5割超が感じる「生理への理解不足」。学校・職場で経験したつらいエピソードと、乗り切るための具体的な工夫とは?

株式会社NEXER・生理への理解不足に関する調査

株式会社NEXERのプレスリリース

■生理について、周りの人の理解はある?

女性の身体にとって自然な生理現象である月経は、痛みや不調により、日常生活や仕事、学業に大きな影響を及ぼすことがあります。

しかし、生理痛のつらさや体調不良に対する周囲の理解不足は、長年多くの女性が抱える共通の悩みです。

学校や職場などの公共の場では、デリケートな問題として扱われにくい側面もあります。

ということで今回はAngelite(アンジェライト)と共同で、40代以下の女性142名を対象に「生理への理解不足」についてのアンケートを行いました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERとAngelite(アンジェライト)による調査」である旨の記載
・Angelite(アンジェライト)(https://angelite.jp/)へのリンク設置

「生理への理解不足に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年10月29日 ~ 11月5日

調査対象者:40代以下の女性

有効回答:142サンプル
質問内容:
質問1:生理中に一番つらいと感じる症状を選んでください。

質問2:生理中に気分の落ち込みやイライラを感じることはありますか?

質問3:そのとき、どのように気持ちを落ち着けていますか?

質問4:職場や学校などで、生理について「理解されにくい」と感じた経験はありますか?

質問5:職場や学校などで「理解されにくい」と感じた具体的なエピソードを教えてください。

質問6:生理痛の軽減や体調管理のために行っていることはありますか?

質問7:どのようなことを行っていますか?

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■32.4%が、生理中に一番つらいと感じる症状は「腹痛(下腹部の痛み)」

まずは、生理中に一番つらいと感じる症状は何かを選んでもらいました。

生理中の最もつらい症状は、「腹痛(下腹部の痛み)」が突出して多い結果でした。

次に「情緒不安定・イライラ」、「頭痛・偏頭痛」が続き、身体的な痛みと精神的な不調が主な苦痛であることが分かります。

症状がない方は少数にとどまり、多くの方が何らかのつらさを感じています。


■31%が、生理中に気分の落ち込みやイライラを感じることは「ある」

次に、生理中に気分の落ち込みやイライラを感じることはあるかを聞いてみました。

生理中に気分の落ち込みやイライラを感じる方は6割を超え、多くの女性にとって精神的な不調が身体の痛みと並ぶ深刻な症状であることが明らかになりました。

約3割が「とてもある」と回答しており、感情のコントロールの難しさが大きな負担となっていることが伺えます。

次に、生理中の気分の落ち込みやイライラを落ち着けるために、どのような行動をするのかを聞いてみました。

生理中の精神的な不調に対しては、「ゆっくり休む・睡眠をとる」が7割以上で、最も一般的な対処法であるようです。

そのほか、「温かい飲み物を飲む」など休息とリラックスによるセルフケアが中心となっています。


■56%が職場や学校などで「理解されにくい」と感じた経験が「ある」

続いて、職場や学校などで、生理について「理解されにくい」と感じた経験があるかを聞いてみました。

「とてもある」と「ややある」を合わせて56%と半数を超えました。

多くの方が、公的な場で生理のつらさが十分に認知・配慮されていないと感じているようです。

次に、「ある」と答えた方にくわしい理由を聞いてみました。

「とてもある」回答理由

・顔に出づらい。(20代・女性)

・従業員の体調不良より、仕事が回るか回らないかが中心で、人を雇わないのに人が居ないのを理由に生理だからトイレに行きたいと伝えても断られ、血を漏らし仕事を終えました。(30代・女性)

・男性が多いため休みにくい、言いにくいと感じる。(30代・女性)

・腹痛や頭痛は人によって痛み方が違い、共感されにくい。(30代・女性)

・腹痛と腰痛がひどく座っていたら、生理は病気じゃないからと言われた。(30代・女性)

・そんなことで休むなと言われた。(40代・女性)

・生理痛という理由では仕事は休めない空気。(40代・女性)

「ややある」回答理由

・体育の授業を休む時に男子にズルしてると思われている。(10代・女性)

・休みが取れない。(20代・女性)

・年配の方に「私は生理痛がなかったから分からないわ。」と言われた。(30代・女性)

・人に伝えにくいので不調を抱えて仕事をしなくてはいけない。(30代・女性)

・腹痛辛くても仕事に戻ると「ほら大丈夫だった」と当たり前のように職場の人から対応されてしまう。(30代・女性)

・女性だらけの職場ではあるものの、誰も「生理中なんで」という話をしないので、辛くても言いにくい。(40代・女性)

・中学生の頃は男性の体育の先生に「生理だから、お腹が痛いので保健室に行きたい」と言えなかったり、男性社員には生理の話はできない。(40代・女性)

生理への理解不足は深刻で、職場では「仕事優先で休めない」「トイレに行くことも断られる」といった業務最優先の環境が明らかになりました。

また、「生理は病気じゃない」「そんなことで休むな」という心ない言葉や、男性が多い環境での言いづらさが大きな負担となっています。

さらに、同性間でも「私には分からない」といった症状の個人差への無理解が存在します。

学校でも、男子生徒や男性教師への恥ずかしさや誤解への恐れから、つらさを我慢せざるを得ない状況が浮き彫りになりました。


■22.5%が、生理痛の軽減や体調管理のために行っていることが「ある」

次に、生理痛の軽減や体調管理のために行っていることはあるかを聞いてみました。

具体的な対策を「行っている」方は少数にとどまり、約8割はとくに対策を行っていません。半

数以上がつらい症状や理解不足を感じているにもかかわらず、具体的な行動に移せていないようです。

次に、対策をしている方は、具体的にどのようなことを行っているのかを聞いてみました。

生理痛の軽減や体調管理のために行っていることは?

・アプリで体調管理する。(10代・女性)

・運動と食事管理を徹底している。(30代・女性)

・ピルを飲む。(30代・女性)

・冷えとむくみ解消のマッサージを日常的に行っている。(30代・女性)

・早めに薬を飲む。(40代・女性)

・生理前にアロマブレンドオイルを下腹部や腰に塗る。(40代・女性)

・できるだけ体を冷やさず、温めるようにしている。(40代・女性)

生理のつらさに対し、取り組みを行っている方は「薬を早めに飲む」という対症療法だけでなく、「ピルの服用」といった根本的な治療法を取り入れています。

また、「運動と食事管理」「冷え解消マッサージ」「アロマオイルの使用」など、日常生活の中で体を温め、血行を良くするためのセルフケアを重視する傾向が見られます。

若年層では「アプリでの体調管理」といったデジタルツールを活用した予防的なアプローチも見られました。


■まとめ

今回は、生理への理解不足に関する調査を行い、その結果について紹介しました。

女性の過半数が生理について職場や学校で「理解されにくい」と感じている深刻な実態が浮き彫りになりました。

つらい症状は「腹痛」が最多ですが、「イライラや落ち込み」といった精神的な不調も深刻です。

職場では「仕事優先」や「男性が多い」ことによる言いづらさ、「生理は病気ではない」という無理解な言葉が負担となっています。

一方、具体的な対策をしている方は少数派ですが、ピルの服用やアプリでの体調管理、温活やアロマなど、医療・デジタル・セルフケアを組み合わせた多角的な対策が取られています。

生理中の就寝時や立ったり座ったりを繰り返す際、経血が漏れていないか気になる方は、シーンに合わせて選べる機能性素材のショーツを選んでみてはいかがでしょうか。

<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社NEXERとAngelite(アンジェライト)による調査」である旨の記載
・Angelite(アンジェライト)(https://angelite.jp/)へのリンク設置

【Angelite(アンジェライト)について】

販売業者:カフカ株式会社

代表責任者:中西 栄雄

所在地:〒150-0013 東京都 渋谷区 恵比寿4-22-10 ebisu422 2F

TEL:03-6455-7600

【株式会社NEXERについて】
本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、リアルショップサポート、WEBサイト制作

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