【特許AIエージェント最新事例】ウェアラブル医療センサーの信号安定化構造における発明抽出を「MyTokkyo.Ai」が支援

〜AIが皮膚密着型センサーの新構造を特定〜

リーガルテック株式会社のプレスリリース

リーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木隆仁)は、ウェアラブル医療機器におけるセンサー信号安定化技術に関する特許出願で、自社開発の特許支援AIプラットフォーム「MyTokkyo.Ai」が活用されたことを発表する。本事例では、汗や皮脂環境下での信号変動を抑制する新しい皮膚密着構造の発明提案を、AIが研究ログから自動抽出し、先行技術調査およびドラフト生成を短期間で実施した。

導入背景

近年、医療・フィットネス分野において、長時間装着可能なウェアラブルセンサーの需要が急増している。しかし、皮膚表面の汗や皮脂、温度変化などによってセンサー信号が不安定化し、正確なバイタルデータ取得が難しいという課題があった。従来のゲル電極は短期的には安定しているものの、乾燥や皮膚刺激の問題があり、医療現場やリモートヘルスケア用途では長期使用に適さなかった。

MyTokkyo.Aiの採用理由

「MyTokkyo.Ai」は、研究メモや材料試験データ、センサー信号ログなどを解析し、AIが発明の本質を自動抽出する機能を備える。本件では、熱可塑性ポリウレタン基材、銀ナノワイヤ導電層、多孔質シリコーン膜、および通気パターン構造に関する複数の試作データをMyTokkyo.Aiに入力。

AIが汗・皮脂環境下での信号安定性に寄与する要素を特定し、特許化可能性の高い構造組合せを提示した。これにより、開発初期段階で発明提案書の原案を自動生成することが可能となった。

活用状況と効果

MyTokkyo.AiのChatTokkyo機能により、特許性についての説明や、発明提案書ドラフトが自動作成された。従来1〜2か月を要していた発明提案から出願準備までの期間が約3週間に短縮。AIが解析した結果、センサー信号のS/N比が30%改善する構造要素(多孔質膜+通気パターン+導電層組合せ)が明確化され、研究者と知財部門の協働効率が大幅に向上した。

また、AIによる先行特許比較により、既存技術との差分(非ゲル構造・通気性の両立)が定量的に可視化された。

今後の展望

リーガルテック株式会社は、MyTokkyo.Aiを通じてウェアラブル医療デバイス、フィットネス機器、リモートヘルスケアなどの分野における知財創出を支援していく。今後は、生体信号処理やセンサーアレイ設計、医療用粘着技術などのデータ解析機能を拡充し、AIが医療機器開発の早期段階から発明抽出・出願戦略を支援する体制を強化していく予定である。

製品ページ:https://www.tokkyo.ai/pvt/

お問合せ:https://form.legaltech.co.jp/aos/tokkyo-ai/input/

会社概要

会社名:リーガルテック株式会社

設立:2021年3月

資本金:3億8,000万円(資本準備金含む)

代表取締役社長:佐々木 隆仁

所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F

URL:https://www.legaltech.co.jp/

事業概要:特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、自社専用AIプラットフォーム「AI IPGenius」、共同開発支援プラットフォーム「リーガルテックVDR」の開発・提供

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