米サンフランシスコで海藻由来の”塩分オフセット技術”、食の未来を発信
トイメディカル株式会社のプレスリリース
塩分の過剰摂取の課題解決に取り組むトイメディカル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:竹下英徳)は、アメリカ・サンフランシスコで現地時間10月15日(水)に開催された世界大会「スタートアップワールドカップ2025」の準決勝に出場しました。世界各国から選ばれた98社のスタートアップが登壇する中、同社は日本代表として“塩分オフセット技術”やその事業モデルについてプレゼンテーションを行いました。

■ 世界の舞台で挑んだトイメディカル、98社中TOP10入りはならずも存在感
準決勝には世界中から計98社がのスタートアップが出場。翌16日に発表されたTOP10社には惜しくも選出されませんでしたが、会場では「塩分摂取抑制」という世界共通の健康課題に向けた独自アプローチが高く評価されました。
日本代表3社のうち、東京大会を優勝したACompany社がTOP10に進出。トイメディカルはTOP10入りこそ逃したものの、「食×健康テック」という領域で審査員の関心を集めた数少ない日本企業として注目を浴びました。
■ 世界大会を通じて見えた“次の挑戦”

大会最終日の17日(金)に行われた「グランドファイナル」では、選ばれたTOP10社による4分間ピッチのほか、全出場企業による1分間ピッチも実施。
トイメディカルも参加し、現地の大企業や投資家に対し、海藻由来の食物繊維「アルギン酸類」を活用した“塩分オフセット技術”をアピールしました。


この経験を通じて得られた海外企業とのネットワークを基盤に、今後は北米やアジアでの技術提携・製品展開を進めていく予定です。
なお、アメリカのスタートアップ企業であるCoreshell社がTOP10社のプレゼンテーションを勝ち抜き、優勝を果たしました。
■代表のコメント

「世界の舞台に挑戦し、しっかりと手応えを感じました。」
「世界中、数万社を勝ち抜いたスタートアップの祭典への挑戦。準決勝を勝ち抜くことができず、その壁の高さを感じること肌で感じる事が出来ました。
一方で、自分たちのオリジナリティや、マーケットの広さでは、決勝メンバーに決して引けをとっていない事も確信できました。
この機会を糧に、美味しいと健康を両立出来る社会の実現に向け、さらにグローバル展開を目指します。」
代表取締役社長 竹下英徳
■ 海藻由来の“塩分オフセット技術”について
トイメディカルは、海藻由来の食物繊維「アルギン酸類」を用い、食事中の塩分を吸着し、便とともに体外へ排出するという新発想の技術を開発。

カリウムを使用せずに塩分排出をサポートする安全性と、味を変えずに日常食品に応用できる利便性から、食品業界から注目を集めています。
同社はこの技術を応用し、サプリメントや減塩調味料、健康煎餅などを商品化。国内の減塩市場だけでなく、欧米の健康志向層にも向けた展開を視野に入れています。

■今後の展望
世界大会への挑戦を経て、トイメディカルは“塩分と健康”をテーマにした新市場創出をさらに加速させます。
今後も、海外の食品企業や研究機関との繋がるチャンスを獲得しながら、塩分摂取量削減の社会実装モデルを日本から世界へ発信していく予定です。

■イベント概要

<スタートアップW杯グランドフィナーレ2025概要>
日程:2025年10月15日(水) – 10月17日(金)
[Day 1] 10月15日(水):準決勝
[Day 2] 10月16日(木):ワークショップ & CVCイノベーションセミナー
[Day 3] 10月17日(金):世界決勝戦 & ネットワーキングパーティー
会場:Hilton Union Square, San Francisco (333 O’Farrell St, San Francisco, CA 94102)
世界決勝戦Webサイト: https://www.startupworldcup.io/grand-finale
会社概要

社名:トイメディカル株式会社
代表者:代表取締役社長 竹下 英徳
設立:2013年10月9日
資本金:1億円
本社所在地:〒861-4163熊本県熊本市南区富合町志々水48-1
メール:info@toymedical.jp