自動車用電球製造の大井川電機、「機能性表示食品」として幻のきのこ「ホホホタケ」本格出荷・営業開始

~ 中高年の認知機能『言語記憶力』『単純注意力』維持の成分評価取得 ~

株式会社大井川電機製作所のプレスリリース

自動車用電球製造・販売の株式会社大井川電機製作所(本社:静岡県島田市、代表取締役社長:佐々木 孝行)は今秋から、含有成分「エルゴチオネイン」の機能性が科学的根拠に基づき評価された「機能性表示食品」(届出番号: J415)として、同社が生産・出荷するはなびらたけの「ホホホタケ®」の本格的な出荷を開始しました。

 

 今回、機能性表示食品として評価された成分のエルゴチオネインに関する情報は、今秋から「ホホホタケ」の全パッケージに記載されます。エルゴチオネインは、継続的に摂取することで、中高年の認知機能の一部である、人名や物の名称などを記憶・想起する「言語記憶力」や、物事への注意を集中・持続する「単純注意力」を維持に役立つことを消費者庁に報告し届出が受理されています。はなびらたけは、標高1,000メートル以上の高山で自生し、採取が困難で希少なことから「幻のきのこ」として知られています。また、きのこの中でもはなびらたけは、白い花びらのような見た目と優れた食感に加え、栄養素が豊富で免疫機能を促進することから、料理人からも高く評価されています。

機能性表示食品が記載された「ホホホタケ」のパッケージ
白い花びらのような見た目で、高品質の「ホホホタケ」
白い花びらのような見た目で高品質の「ホホホタケ」

「ホホホタケ」は、秋から冬(9月〜12月)が最も需要が高く、春夏は売上が低迷するという課題がありました。今回、「機能性表示食品」として表示することにより、他のはなびらたけに対する競争力・比較優位性の向上を図るとともに、健康志向の高い消費者への訴求力を高め、営業・販売戦略を強化し、春夏期の需要低迷の解消、季節を問わず販売できるきのことして「ホホホタケ」の営業力の強化を目指します。

 

生産方法を確立した2018年度、売上150万円/月だった「ホホホタケ」は、営業・マーケティング活動の強化により、現在は約1,000万円/月へと拡大しました。今回、機能性表示食品としての評価を受け、パッケージ表示が可能となったことで、さらなる認知向上と拡販を進め、1年後には売上2,000万円/月を目指します。

 

 今回の健康志向に対する取り組みも評価され、ロート製薬株式会社のグループ会社 株式会社ロート ウェルコートが運営する健康的な食事を提供する「ロートレシピ 梅田NU茶屋町プラス店」(大阪府大阪市)や、鉄板焼ステーキの専門店「喜扇亭(きせんてい) 名古屋ミッドランドスクエア店」(愛知県名古屋市)、株式会社フォーユーが運営する介護施設(静岡県静岡市)などで「ホホホタケ」の採用が進んでいます。

「ホホホタケ」を利用した料理例: 喜扇亭の「玉蜀黍のソース」
「ホホホタケ」を利用した料理例: ロートレシピの「やみつき胡瓜」

大井川電機では2014年に新規事業として“きのこ事業”を中核事業に育てることを目指し、はなびらたけの研究と生産を決定しました。2018年に独自の栽培・生産方法を確立し、2020年に総額2億円を投じ、月間最大6万パック(80グラム/1パック)のはなびらたけの安定供給・出荷が可能な新生産拠点を稼働させ、本格的な量産体制を整えました。2021年にはブランド名を「ホホホタケ」に刷新し、企業理念に沿ったブランド価値の確立を図りました。

 

大井川電機では、自動車メーカーの厳しい品質管理基準に基づく監査のもと、品質、安全衛生、納期遵守を重視しながら、電球の生産管理を行ってきました。電球製造で培ったモノづくりのノウハウを活かし、厳しい製造・品質管理体制のもと、衛生・温湿度・手順・品質・発送など厳格な管理基準を設け、安心安全で高品質なはなびらたけを生産、従来の農家のように天候や農作物の生育環境などに左右されることなく、一年を通じて出荷先への安定供給が可能です。そのため、市場、仲卸業者、食品スーパー、料亭などから高い評価を得ています。

 

昨今、車のEV化や自動運転など世界の自動車産業は急激に変化し、自動車のあらゆる部品が入れ替わるなど、部品を生産する下請け企業にも変革が求められています。

 

大井川電機では1967年の創業からこれまで、国内外の自動車メーカーに、ウィンカーやテールランプ用など、合計数十種類の照明用電球を月間約1千万個生産・販売し、現在までに市場に約50億個の電球を出荷、年間約20億円を売上げてきました。しかし、業界を取り巻く環境変化と自動車電球の発光ダイオード(LED)化に伴い、売上が減少傾向にあったため、自動車産業で長年培ってきた電球製造の厳格な品質管理と生産体制のノウハウを活かした新規事業への参入を検討し、はなびらたけの栽培方法の研究を開始しました。

大井川電機では、はなびらたけの温湿度管理、二酸化炭素濃度のコントロールなどの研究を重ね、市場に高品質なはなびらたけを安定供給ができるような体制を整えました。

 

 現在、大井川電機製作所の“はなびらたけ”「ホホホタケ」や「ホホホの子」は、静岡県内の「道の駅 掛川」、「KADODE OOIGAWA」、割烹料理「ふじの」、フランス料理「三枝商店」、「大井川鐵道 川根温泉ホテル」、島田駅前の創作料理「C-2 HINODE」、島田市内小中学校の給食、島田市のふるさと納税の返礼品などで、都内のクイーンズ伊勢丹、一流料理店やホテル、その他、量販店や自社サイトなどでも販売されています。

大井川電機の自動車電球
大井川電機の自動車電球 製造工場
大井川電機のホホホタケ生産拠点

※本品は特定保健用食品と異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません。届出の科学的根拠などの情報は消費者庁のWebサイトで確認できます。

(機能性表示食品の届出情報検索: https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/

 

*「ホホホタケ」は株式会社大井川電機製作所の登録商標です。

■ 株式会社大井川電機製作所について

1967年創業の大井川電機製作所は「社会貢献」「人間尊重」「継続企業」の3つを企業理念に事業を展開。電球製造を基本に、クリスマス球の製造から始まり、懐中電灯、自動車の小形電球の製造販売を開始し、照明部品で国内外の自動車産業を支えてきました。環境の変化に挑戦すべく、2020年、新たな事業として“幻のきのこ”はなびらたけの生産・販売を本格的に開始しました。

https://www.oigawa.com/

・はなびらたけ「ホホホタケ」について: https://hohohotake.com/

・はなびらたけ「ホホホタケ」販売サイト: https://oigawa-kinoko.com/shop/shop.html

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