生体データ×主観指標の統合で、社会の意見分布とウェルビーイングの新たな洞察へ
スペースシードホールディングス株式会社のプレスリリース
スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表:鈴木健吾)の子会社であるリジェネソーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐久間善太郎、以下「リジェネソーム」)は、防衛装備庁 防衛イノベーション科学技術研究所より委託を受けて実施される「社会シミュレーションプロジェクト※」において、採択企業の一つとして選定されたことをお知らせいたします。
※ 社会シミュレーションプロジェクトのWebサイト https://future-society-project.jp/
本事業は、急速に変化する社会の意見分布や心理状態を高精度に予測する新しい技術の研究開発を支援するものです。このたび、リジェネソームが申請した提案『ウェルビーイング指標×生体データ統合で描く「社会意見分布」予測』が採択され、先導的なプロトタイプ開発に着手することになりました。
プロジェクト背景と意義
現代社会では、SNSやオンラインメディアの普及により社会の意見形成や価値観の多様化が急速に進み、政策・経営判断を行う上での不確実性が増しています。リジェネソームはこの問題に対し、「生体データ×心理指標×社会ダイナミクス」の三つのパラメータを統合することで、従来の統計では見えにくかった“社会の兆し”を検知する新しい予測技術の確立を目指しています。
今後の展望
リジェネソームは本プロジェクトを通じ、社会科学・医療・セキュリティなど多層的な領域と連携し、老化・健康・メンタル領域の知見を応用した新モデルの開発に取り組んでまいります。さらに、採択プロジェクト参加者によるコミュニティの創設にも参画し、知見共有や解決策創出の場を広げていく予定です。
リジェネソーム株式会社について
リジェネソームは、ナノ粒子であるエクソソーム等を活用し、老化抑制や再生医療の新しいソリューションを提供することを目指しています。各種細胞が作るエクソソームの詳細な解析とともに、分子生物学的にナノ粒子をデザインすることで、それらが生体にどのように機能するかを解明しています。これにより、ナノ粒子を応用した医療技術の開発や、宇宙医学分野における新たな解決策を提案し、健康寿命の延伸とともに人類の宇宙進出に貢献することを目指しています。
スペースシードホールディングス株式会社について
スペースシードホールディングスは、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、投資活動、研究活動ならびに事業創出を行う宇宙系ディープテックベンチャービルダーです。発酵とロンジェビティー技術の社会実装を支援する「Fermentation and Longevity Fund」プログラムの運用などを軸に、社会課題を解決する事業の創出に取り組んでいます。2040年までに各種ステークホルダーとともに、人類が宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。