富士薬品、静岡県御殿場市と包括連携協定を締結

~市民の健康づくりを推進し地域活性化を目指す~

株式会社富士薬品のプレスリリース

医薬品の開発から製造・販売までを行う複合型医薬品企業の株式会社富士薬品(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役社長:高柳 昌幸、以下「富士薬品」)は、2025年11月10日(月)、静岡県御殿場市(市長:勝又 正美)と包括連携協定を締結いたしました。

富士薬品は本協定をもって御殿場市と連携し、配置薬販売の事業活動を通じて、セルフメディケーション(※1)強化をはじめ、健康情報の発信や、高齢者等への見守りサービスなど、次の7項目に取り組みます。それにより、御殿場市民の健康づくりを推進し、もって地域の活性化への貢献を目指します。

同日、御殿場市役所において、包括連携協定締結式を行いました。

協定締結式(左から、御殿場市長 勝又 正美氏、株式会社富士薬品 配置事業本部 配置営業統括部 第3営業部 部長 橋本 健作)

(※1)セルフメディケーションとは、自分の健康状態や生活習慣に気を配り、不調の際は市販薬を使って病気の予防・治療にあたること。

【連携協定の7項目】

(1)セルフメディケーションの強化に関すること:配置薬販売は、ご契約いただいているお客様のご自宅を定期的に訪問する「廻商」スタイルのビジネスです。厚生労働省の定めにより、配置薬販売の営業員は原則として、登録販売者(※2)の資格を有しています。この仕組みと専門知識を生かし、配置薬販売の営業員はお客様のお宅を訪問した際に、一般用医薬品(OTC医薬品)の適正使用の啓発を行うほか、市営イベントへの参加などを通じて、地域の皆様のセルフメディケーションを支援する取り組みを実施します。

(2)情報発信に関すること:配置薬販売の営業員は、お客様のお宅を訪問した際に、生活習慣病や季節に応じた健康情報の提供や疾患啓発を行うほか、健康診断やワクチン接種の呼びかけなどを行います。

(3)高齢者等の見守りサービスに関すること:ご高齢の方のいらっしゃるお宅を訪問した際には、積極的な声かけや、お困りごとの相談対応を行うほか、日々の営業活動の中で、市の見守りネットワークにも参加し、徘徊者等の捜索への協力も行います。

(4)防災・災害対策に関すること:災害への備えとして、平常時から市の公共施設への配置薬の設置を支援し、災害発生時にはこれを防災救急箱として無償提供します(※3)。また、災害発生時には、御殿場市のご要望に応じて、避難所などへ医薬品を無償提供します。その他、御殿場市民の防災への意識向上のため、防災・災害対策情報のチラシの配布を行います。

(5)道路保全に関すること:営業員が廻商中に道路損傷等の異変に気づいた場合、オンラインフォームを通じて随時御殿場市に報告を行います。

(6)SDGsの推進に関すること:御殿場市が運営する官民連携プラットフォーム「御殿場SDGsクラブ」に加入し、普及啓発や会員同士の交流を目的としたイベント等へ参加していきます。

(7)その他:本協定の目的を達成するために必要な事項を、御殿場市と協議のうえ実施します。

(※2)登録販売者とは、一般用医薬品(OTC医薬品)の販売に必要な専門資格。医薬品の専門の知識を持ち、薬剤師しか販売できない第1類医薬品を除く一般用医薬品を販売することができます。

(※3)「配置薬」のご契約中のお客様が被災された場合、従前より無償で提供しています。

協定の背景

富士薬品は、「とどけ、元気。つづけ、元気。」のスローガンのもと、ひとの元気なくらしを支え続けることを使命に掲げ、配置薬販売をはじめ、ドラッグストア・調剤薬局、医薬品の開発・製造を通じて、地域の人々の生活に寄り添う良質なサービスの提供に努めています。特に配置薬販売においては、御殿場市のご家庭や企業を合わせ、現在約1,800軒のお客様にお使いいただいています。昨今では、地方自治体が取り組む地域住民の健康づくりや地域の防災・災害対策を、配置薬販売をはじめ、富士薬品の事業活動を通じて支援すべく、地方自治体との連携協定の推進に取り組んでおります。

一方、御殿場市は、来年度からのまちづくりの指針である「第五次御殿場市総合計画(基本構想)」において、将来都市像「緑きらきら、人いきいき、未来へつなぐ交流都市 御殿場」の実現に向け、前構想に引き続き、市民・企業等・行政が協働して地域課題に取り組む「協働・計画推進」を政策方針の1つに掲げています(※4)。また、政策方針「笑顔あふれる健やか・福祉のまちづくり」においては、誰もが希望を持って明るく健康に暮らすことができるように、社会福祉の充実を図り、地域で支え合う健やかな福祉のまちづくりを進めるとしています。

そこで富士薬品は、自治体連携の取り組みの一環として、配置薬販売の事業活動を通じて御殿場市の取り組むまちづくりを支援すべく、連携協定の締結に至りました。自治体との連携協定は、これにより35例目となり、静岡県においてはの取り組みとなります。

富士薬品は御殿場市と連携し、御殿場市の発展と市民サービスの向上、それによる地域の活性化に貢献してまいります。

(※4)「第五次御殿場市総合計画(基本構想)」https://www.city.gotemba.lg.jp/gyousei/g-2/g-2-1/29474.html

富士薬品について

富士薬品は、1930年富山県富山市における配置薬販売業の創業からスタートし、現在では配置薬販売事業に加えて、ドラッグストア・調剤薬局事業、医薬品製造事業、医薬品研究開発事業、医療用医薬品販売事業を展開する複合型医薬品企業です。スローガン「とどけ、元気。つづけ、元気。」のもと、富士薬品グループ全体で日本全国に1,273店(2025年3月末時点)を展開する「セイムス」ブランドを中心としたドラッグストアと、全国に広がるラストワンマイルを埋める配置薬販売ネットワークを生かし、誰もが豊かな人生を送れる社会の実現に向けて、人々の暮らしのあらゆる場面で寄り添い、元気な生活を支え続けてまいります。

株式会社富士薬品 会社概要URL:https://www.fujiyakuhin.co.jp

社名

株式会社富士薬品

代表者

代表取締役社長 高柳 昌幸

所在地(本社)

〒330-9508 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4丁目383番地

事業内容

医薬品等の配置薬販売事業、ドラッグストア・調剤薬局事業、

医薬品製造事業、医薬品研究開発事業、医療用医薬品販売事業

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