〜世界的インキュベーション施設J&Jの「JLABS San Diego」に採択〜
Craif株式会社のプレスリリース
バイオAIスタートアップのCraif株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:小野瀨隆一、以下Craif)は、米国カリフォルニア州サンディエゴに事業拠点を新たに設立し、ジョンソン&ジョンソンが運営する世界的ライフサイエンス・インキュベーション施設「JLABS San Diego」に採択・入居いたしました。2022年に設立した米国法人や2025年2月に開設した米国ラボ拠点と合わせ、米国市場での研究開発・事業展開を本格化し、グローバルにおけるがん早期発見モデル確立へ挑戦を加速してまいります。
◾️ 米国拠点拡大の背景
Craifは「人々が天寿を全うする社会の実現」を掲げ、疾患の早期発見と治療の最適化に取り組んでいます。2024年のノーベルの受賞テーマとなった「マイクロRNA」の実用化にいち早く着手し、尿中マイクロRNAをAIで解析する技術を開発。すい臓がんなど難治性がんの超早期リスク検知を可能にする「マイシグナル・スキャン」を提供し、すでに国内1,700超の医療機関や2,000以上の薬局・ドラッグストア、ECを通じて急速に普及しています。また、すい臓がん診断を目的とする医療機器プログラムについて、薬事承認取得を目指した臨床試験も実施しています。
一方、がんは世界共通の課題であり、Craifは日本で開発したがん早期発見技術、検査オペレーションやビジネスモデルを米国市場へ応用させ、グローバルスタンダードの確立を目指しています。すでに米国法人とラボを設立しており、すい臓がんの早期発見領域で保険償還を見据え、15州・30の医療機関と連携しています。そしてこのたび、ジョンソン&ジョンソンが運営する「JLABS San Diego」に採択され、米国での挑戦をさらに加速させます。
◾️ 今回の米国事業展開について
・米国法人設立
法人名:Craif Inc.
設立日:2022年10月4日
代表者:小野瀨 隆一
・研究ラボの開設
場所:米国カリフォルニア州アーバイン
開設日:2025年2月17日
・ビジネスオフィスの開設
場所:米国カリフォルニア州サンディエゴ
開設日:2025年10月7日
■ 代表取締役CEO 小野瀨隆一 コメント
Craifは、少子高齢化という世界的課題の最先端にある日本で誕生し、「人々が天寿を全うできる社会の実現」を掲げてがんに挑んできました。日本の技術力を結集して開発したCraifのがん早期発見技術は類を見ない、革新的なものです。その技術をマイシグナルに落とし込み、日本社会ががん早期発見を実現する世界初の社会モデルとなるよう努めてきました。この挑戦は続きますが、Craifが挑む「がん」という課題は、全人類が共有するグローバルな挑戦です。この壮大な使命を果たすため、私たちは創業当初より世界を見据えた経営に取り組んでまいりました。Craifの革新的な技術を基盤とした社会課題解決型のイノベーションモデルを日本から世界に届けるべく、今般JLABS San Diegoに入居し、その一歩を大きく踏み出します。
◾️ JLABSについて
JLABSは、世界中の患者に健康とウェルネスをもたらすソリューションの創出と加速を支援する、グローバルなオープンイノベーション・エコシステムのネットワークです。イノベーションのリーダーとして、JLABSは製薬、医療機器、消費者向けヘルスケア、ヘルステック分野の起業家たちが、革新的なヘルスケアソリューションを開発し、患者や消費者に届けるまでのプロセスを支援しています。
■ Craifについて
Craif(クライフ)は がん早期発見に取り組む2018年創業のバイオAIスタートアップです。尿をはじめとする体液から、DNAやマイクロRNAなど多様なバイオマーカーを高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合し、がんの超早期発見・早期治療・早期復帰を可能にする革新的な検査を開発しています。バイオテクノロジーとAIの力を社会に広く届けることで、当社のビジョンである「人々が天寿を全うする社会の実現」を推進します。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル®︎」の提供
本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F