〜 どんな靴にも対応する特許申請中の革新技術で、足裏アーチを強力サポート 〜
株式会社Orthofitのプレスリリース
株式会社オースフィット(ORTHO-FIT SHOPを運営)は、医療機関向けに展開されてきた足裏サポート技術を応用し、一般消費者向けの画期的な新製品「まるでいんそーるテープ」を発売いたしました。本製品は、靴の形状やデザインを選ばずに直接足裏に貼ることで、まるでインソールのような快適なサポートを実現する、特許申請中(意匠登録済み:登録意匠第1808793号)の足用テーピングです。
「まるでいんそーるテープ 」は、これまで専門的な教育を受けた理学療法士等しか実施できない足底テーピングを”1人で簡単に貼れるようにした画期的な商品”としてこの度発売に至りました。
■ 「まるでいんそーるテープ」の革新性・特許性
本製品は、これまでの足裏サポートの常識を覆す、画期的な技術に基づいて開発されました。ReWalk社が開発し特許を保有する技術を基に、株式会社オースフィットが独占製造・販売権を有し、製造販売を行っています。発明者には、現役の米国足病外科学会公認専門医であり、大阪大学大学院医学系研究科の招聘教授の経歴を有する李家 中豪医師や、理学療法士で東都大学 幕張ヒューマンケア学部 教授の河辺 信秀氏※1らが名を連ね、その専門知識が結集されています。
※1河辺氏経歴:https://www.tohto.ac.jp/makuhari_human/physiotherapy/faculty-list/yokochi-74247/
従来の足裏サポートには、主に二つの課題がありました。
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テーピング:専門の技能を持つ医師や理学療法士が、所定の手順と引っ張り力で帯状のテープ材を巻き付ける必要があり、作業が複雑で特別な技能が必要とされていました。
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インソール:個人の足の形状に合わせてオーダーメイドで作製する必要があり、コストがかさむという問題がありました。(一般的な方で保険適用において、診療から、装具作成費を含めると4万円以上の自己負担。また予防目的では保険適用がなく8万程度の費用がかかります ※当社調べ)
「まるでいんそーるテープ」は、これらの課題を根本から解決します。
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接着層を有するテープ材で構成され、足裏に直接貼り付けるという点で、既存のインソールとは一線を画しています。
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この直接貼付方式により、インソールを入れると窮屈になるヒールや革靴、ドレスシューズや裸足でのスポーツなど、あらゆる種類の靴に影響を与えずに使用可能です。
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足裏に直接接着するため、靴と靴下との摩擦による位置ずれや緩みを防ぎ、足底部の機能を高め、効果を持続させます。
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誰でも簡単に、短時間で正しい装着が可能であり、専門家によるテーピング方法と比較して貼付時間を約1分に短縮できます。
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テープ仕様のため通気性に優れ、蒸れにくく衛生的で、1日使い切りタイプで手軽に利用できます。
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アーチサポートの効果時間は4時間以上キープします。
■人口の75%が足の健康問題を経験するとも・・
足部は、人体で最も複雑な構造の一つであり、26の骨、33の関節、107の靭帯、および19の筋肉・腱によって構成され、衝撃吸収と効率的なエネルギー伝達という相反する二重の役割を担っています 。米国足病医学協会(APMA)の統計によれば、米国人の75%が生涯のいずれかの時点で様々な程度の足の健康問題を経験することが示されており、足は非常にトラブルを抱えやすい体の部位といえます 。
日本でも、日本臨床スポーツ医学会誌に掲載された高校陸上競技選手304人を対象とした調査(日本臨床スポーツ医学会誌:Vol. 28 No. 1, 2020. 高校陸上競技選手における スポーツ傷害アンケート調査)では、74.7%がスポーツ傷害の既往歴を持ち、慢性のオーバーユース障害が急性外傷より多いと報告されており、米国のデータと一致する傾向にあります。またこの調査では負傷部位は下腿部(脛)と足部が最も多く、続いて大腿・腰・膝・股関節の順でした。主な障害は筋挫傷、シンスプリント、疲労骨折、足関節捻挫、腱・靭帯損傷、骨折などで、高校生年代からすでに足部の障害が頻発していることが示唆されています。
スポーツ活動は、足部に極めて高い反復負荷をかけるため、傷害リスクが増大します。米国大学体育協会(NCAA)のアスリートに関する疫学調査は、足部傷害の深刻さを示しています。報告された足部傷害3607件のうち、18.7%(675件)が重度傷害(Severe Injury Rate, IR)に分類されており、これらの重度傷害の24.3%が手術を必要としています 。また、重度傷害を負ったアスリートの37.0%がシーズンを終了し、4.4%がキャリアを終了しています 。この高い手術率と競技復帰までの時間の長期化は、足部傷害が単なる軽度の捻挫に留まらず、専門的な介入を要する重大な運動器疾患であることを示しています。
足部傷害の発生率は競技によって大きく異なり、高い反復負荷を伴うスポーツがリスクが高いことが確認されています。例えば、女子体操競技 (IR = 88.58)、女子クロスカントリー (IR = 52.88)、男子サッカー (IR = 56.20) で高い発生率が記録されています 。最も一般的な傷害タイプには、足底腱膜炎、中足部傷害、疲労骨折が挙げられ、これらは足部のバイオメカニクス的な負荷管理に密接に関連しています 。
これらのデータは、足部アーチのサポートと機能保全が、アスリートの競技継続とQOL(Quality of Life)にとって不可欠な予防戦略であることを強く示唆しています。
■アーチ構造と怪我の関係
足部アーチは、歩行中の接地時に地面からの力を効率的に吸収し、さらに硬いテコとして機能して推進力を生み出す役割を持っています。この機能が適切に働かない場合、特に過度の回内(Pronation)が生じたり、内側縦アーチが崩壊したりすると、足底腱膜やその他の軟部組織に異常な伸張ストレスがかかります。
この機能不全は、足部自体の病態(例:足底腱膜炎やシンスプリント)に留まらず、連鎖的な問題(Kinetic Chain Effects)を引き起こします。足部の衝撃吸収能力が低下すると、その代償的負荷が膝、股関節、さらには腰など上位関節へと伝播し、全身的な運動器の不安定性や疼痛の原因となる可能性があります 。したがって、足部アーチの適切なサポートは、単なる足の保護ではなく、全身のバイオメカニクスを最適化するための基盤となる介入と位置づけられています。
■アーチサポートとパフォーマンスUP
足の内側縦アーチは、足部のダイナミックな機能の中心であり、荷重時に弾性的に沈み込み(衝撃吸収)、非荷重時には剛性を高める(推進力生成)役割を果たします。この動的な構造は、主に骨格、靭帯、そして足底腱膜によって維持されています。内側縦アーチの機能が破綻すると、足底腱膜に過度な負荷がかかりやすくなります。
さらに、足にはウィンドラス機構という機能があります。これは、 足趾の背屈(地面を蹴る動作)によって足底腱膜が縦方向に緊張し、「巻き上げ機」(Windlass)のように足部全体を短縮・剛体化する現象を指します 。この緊張により、緩んでいた足部が瞬時に硬いテコ(Rigid Lever Arm)へと変わり、効率的な推進力を生み出すことが可能になります 。
ウィンドラス機構は足部が効率的に機能するための最も重要なバイオメカニクス的メカニズムです 。
この機構は、歩行や走行の推進期(プッシュオフ期)において活性化されます。 ウィンドラス機構が適切に働くことによる効果は多岐にわたります。具体的には、歩行や走行のエネルギー効率が向上し、足部の安定性が高まります。結果として推進力が向上し、パフォーマンスの改善に寄与します。また、足部の剛性化により、膝や腰など上位関節への過度な負担が軽減されます 。
ウィンドラス機構の機能不全は、足底腱膜炎の主要なバイオメカニクス的原因として広く認識されています。足底腱膜炎は、運動量の多い成人やランナーに多く見られ、ランナーにおいては10パーセントの発生率が報告されています 。
歴史的に、足底腱膜炎は、過度の回内(アーチの崩壊)や、前足部内反のような構造的変形に起因する機能不全の結果として、足底腱膜の付着部(踵骨内側結節)への繰り返しの微細外傷として分類されてきました 。ウィンドラス機構が効率的に機能しないと、足底腱膜はプッシュオフ時に適切な張力と剛性を生み出せず、エネルギー回収効率が低下し、足底腱膜そのものに過剰な伸張負荷が累積します。
このような機能不全が持続すると、足部の剛性不足から骨構造にも異常なストレスが累積します。この累積的負荷の増加は、疲労骨折のリスク上昇に直結します。足部アーチの構造が動的なサポートを失うことで、ウィンドラス機構によるエネルギー効率が損なわれ、全身のバイオメカニクスに影響が及ぶため、アーチサポートを維持する事が重要なのです。
■ 本製品の足裏アーチサポートの科学的効果と効能
人間の足は、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つの主要なアーチによって、体重支持、衝撃吸収、動的な推進力生成といった重要な機能を果たしています。足のアーチは身体全体の「運動連鎖(Kinetic Chain)」の重要な構成要素であり、足の機能不全は足首、膝、股関節、さらには脊椎といった上位の関節にまで影響を及ぼす可能性があります。本製品は、これらのアーチを自然に支持する靭帯や腱といった軟部組織を補完し、足の不快感を和らげ、安定性を高め、総合的な足の健康に貢献します。
特に、「まるでいんそーるテープ は、内側縦アーチの保持に特化した設計が施されており、医療用インソールと同等の内側縦アーチ保持効果を確認しています。
本製品のアーチ保持効果は、荷重下レントゲン撮影を用いた測定によって厳密に検証されています。
1. 内側縦アーチの高さの上昇
内側縦アーチの評価指標である楔舟関節部高、距舟関節部高、および舟状骨高の上昇が確認されました。
2. 医療用インソールとの比較
「まるでいんそーるテープ」の貼付効果は、医療用インソールと同等の内側縦アーチを保持する効果を有していることが示されています。特に女性被験者(30歳代)においては、医療用インソールよりもこれらの高さが上昇する結果が得られました。
3. 長時間使用における効果の持続性
装着直後と4時間後の各部の測定結果を比較したところ、各高さにおいて大幅な低下は認められず、歩行など衝撃が複数回生じる運動を行っても、保持効果を持続できることが確認されました。
4. 強固なサポートを実現する一体型構造のメカニズム
「まるでいんそーるテープ」は、ベース部、横パーツ、縦パーツを一体で有する構造です。
• 骨配列の強固な固定: 横パーツを足の甲に巻き付けて貼付することにより、中足部レベルでの横アーチの骨配列を保持します。これにより、足部の骨配列が正常化し、間接的に内側縦アーチの保持に作用させることができます。
• 牽引力による持続効果: ヒール部(縦パーツ)を踵骨の後ろ側に巻き付けて貼り付け、横パーツを後方に牽引することで、内側縦アーチを構成する骨(中足骨、楔状骨、舟状骨)を踵骨側に引き付けます。これにより、足が強固に固定されるため、衝撃が生じる運動を行っても保持効果を持続できます。
• 素材特性: 強度の低い伸縮率の素材を使用し、骨配列の固定力を高めます
■アーチサポートによる期待される効果
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痛みの軽減と快適性向上:足底筋膜炎のような一般的な足の痛みを軽減し、足底にかかる過度な負担を和らげることで、快適性を促進することがわかっています。長時間の歩行や立ち仕事における疲労軽減にも貢献します。
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安定性の改善と衝撃吸収:足が内側に過度に倒れ込む過回内といった異常な動きを防ぐことで、足全体の安定性を高めることがわかっています。また、各ステップの着地衝撃が緩和され、足の関節やアーチ自体への過度な圧力が軽減されます。
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体重分散とアライメントの最適化:足底圧を均等に分散させ、下肢のアライメントを改善し、筋骨格系への負荷を軽減するように設計されています。これにより、足の機能が最適化され、バランスが向上し、長期的な痛みや怪我のリスクが減少します。
■ 疾患予防とスポーツパフォーマンスへの応用
足病医学におけるアーチサポートは、足底筋膜炎、扁平足、ハイアーチ、過回内・過回外、アキレス腱炎、シンスプリント、関節炎などの様々な足部および下肢の疾患の治療に効果的に利用されております。また、糖尿病性足潰瘍の予防と治療、さらには慢性腰痛の改善にも効果が期待されています。これらの効果性は多くの先行研究においてその効果について多数のエビデンスにて報告されています。
表1:アーチサポートが治療に用いられる主な疾患と効果の概要
また、スポーツ活動においては、アーチサポートはパフォーマンス向上と怪我予防の両面で重要な役割を果たします。
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ランニング:衝撃吸収性と体重分散を改善し、安定性を高めることで、過回内などを防ぎ、より効率的な歩行を可能にし、疲労を軽減します。足底筋膜炎、シンスプリント、アキレス腱炎、スプリング靭帯損傷といった一般的なランニング障害の予防に寄与し、疲労骨折のリスクも低減することが報告されています。
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バスケットボール:急な方向転換、ジャンプ、着地を頻繁に行うバスケットボールでは、足首や足の怪我の発生率を減少させる可能性があります。ジャンプ着地時の生体力学的負荷を改善し、衝撃力と関連する怪我を軽減する可能性が示唆されています。
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サッカー:扁平足の若年サッカー選手において、足の内在筋の断面積が増加した研究報告があり、アーチサポートが足の筋肉の発達を促す治療的な役割を果たす可能性を示唆しています。
多くの研究が、足底装具(フットオーソティクス:病院でカスタムメイドで作成されるインソール)が全体的な怪我や疲労骨折の予防に有効であることを示しています。特に、足の生体力学的な修正と負荷の適切な再分散が、単なる衝撃緩和を行うインソール(一般的に市販されるようなフラットなやわらかいインソール)よりも重要であるとされています。
本商品は「まるでいんそーる」という商品名のとおり、フットオーソティクスが有するアーチサポート機能をテーピング技術により提供する画期的な商品になります。
■ 転倒予防への貢献:転倒は高齢者にとって深刻な問題であり、足の問題は転倒の独立した危険因子の一つとされています。本製品による足裏アーチサポートは、転倒予防のメカニズムに寄与する可能性があります。
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バランスの改善:足底のアーチが適切にサポートされることで、静的および動的バランスが向上することが示唆されています。本製品は、足底の皮膚への体性感覚刺激を高め、支持基底面を増やすことで、姿勢制御を助ける可能性を秘めています。
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生体力学的アライメントの修正:カスタムメイドの足底装具(フットオーソティクス:病院でカスタムメイドで作成されるインソール)と同様に、足底サポートは足の骨構造を安定させ、アライメントのずれに対処することで、立位の安定性をもたらし、転倒につながる可能性のある痛みや不快感を軽減します。
※ただし、足底装具(フットオーソティクス:病院でカスタムメイドで作成されるインソール)単独の介入が転倒発生率に有意な効果を示さないという研究結果もあります。そのため、本製品のような足用サポート材は、足の問題と履物の管理、運動プログラム、および広範な転倒リスク評価を含む「多角的な足病学的介入」や「多因子的な転倒予防プログラム」の一部として統合された場合に最も顕著な効果を発揮すると考えられます。
■ 利用シーンとユーザーの声
通勤や外出、立ち仕事、長時間の歩行、ヒールやフラットシューズ着用時など、多様なシーンでご活用いただけます。女性向けの商品名ですが、男性もドレスシューズやスポーツシューズ、格闘技などインソールが利用できないシーンでアーチサポートを目的に利用可能です。
<モニターユーザーの声(レビュー)>
「長時間歩いても疲れにくくなった」
「ダンベルを持ち上げる重さが明らかにかわった」
「重心が安定して、姿勢が安定した」
「ゴルフの飛距離がのびた、曲がらなくなった、スタンスがとりやすい」
「ディズニーランドで沢山歩いても疲れなかった」
■ 製品情報
商品名:まるでいんそーるテープ
内容量:10枚入り :1枚で片足利用
価格 :4,180円(税込・送料別)
サイズ:S/M/L ホームページ記載のサイズ表に合わせて購入ください
購入方法:ORTHO-FIT公式ECサイト https://shop.orthofit.jp/
商品特設ページ:https://lp.orthofit.jp/tape/
意匠登録:登録意匠第1808793号
■ まるでいんそーるテープ for Heelについて
「まるでいんそーるテープ for Heel」は2025年10月上旬より販売中の先行販売商品です。
→まるでインソールテープ for Heelのプレスリリースはこちら
「まるでいんそーるテープ for Heel」は、足裏のベース部だけで構成されており、アーチサポートのテーピング商品になります。「まるでいんそーるテープ for Heel」は、高伸縮率の素材を用いてヒール着用時の足底腱膜の機能を補完し、快適性と目立たなさを追求する設計になります。足趾パーツで足底腱膜の付着部を固定し張力を高めることでアーチサポートを実現しています。
当社が先行販売している「まるでいんそーるテープ for Heel」と、今回発売する「まるでインソールテープ」は、それぞれ異なるサポートニーズに対応しています。
■ 会社概要
会社名:株式会社Orthofit (カブシキガイシャ オースフィット)
所在地:東京都杉並区荻窪5-16-12 NKビル7F
代表者:代表取締役 李家中豪
事業内容:米国足病医学に基づくヘルスケア商品の企画・販売
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Orthofit(オースフィット)広報担当までご連絡ください
TEL:03-6276-9984 Email:contact@orthofit.life
公式サイト:https://shop.orthofit.jp/
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