代表取締役社長 松本光一、医療法人 心鹿会 二宮典子理事長がトークセミナーに登壇
株式会社TENGAのプレスリリース
株式会社TENGA(東京都中央区/代表取締役社長 松本光⼀)が展開するフェムケアブランド「iroha(イロハ)」は、2025年10月20日(月)から、西日本最大級の総合ビューティ見本市「ビューティーワールドジャパン大阪」に出展し、初日にトークセミナーを実施しました。出展ブースでは、誕生12周年を迎えたプレジャーアイテム®*¹ブランド「iroha(イロハ)」やデリケートゾーンケアブランド「iroha INTIMATE CARE(イロハ インティメートケア)」、そして今年3月にローンチされた新ブランド「iroha Healthcare(イロハ ヘルスケア)」が関西エリアで初披露され、多くの注目を集めました。
併せて初日にはトークセミナー「セルフプレジャーからヘルスケアまで、irohaが届ける新時代のフェムケア」を開催し、業界関係者をはじめ幅広い方々にご来場いただきました。当社代表取締役社長の松本光一、医療法人 心鹿会 二宮典子理事長、そして当社営業部 iroha担当の松本愛子がトークセミナーに登壇し、ブランドの歩みから最新のヘルスケアまで、フェムケアの可能性を語りました。
irohaのブースは10月20日(月)から22日(水)までの3日間、インテックス大阪 6B号館(Fem moreエリア/小間番号H002)にて出展しています。irohaの3ブランド全ラインナップをご覧いただける機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。*²
*¹「プレジャーアイテム®」は株式会社TENGAの登録商標です。
*²ビューティ業界で働く方、開業予定の方が来場対象となり、入場には「来場事前登録」が必要です。
セミナー第一部 松本光一によるirohaブランドの歩みと展望
最初に登壇した松本は、(株)TENGA創業の背景からフェムケアブランド「iroha」が生まれるまでの道のりを紹介しました。松本は自身の過去の体験を通じて「食と性は人間の根源的欲求である」と気づいたことが転機となり、2005年にTENGAを創業。「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」というビジョンを掲げ、いまでは世界73の国と地域・27,000店舗に展開するブランドへと成長させました。
続けて開発のきっかけとなった当時の市場についても語りました。当時の女性用アイテムは「男性が女性に使いたいものを男性が作る」という構造が一般的で、そのほとんどがアンダーグラウンドな市場に限られていました。そこで「女性が心から使いたいと思えるものを、女性の視点だけで開発する必要がある」と考え、初めて女性だけの開発チームを結成。女性たちが自分のために安心して使える製品を模索し続けた結果、2013年にプレジャーアイテム®ブランド「iroha」が誕生しました。柔らかな質感や安心できるデザインは多くの女性に支持されています。
その後は日常のデリケートゾーンケアを提案する「iroha INTIMATE CARE」を立ち上げ、さらに今年3月には新ブランド「iroha Healthcare」をローンチ。生理痛や骨盤底筋のゆるみといった悩みに医学的な視点からアプローチし、女性の健康を包括的にサポートする新たなフェーズに入りました。
最後に松本は、「irohaは12年の歩みを経て、女性が自然に性を楽しみ、健やかに過ごせる社会を目指すブランドへと進化している」と語り、第一部を締めくくりました。
セミナー第二部 専門家の視点から見るフェムケア 二宮典子理事長が伝える実践的ケアの大切さ
続いて登壇したのは、医療法人 心鹿会 二宮典子理事長。臨床現場で多くの女性患者を診てきた立場から、フェムケアの重要性を具体的な事例を交えて解説しました。二宮理事長はまず、腟の痛みや乾燥、尿漏れといった悩みを「仕方のないこと」として放置してしまう人がまだ多い現状を指摘。「自分の体を正しくケアすることは、より快適で前向きな日常につながる」と説明しました。
性交痛やデリケートゾーンの不快感に悩む患者さんのケースでは、「身体のメカニズムに基づいた、適切なセルフケア」が大切であると強調しました。抵抗がある方には、身体への負担が少ない形で、症状の緩和や心身のリラックスにつながるアプローチを勧めていると説明しました。
その中で、患者さんの具体的な悩みに合わせて、肌に優しく、心身の安心感に配慮した設計のiroha製品をケアのサポートとして紹介することもあると説明し、例えば、乾燥やかゆみといった不快な症状の軽減を目的として、デリケートゾーンをケアするためのアイテムや、身体を温め血流を促すことを目的としたアイテムなどが挙げられ、実際に患者さんからは「安心して使える」「柔らかい素材で取り入れやすい」といった声が寄せられていると紹介しました。
また、デリケートゾーンの血流を促すケアのメリットについても触れ、「ストレス緩和や睡眠の質の改善、免疫力の向上など、全身の健康に良い効果がある」と紹介。血流を促すことで潤いが保たれ、乾燥やかゆみといった不快な症状を防ぐことができると説明しました。
最後に「腟マッサージ」の話題にも触れました。二宮理事長は、腟や骨盤底筋をほぐすことで血流改善や冷え対策につながり、生理痛や性交痛、更年期の不快症状の緩和にも効果があると説明。「iroha Healthcare」が展開する「インナーマッサージスティック」・「インナーマッサージオイル」の紹介と、モニター調査の結果による、「短期間の使用にもかかわらず半数以上が改善を実感し、「血行が良くなって温かさを感じた」「性交痛が和らいだ」といった声が寄せられた」ことに対し、膣マッサージの重要性を伝えました。
「腟や骨盤底筋のケアは、女性のライフステージを通して非常に重要です」という先生の言葉に、参加者もうなずきながら耳を傾けていました。
サロン導入事例から見る“お客様との距離を縮める”フェムケアの広がり
最後に当社営業部 iroha担当の松本愛子が登壇し、実際にサロンでどのようにiroha製品が取り入れられているのかを紹介しました。
irohaはフェムケア専門サロンだけでなく、エステや鍼灸院、ネイルサロンなど幅広い場所で活用されています。今回の出展から「iroha Healthcare」の新製品もサロン向けに展開が始まり、女性のケアをより多面的にサポートできるようになりました。
実際に導入したサロンからは「お客様との距離が縮まった」「これまで話せなかった悩みを相談してもらえるようになった」といった声が寄せられていることを紹介し、irohaの製品がサロンとお客様の信頼関係を深めるきっかけになっていることを説明しました。一方で「プレジャーアイテム®を勧めるのは難しい」と感じる場合には、まず「iroha Healthcare」の製品から提案することで、自然に会話を始められると紹介しました。さらに、12年間にわたって女性のセクシャルウェルネスを支えてきたirohaの実績や信頼を伝えることで、お客様も安心して受け入れてくれると強調しました。
最後に松本は「irohaの製品は、お客様の悩みに寄り添うきっかけになり、サロンとお客様をつなぐ架け橋になれる」と語り、サロンにおける導入の意義について改めて示しました。
irohaはこれからも、女性一人ひとりが自分らしく健やかに過ごせる毎日を支えるために、新しい挑戦を続けていきます。
iroha出展ブースの様子
期間:2025年10月20日(月)~22日(水)10:00~18:00(最終日は16:30まで)
場所:インテックス大阪 ホール6B (小間番号H002) Fem moreエリア
irohaは、「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」という創業当初からのビジョンに共感した女性社員たちによって立ち上げられた、日本発の女性向けプレジャーアイテム®ブランドです。今回の出展ブースでは、性をポジティブに楽しむためのプレジャーアイテム®を展開するブランド①「iroha」、女性の日常のデリケートゾーンケアのためのブランド ②「iroha INTIMATE CARE」、そして今年3月にローンチした、女性のセクシャルヘルスケアをサポートするブランド③「iroha Healthcare」の3つのブランドラインの商品を展示します。「iroha Healthcare」は関西エリアで初お披露目となり、iroha が提供するフェムケア製品をトータルでご覧いただける機会となります。
登壇者からのメッセージ
■当社代表取締役社長 松本光一より
「本日紹介させていただいた3つの iroha ブランドラインによって、これまでよりもより広く女性の生活に寄り添い、お客さまと楽しみながら、新しいフェムケアを提案していきたいと考えております。
そして、『女性が生活の中で「性」を「自然で健康的な、普通のこと」として楽しめる社会を目指す』という理念が、多くの専門家やビジネスパートナーの皆様に深く共感いただけたことを、大変光栄に思います。
フェムケア市場は、女性が自分らしく生きるために不可欠な領域へと成長してきました。irohaは今後も、女性想いのモノづくりと啓発活動の両輪でこの分野をリードしていきます。そして、女性の人生をより健やかに、豊かにしていくひとつの力になれるよう、邁進してまいります。」
■医療法人 心鹿会 二宮典子理事長より
「irohaの製品は、以前から『これは良いものだ』と感じていて、女性の安心感に寄り添う“プロダクト”として関わってきたつもりです。
今回、社長の話を直接聞いて、プロダクトに込められた想いや、社会に届けたい価値について知ることができました。また、同時に「私たち医療者も、もっと頑張らなければならない」と感じました。医療の現場で本当に必要とされている情報や製品を、正しく・わかりやすく届けること。それが患者さんの安心や医療全体の質の向上につながっていくと改めて気づかされました。
プロダクトの良さはもちろんですが、その背景にある理念や熱意にも共感し、今後も連携しながらより良い医療の実現に向けて力を尽くしたいと思っています。」