働く時間を“健康資産”に。With/W(コクヨ名古屋オフィス)と医療テックベンチャーがタッグを組み、職員の心疾患リスクや睡眠の質の同時可視化を検証。
株式会社ココロミルのプレスリリース
名古屋市が推進する「なごやまちなか実証 NAGOYA CITY LAB」において、民間フィールドの一つである With/W(コクヨ名古屋オフィス/中日ビル) を舞台に、貼るだけの長時間心電図×6軸センサーによる睡眠計測を職員に実施。
With/W は、業種・年齢・性別を越えてワーカーが集い、働きがいと幸福感の高い職場づくりに取り組む実験的オフィス。健康経営を推進する場を核に、“職場で測る・気づく・変わる”流れを実装している。
働き手の心疾患や睡眠障害は、欠勤・プレゼンティーイズムを通じて企業の生産性とWell-Beingに直結することから、今回、ココロミルとタッグを組み、隠れた疾患の早期発見及び健康増進への効果を検証する。
実証内容
コクヨ名古屋オフィスの職員に対し、医療テックベンチャー企業の株式会社ココロミルが開発した自宅でできる心電図、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、ストレスの兆候を検出できる心電図検査「ホーム心臓ドックpro」を実施し、隠れた疾患の早期発見及び健康増進への効果を検証する。
特に「心疾患」×「睡眠」の切り口から訴求拡大を図り、複数の健康増進イベントと掛け合わせることで、当サービス提供後の具体的な行動変容の有無をモニタリング。
また実証期間中に2回当サービスを提供し、検査2回と健康増進イベントをパッケージ化したサブスクモデルにおける価格受容性を評価する。
実証に使用するソリューション:在宅型心電図「ホーム心臓ドックpro」新モデル

【自宅できる⻑時間心電図解析サービス「ホーム心臓ドックpro」】
胸部に小型心電計を貼り付け、9時間以上長時間計測を行い、健康診断(30秒程度の心電図検査)では見逃されやすい不整脈を検出。さらに、睡眠時無呼吸症候群(SAS)や睡眠の質、ストレス指標も同時に測定可能。
データは臨床検査技師が解析し、数日以内にレポートを返却。
万が一異常が見つかれば、医療機関との迅速な連携やオンラインクリニックによる専門医フォローまで自宅で完結。
今回活用するのは、新たに開発した6軸センサーを搭載した新モデル。
体の動きや胸郭、寝返りまで計測可能となった。睡眠時無呼吸症候群の検出精度を飛躍的に向上させ、睡眠中の異常検出回数をアウトプットする。

実証後の事業展開
今回初めてとなるオフィスワーカー向けのプロダクトの検証結果をもとに、今後は、新モデルの展開と併せて、法人や健康組合などに対するサブスクモデルによる展開を目指す。
実施概要
対象:職員(オフィスワーカー)
プロトコル:
長時間心電図(ホーム心臓ドック® pro)
6軸センサー新モデル(体動・胸郭・寝返り→睡眠の質/無呼吸兆候推定)
結果リーディング面談/セルフケア手引き(睡眠衛生・運動・栄養)
評価指標(KPI):
医療・健康:不整脈指標、睡眠の質、無呼吸兆候の変化
行動:就寝・起床、カフェイン/飲酒/運動の改善率 など
業務:主観的生産性、日中眠気、集中持続時間
受容性:年2回検査+伴走サブスクの価格受容・継続意向
公開性:市民向けデモ・メディア取材に対応(NAGOYA CITY LAB要件に準拠)
期待される社会的なインパクト
個人:受検のハードルを下げ、要医療の見逃し低減/睡眠介入で日中パフォーマンス向上。
組織:ハイリスク者の早期把握と受診勧奨、健康経営KPIの定量化、事故・ヒヤリハットの抑制。
都市:民間フィールドに根ざした“まちなか予防”の実装と、働き方×健康の先行モデル創出。
NAGOYA CITY LAB とは

まちなかの至るところで社会実証が活発に行われる「世界の実証実験都市なごや」の実現を目指し、スタートアップの実証を支援する名古屋市主催のプログラム。
スタートアップと民間フィールドのマッチングから伴奏支援等を実施します。
ホームページURL:https://nagoya-city-lab.jp/
■ 代表取締役CEO 林大貴 コメント

「今回の実証実験は、働く時間から“健康資産”に変える取り組みです。With/W(コクヨ名古屋オフィス)の皆さまの協力のもと、名古屋のまちなかで心電図と睡眠データの可視化を業務フローに組み込み、早期発見×パフォーマンス向上を同時に実現するモデルを示します。NAGOYA CITY LAB発のこの実装を、日本のスタンダードへ。」
関連リンク:
ホーム心臓ドック®について:
https://homeheart.health/products/homeheart-pro01
株式会社ココロミル
ー「病気で後悔しない社会へ」をミッションに世界から突然死をなくすー
私たちは、自宅にいながら医療機関と同等の本格的な心電図チェックが手軽にできる「ホーム心臓ドック®」をはじめとする各種事業を展開しています。
長時間のデータ取得により、これまでの健診や人間ドックでは見逃されがちだった心疾患リスクも早期に“見える化”し、突然死などで「今まで救えなかった世界で1億人の命を救う」ことを実現します。
また、取得したデータを通じて、多くの方々が自分自身や家族の健康状態を可視化し、健康寿命やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させることを目指しています。
代表取締役社長:林 大貴
所在地 :〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目2番16号 菅野ビル2F
設立 :2021年11月
事業内容 :ヘルスケア及び臨床研究事業
提供サービス :〈個人向け〉不整脈、睡眠時無呼吸症候群 (SAS)、睡眠の質、
ストレスの兆候を心電計を使って可視化する「ホーム心臓ドック®」
〈医療機関向け〉使い切りホルター心電計「eclat」
〈医療機関向け〉動物医療心電図モニタリング、ホルタ―検査
主要許認可 :第二種医療機器製造販売業(許可番号:13B2X10584)
医療機器製造業(登録番号:13BZ201797)
高度管理医療機器販売業・貸与業(許可番号:5新保衛薬第162号)
ISO13485 : クラス2

