SHIN4NY、サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズ、音声解析と生成AIで作る次世代型メンタルケアロボットの開発に着手

SHIN4NY株式会社のプレスリリース

SHIN4NY株式会社（本社：神奈川県小田原市、代表取締役：工藤ルカ）、以下「SHIN4NY」）と株式会社サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズ（本社：東京都港区、代表取締役：富田敦彦、以下「サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズ」）は音声解析によってストレスやメンタル状態を測定するスマートヘルスツール「Care Cube」（以下「Care Cube」）に、Care Cubeが測定したデータを生成AIで分析することによるレポート機能を搭載する開発（以下「本開発」）を実施することとなりました。なお、本開発は神奈川県立産業技術総合研究所による次世代事業創出デザイン支援事業の一環として行うものです。

【背景】

近年、企業の持続可能な成長や人材の安定確保の観点から、「健康経営®」の重要性が一層高まっています。従業員一人ひとりの心身の健康は、企業全体の生産性や業績に直結しており、多くの企業にとって、継続的かつ実効性のある健康支援の仕組みを構築することが重要な課題となっています。この課題に答えるべく開発されたCare Cubeは、ユーザーの増加に伴い、様々な機能追加の要望が寄せられています。特に、現在Care Cubeは音声とグラフィック、数値による計測結果のフィードバックを行なっていますが、文章による計測結果のレポートに対して強い需要があることが把握されました。本開発はこの要望に応えるために実施するものです。

【生成AIによるメンタルヘルスレポートの作成へ】

本開発では、Care Cube が解析した音声データを生成AIに取り込み、利用者一人ひとりに最適化されたメンタルヘルス改善策を提示することを目指しています。

生成AIには、心理カウンセリングの豊富な実務経験をもつ臨床心理士・公認心理師の専門知識を反映させており、科学的根拠に基づくパーソナライズドなフィードバックの提供が可能となります。

【HeartvoiceとCare Cube】

Care Cubeは、サウンド＆ヴィジョンテクノロジーズの顔認証AI端末に、SHIN4NYの「話しかけるだけで心の調子を可視化する」音声解析エンジンHeart Voiceを搭載した、端末とクラウドアプリケーションから構成される法人向けスマートヘルスサービスです。約3秒程度の話しかけにより、その時点でのストレス状態を自動で測定・可視化することができます。取得された計測データは、個人の登録情報に紐づけられ、専用のWebサイト上で閲覧・管理することが可能です。日々の計測を継続することで、ストレスに起因する心の健康の不調やトラブルの兆候を予測することができると期待されています。

※Care Cubeは、医療機器ではありません。安全性を確認し、医療機器とは異なる製品として開発しています。