秋冬に気になる「かかと・手・すね」の乾燥悩みを徹底調査。8割以上が毎日ケアを実施し、保湿力と使い心地を両立したアイテムのニーズが高まる実態が明らかに。
株式会社FoRのプレスリリース
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■ 秋冬のボディケアで最も重視されているのは「保湿力」。一方で“べたつきにくさ”や“速乾性”など使用感へのニーズも顕著に
■ 「かかと」「手」「すね」など乾燥トラブルが多様化。年代が上がるほど乾燥を感じる部位が広範囲に
■ 「オールシーズン使えるアイテム」「美容成分が入った高機能アイテム」など、機能性と快適さを求める声が拡大
■20代は手軽さ・香り重視、30〜40代は保湿重視&“ながらケア”を取り入れる傾向に
調査概要
調査方法:アンケート調査
調査期間:2025/10/03〜2025/10/10
調査対象:20代〜60代の女性
対象者数:100名
調査項目:「秋冬のボディケア」に関するアンケート
アンケート結果
「手を洗ったあとすぐガサガサする」
「かかとが硬くてストッキングが破れそう」
「保湿したいけど、布団やパジャマにクリームがつくのが気になる」
そんな秋冬特有の乾燥悩みを抱える人が年々増えています。
秋冬は気温と湿度が同時に下がり、肌の水分・油分が不足しやすい季節。さらに夏の紫外線ダメージが遅れて現れやすく、「乾燥×ダメージ」が重なり、肌トラブルが起こりやすくなります。
今回、株式会社FoRが運営するコスメ・スキンケアプラットフォーム『ONEcosme』では、20代〜60代の女性100名を対象に秋冬のボディケア事情を調査。
「乾燥しやすい部位」「使っているケアアイテム」「重視ポイント」など、女性たちのリアルなボディケア事情が見えてきました。
本リリースでは、年代別の傾向や使用アイテムの特徴をもとに、秋冬のボディケアの実態を詳しく紹介します。
今回アンケートにご協力いただいた100名の各年代の比率は、以下です。
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20代 16.0%
-
30代 54.0%
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40代 21.0%
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50代 6.0%
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60代以上 3.0%
【秋冬に乾燥しやすい部位は?また、最も乾燥しやすい部位はどこですか?】
秋冬の乾燥悩みについて聞いたところ、全年代に共通して「かかと」や「手」など、露出や摩擦の多い部位で乾燥を感じる人が多く見られました。
一方で、年齢が上がるほど乾燥を感じる部位が広範囲または多様化する傾向があります。
以下は、年代別肌悩みの回答です。
<年代別に見た乾燥悩みの回答比率(複数回答)>
|
かかと |
ひじ |
すね |
手 |
全身 |
|
|---|---|---|---|---|---|
|
総合 |
71.00% |
35.00% |
36.00% |
58.00% |
30.00% |
|
20代 |
75.00% |
37.50% |
18.75% |
56.25% |
37.50% |
|
30代 |
68.52% |
31.48% |
42.59% |
64.81% |
25.93% |
|
40代 |
61.90% |
28.57% |
23.81% |
38.10% |
38.10% |
|
50代 |
100.00% |
66.67% |
66.67% |
66.67% |
66.67% |
|
60代 |
66.67% |
66.67% |
33.33% |
66.67% |
33.33% |
※各年代の総回答者数を基準に算出した割合
加齢やライフスタイルの変化とともに、肌の状態に合わせて部位別の保湿ケアを見直すことが大切です。
また、最も乾燥が気になる部位を聞いたところ、「手」が最多、次いで「かかと」が多い結果に。
手は水仕事やアルコール消毒など、日常的に外的刺激を受けやすいことが理由の一つと考えられます。
一方、かかとは角質が厚くなりやすく、乾燥が進行するとひび割れなどが起こりやすいため、日々の保湿ケアが欠かせない部位です。
ケア方法としては、手洗い後すぐにハンドクリームを塗ることで水分を閉じ込め、乾燥を防ぐのが効果的です。
また、入浴後の柔らかくなったかかとに保湿クリームをなじませ、靴下で覆うことで潤いをキープしやすくなります。
乾燥を感じやすい季節こそ、朝晩の保湿を習慣化し、こまめなケアを心がけることが重要です。
【秋冬の乾燥でどのような症状が出やすいですか?/乾燥対策として使用しているボディケアアイテムは何ですか?】
秋冬に最も多く見られた乾燥症状は「かさつき」でした。
肌表面がざらついたり白く粉をふくなど、乾燥の初期段階で起こりやすいサインです。
こうしたときは、お風呂上がりの肌が湿っているうちに、ボディクリームを広範囲になじませ、うるおいを逃がさないようにすることがポイントです。
次に多かったのは「ひび割れ」。
特にかかとや指先など角質が厚い部位に起こりやすく、乾燥が進むと痛みを伴うこともあります。
ひび割れが気になる場合は、角質を削りすぎず、保湿力の高いクリームを重ねづけして保護するケアがおすすめです。
また、「粉ふき」や「かゆみ」を感じる人も多く、肌の水分不足やバリア機能の低下が影響していると考えられます。かゆみは掻くことで悪化しやすいため、刺激の少ない保湿剤を選び、こまめな重ね塗りで肌を落ち着かせることが大切です。
さらに、「赤み」や「肌のつっぱり」など、敏感に傾きやすい症状も一定数見られました。
洗浄時の摩擦や熱いお湯は負担になるため、ぬるめのシャワーに切り替えたり、低刺激処方のスキンケアへ見直すことで、乾燥による不快感を和らげやすくなります。
また、秋冬の乾燥対策で最も多く使われていたのは「ボディクリーム」でした。
入浴後の肌が柔らかい状態で塗ることで水分を閉じ込めやすく、保湿ケアの基本アイテムとして広く支持されています。
2位の「ハンドクリーム」は、手洗いや消毒が増えた現在では生活必需品に。バッグや職場に常備し、こまめに塗り直す“携帯ケア”が習慣化している様子が見られました。
同率3位には「入浴剤」と「乳液」がランクイン。
入浴剤は保湿とリラックス効果を兼ね備え、乾燥が気になる季節に取り入れる人が増加。
乳液は“顔と体を同じアイテムで保湿する”スキンケア延長タイプの支持があり、時短ケアとして注目されています。
美容意識の高い層からは、セラミド・シアバター・ナイアシンアミドなどの高保湿成分を配合したボディ美容液や、角質ケアと保湿を同時に行えるスクラブ、温感タイプのバームなど、機能性の高いアイテムが注目されています。
さらに、就寝中に使う手袋やかかと靴下などのナイトケア用品も関心が高く、目的に合わせてアイテムを取り入れる人が増えている印象です。かかとには専用クリームやスティック、乾燥が強い部分にはパックなど、部位に合わせてケアを追加する方法にも関心が寄せられています。
こうした多様なアイテムがある中で、実際にボディケア用品を選ぶ際、どのポイントが重視されているのでしょうか。
【ボディケアアイテムを選ぶ際に最も重視する点はどこですか?/使用頻度はどれくらいですか?】
ボディケアアイテムを選ぶ際に、最も重視されていたのは「保湿力」でした。
全体の約半数が保湿性を優先しており、乾燥が気になる秋冬シーズンでは“しっかりうるおうこと”が基本条件となっていることが分かります。
次いで多かったのは「べたつきにくさ」。保湿力は欲しいものの、塗った直後の不快感や衣類への付着を避けたいという声も多く、快適な使用感を重視する傾向が見られました。
そのほか、「価格」「香り」「口コミ」「肌悩みに合うか」といった要素も選ぶ際の基準として挙げられています。
ボディケアアイテムの使用頻度として最も多かったのは、「1日1回」で、さらに「朝晩の2回使う」という人も3割以上と、全体の8割以上が日常的にケアを継続していることがわかりました。
ボディケアは“毎日続けること”が最も効果的で、特に秋冬は1日1回以上の保湿が推奨されています。お風呂上がりの柔らかい肌に塗ると浸透しやすく、乾燥予防にもつながります。
一方で、「乾燥が気になったときだけ使う」「週に数回程度」といったスポット派も一定数存在し、ケア習慣には個人差が見られました。
全体として、秋冬は乾燥対策への意識が高く、多くの人が継続的な保湿ケアを取り入れていました。日々の丁寧なケアは、季節特有の乾燥トラブルを防ぐうえでも欠かせないポイントといえそうです。
【秋冬にボディケアにかける1ヶ月の平均予算はどのくらいですか?/ボディケアの内容は季節毎に変えていますか?】
秋冬のボディケア予算については、「1,000〜3,000円」と「1,000円未満」がそれぞれ約4割を占め、8割以上が3,000円未満でケアを行う“プチプラ中心”の傾向が見られました。手頃な価格帯のアイテムを上手に取り入れ、無理のない範囲で続けている人が多いようです。
一方、「3,000〜5,000円」と答えた人は1割程度と少なく、高価格帯アイテムを使う層は限定的でした。
全体としては “コスパ重視” で取り入れやすさが選ばれるポイントとなっています。
また、季節ごとのケアの違いについては、「少し変えている」人が最多で約半数、「大きく変えている」を含めると約7割が季節に応じてケアを調整していました。反対に「特に変えていない」という人も3割以上おり、季節要因に対する意識には個人差があることも分かりました。
春は花粉、夏は紫外線と汗、秋は乾燥のはじまり、冬は深刻な乾燥と、季節ごとに肌悩みは変化します。
そのため、季節に応じてアイテムやケアの強度を見直す習慣が大切です。
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春:花粉によるゆらぎや赤みが起きやすいため、“低刺激&バリア機能補強”の保湿を中心に。
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夏:汗・皮脂・紫外線による負担が増えるため、“UV対策+軽めの保湿”を徹底。
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秋:乾燥の初期症状が出やすくなるため、“早めの保湿ケア”で冬に備える。
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冬:湿度・気温が下がり最も乾燥する季節。“こってり保湿&部位別ケア”が必須。
「顔はケアするけど、ボディはつい後回しにしてしまう…」という人は、この秋冬を機に、ぜひボディケア習慣を整えてみてください。
【今後、どんな特徴があるボディケア商品が欲しいですか?】
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保湿力が高く、塗ると肌が温かくなるような温感タイプのケア用品。寒くて乾燥しがちな季節に快適に使えそう。バームタイプには保湿力が高いが、固くて塗りにくい製品もある。塗りやすくて、しっかり保湿してくれる製品を見つけられると嬉しい。(50代)
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入浴後や就寝時に使うことが多いのですが、パジャマや寝具にボディクリームやハンドクリームが付きそうでいつも心配です。保湿力はそのままで塗った瞬間さらさらになるようなクリームを安価で買えると良いと思います。(50代)
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季節ごとに買い換えるのが大変で、またワンシーズンで使い切ることができないのでオールシーズン使えるボディケア商品が欲しいです(40代)
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爪や爪周りの皮膚を乾燥から守る商品(50代)
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スマホやタブレットの操作に対応した手荒れ対策の手袋がほしいです。ハンドクリームを塗った後手袋をつけますが、スマホがうまく使えないのでイライラします。(40代)
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艶肌、水光肌になれる、韓国のボディケア商品は気になっていてほしいです。あと、温かくなるタイプ。(40代)
今後のボディケア商品には、保湿力・快適さ・美容効果・実用性を兼ね備えたアイテムが求められることが明らかになりました。
まとめ・考察
今回の調査では、秋冬のボディケアにおいて最も重要視されていたのは「乾燥対策」であることが明らかになりました。
特に「かかと」「手」「すね」などの乾燥しやすい部位では、8割以上の人が“1日1回以上”の保湿を習慣化しており、日常の中でこまめなケアが定着している様子がうかがえます。
使用アイテムは「ボディクリーム」「ハンドクリーム」が中心で、選ぶ際は“しっかり潤うこと”に加えて、「べたつかないテクスチャー」「香り」「速乾性」などの“使いやすさ”も重視されていました。
さらに近年は、美容成分を配合した艶肌ボディケアや、スマホ操作ができる保湿手袋など、生活シーンに合わせた高機能アイテムにも注目が集まっています。
ボディケアもスキンケア同様、悩み・目的・使用シーンに合わせて選ぶ“パーソナライズ化”が進んでいる様子が見て取れました。
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私たちについて
ONEcosmeは30代〜50代の肌悩みが増える世代を中心に、美容に関心の高いユーザーが利用する月間利用者数は180万人以上の美容プラットフォームです。取引者数は150社を超え、月間5,000万回以上のリーチを記録しています。また、商品掲載数は17,000件以上にのぼります。悩みに特化したメディアのため、購買意欲の高いユーザーにリーチしやすいのが特徴です。
「あなたの悩みに1つだけのコスメが見つかる」世界を目指して、徹底的に商品の検証や比較を実施し、コラム記事やタイプ別診断、商品レビューを掲載しています。コラム記事では編集部が実際に製品を一定期間使用したうえで、ユーザーに具体的に使用後のイメージを伝えて購入の参考にできる情報を提供しています。
LINE@やInstagramの配信によって、サービスの認知拡大を目指し、LINEの友達登録者数は約15万人、Instagramフォロワーは2.5万人を突破しました。(2025年11月20日時点)
【会社概要】
社名:株式会社FoR/FoRINC.
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8b
代表者:代表取締役CEO高橋知暉
事業内容:メディアプラットフォーム事業
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