

事業内容:インターネット情報サービス業

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