I-neが保全活動に取組む大阪府茨木市「鉢伏山」が環境省「自然共生サイト」に認定

~都市近郊の里山を次世代へ:地域・市民と協働するネイチャーポジティブな森づくり~

株式会社I-neのプレスリリース

株式会社I-ne(本社:大阪市中央区 代表取締役:大西洋平 東証プライム:4933 )が大阪府茨木市の鉢伏山で保全活動の取り組みを進める「鉢伏山『Hachibuse Nature Positive Project by I-ne』」が、環境省「自然共生サイト」に認定されました。

「自然共生サイト」とは、ネイチャーポジティブ*の実現に向け、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域を環境省が認定する制度です。この制度は2023年度から開始され、2025年4月に「地域生物多様性増進法」が施行されたことを受け、今回、同法に基づき、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)による初めての「自然共生サイト」の認定となります。

* ネイチャーポジティブとは日本語訳で「自然再興」といい、「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる」ことを指します。国内では、2023年3月に閣議決定した生物多様性国家戦略2023-2030において2030年までにネイチャーポジティブを達成するという目標が掲げられています。

鉢伏山での活動背景

I-neは、本社を構える大阪府内で森林の荒廃が進んでいる現状に対して、2023年より茨木市鉢伏山でのネイチャーポジティブ活動を開始しました。大阪都心からわずか30分、ニュータウンである彩都に隣接する鉢伏山は、水源涵養保安林にも指定された貴重な里山の自然環境を有しています。当社社員も保全活動に定期的に関わり、2018年の台風で被害を受けたエリアの広葉樹林化を進めています。今後も、生物多様性の増進活動に取り組み、自然と人が共生する都心近郊ならではの里山保全の新たなモデルづくりを進めていきます。

当プロジェクトは、土地を管理する岩阪自治会、森林整備を担う鉢伏山森づくりの会や大阪府森林組合など、多様なステークホルダーと協働して進めています。地域では、単に自然を保全するだけでなく、地域住民を対象とした自然観察会などを開催し、開かれた場所として結びつきを大切にしてきました。こうした地域、市民を中心に多様なステークホルダーが協力しあう充実した体制が高く評価され、今回の認定に至りました。

I-neは今後も地域との連携を深め、誰もが自然と触れ合える場所を次世代に引き継いでまいります。

(自然共生サイト授賞式の様子 写真 中央:執行役員 CSuO松江 朝子)

岩阪自治会/鉢伏山森づくりの会 眞並恭介氏コメント

今回の鉢伏山の認定を受け、長年この山を見守ってきた者として格別の感慨を覚えます。かつて生活の一部だった山は、一時期荒れてしまいましたが、地元の人々とボランティアの手で少しずつ再生しました。台風被害からの復興では、企業や府の協力も得て植樹が進んでいます。都市近郊にありながら豊かな自然が残り、多様な動植物が息づくこの山は、まさに人と自然が共生する里山の理想形です。今回の認定を機に、多くの人の手によって、このかけがえのない「みんなの山」が、未来へと引き継がれていくことを願っています。

大阪府森林組合 代表理事組合長 栗本修滋氏コメント

鉢伏山は、市街地に近いにもかかわらず、ササユリやカブトムシが生息する豊かな里山です。長年にわたり地元の皆様が維持管理を続けてこられましたが、高齢化により活動の継続が難しくなっていました。2023年からI-neのみなさんも加わり、新たに活動が活性化し、地元の皆様も明るい展望を持つことができました。この展望は今回の増進計画に反映され、サイト認証においても高く評価されたと考えています。今後も、私たち森林組合は鉢伏山に関わる皆様と連携し、生物多様性の維持・向上に努めてまいります。

会社概要

・会社名:株式会社I-ne(アイエヌイー)

・設 立:2007年3月

・代表者:代表取締役社長 大西 洋平 

・所在地:〒541-0058 大阪府大阪市中央区南久宝寺町4-1-2御堂筋ダイビル8階

・URL : https://i-ne.co.jp/

【主な取り扱いブランド】

・BOTANIST https://botanistofficial.com/

・SALONIA https://salonia.jp/

・YOLU https://yolu.jp/

・DROAS https://droas.jp/

・Qurap https://qurap.jp/

・Tearal https://tearal.jp

・ReWEAR https://rewear-official.jp/

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