大東建託健康保険組合が「足の訪問指導」をスタート。健保組合として国内初、理学療法士が自宅を訪問してロコモ予防を支援

足の健康を支援するFootManagementサービスが、ロコモ対策として本格始動

株式会社NarrativeFootのプレスリリース

株式会社NarrativeFoot(本社:東京都中央区、代表取締役:我妻誠一)は、2025年10月より提供開始した「足の訪問指導」が、大東建託健康保険組合に導入されたことを発表しました。本事業は、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防を目的に、60歳以上の被保険者および被扶養者を対象として行われます。

社会背景

4700万人がロコモ予備軍、足の健康支援が新たな保健事業の焦点に

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、予備軍を含め約4700万人※にのぼると推計されており、歩行能力の低下が転倒や要介護状態の主要な要因とされています。
健康保険組合では現在、第3期データヘルス計画に沿って保健事業の推進が進められています。ロコモ対策は、2025年度より後期高齢者支援金の加算・減算制度における総合評価指標にも新たに追加され、事業の重要性が一層高まっています。

このような背景のもと、「自宅で足を専門家に見てもらえる」取り組みは、ロコモ予防や転倒防止を推進するうえで、これまでにない新しいアプローチとして注目を集めています。

健康寿命延伸の実現に向け、足の機能維持を基盤とした保健事業の強化が求められています。

※Nakamura K. A “super-aged” society and the “locomotive syndrome”. J Orthop Sci. (2008) 13(1):1-2.

本事業概要

理学療法士が自宅を訪問し、“歩き続けるための足づくり”をサポート

足の訪問指導事業概要

株式会社NarrativeFootが提供する「足の訪問指導」は、足の専門医や義肢装具士の監修のもと、当社独自のカリキュラムを修了した理学療法士を「足の健康アドバイザー」として認定、希望者のご自宅を訪問し、足部の状態や靴の履き方等のチェックを行い、一人ひとりの生活環境や今後の目標などに合わせて、自宅で実践できる簡単なエクササイズやセルフケア方法を提案します。

本事業は、従来の健康診断や訪問指導ではカバーしきれなかった「足の健康状態」を可視化し、「足の質」を整えることで、在宅のまま理学療法士の専門的な支援を受けられるFootManagementサービスです。

また、利用者には歩行をサポートするインソールをプレゼントするなど、より快適に歩いてもらうために訪問後も継続的に“歩く”を支える設計になっています。

大東建託健康保険組合への導入の背景

大東建託健康保険組合では、データヘルス計画を推進するため、保健事業を強化していくうえで、ロコモ対策の事業について検討していた所、当社のFootManagementという考え方を知り、足の健康に特化した今回の訪問指導事業を導入しました。

 

【大東建託健康保険組合 横村常務理事 コメント】

「足の健康管理は、これまでの保健事業では見過ごされてきた分野であり、盲点だったと感じています。
年々、加入者の平均年齢が上昇するなか、当組合でも筋骨格系疾患にかかる医療費が増加しており、ロコモ対策は今後重要なテーマになると認識しています。

健康寿命を延ばすためには、“健康に歩き続けること”が大切です。そのためには、健康診断と同じように、足も定期的にチェックし、メンテナンスしていく必要があります。
今回導入した足の訪問指導事業では、運動器の専門家である理学療法士が自宅を訪問し、足の状態を丁寧に評価してくれます。理学療法士の専門的な指導を受けられることはこれまでにない試みであり、足の健康という新たな視点を加入者に届ける有意義な保健事業になると期待を寄せています。」

 

【NarrativeFoot株式会社 代表取締役 我妻コメント】

「私たちは、“足”を『健康のバロメーター』と捉えています。今回の対象者の方々の足は、60年以上にわたり、生活や社会を支えてきた“働き続けてきた足”です。
ここで一度、その足を労い、整えることで、これからも自分の足で健康的に歩き続けられる足づくりを支援したいと考えています。

ロコモ対策というと、これまでは太ももや膝といった“脚”に注目が集まりがちでした。
しかし、私たちはその“脚を支える足”、つまり足部の機能こそが、歩行の質と安定性を左右する最も重要な基盤だと考えています。
足の柔軟性やバランス能力が低下すると、脚の筋力があっても転倒リスクが高まります。だからこそ、足を整えることがロコモ予防の第一歩なのです。

このサービスは、デジタルシフトが進む時代にあえて理学療法士が直接ご自宅を訪問し、足の状態や靴の履き方を「見える化」しながら、“これからも健康で歩き続けてほしい”というメッセージを直接お届けします。

“歩ける”を支えることは、“働ける”を支えることです。
NarrativeFootは、足からはじめるヘルスケアを通じて、加入者の皆さまが「自分の力で健康をつくる」未来を応援してまいります。」

大東建託健康保険組合について

【概要】

団体名:大東建託健康保険組合

所在地:108-0075 東京都港区港南2丁目16−1 品川イーストワンタワー 22階

HP:https://www.kentakukenpo.or.jp/

被保険者数:21,261人

被扶養者数:17,545人

株式会社NarrativeFootについて

NarrativeFoot株式会社は、「働く人を足元から健康にする」ことをミッションに掲げ、企業および健康保険組合向けに足の健康管理サービスの各種ソリューションを提供しています。ロコモ対策・転倒予防・健康経営の推進を足から始めるFootManagementサービスの各種ソリューションを提供しています。

【会社概要】

社名:株式会社NarrativeFoot

本社所在地:東京都中央区日本橋小舟町9-2ソレイユビル3階

代表取締役:我妻 誠一

事業内容: 足と靴の健康管理サービス

設立: 2022年12月

HP:https://narrativefoot.jp

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社NarrativeFoot 広報担当:櫻井

TEL:03-5050-2948 E-mail:info@narrativefoot.jp

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