国内最大のオンラインカウンセリング「うららか相談室」にて、科学的根拠に基づく不眠解消プログラムを提供開始。eラーニング×心理士の伴走支援で、薬に頼らない睡眠の質の向上をサポートします。
株式会社ココドコロのプレスリリース
提供サービスについて
株式会社ココドコロ(本社:東京都中野区、代表取締役:遠山慎一)は、オンラインカウンセリング「うららか相談室」にて、精神科医と共同開発したCBT-I(不眠の認知行動療法)をベースとした睡眠改善プログラムの提供を開始します。
本プログラムは、不眠の認知行動療法(CBT-I)の臨床研究を行う精神科専門医・古川由己先生と共同開発したeラーニングと心理士によるオンラインサポートを組み合わせた構成です。日常生活の中で無理なく実践できるよう設計されており、自宅で継続しやすい内容となっています。
プログラム詳細:https://www.uraraka-soudan.com/courses/cbt-i
提供背景
日本では、一般成人の30〜40%が何らかの不眠症状を抱え、慢性的な不眠症は約10%にのぼるとされています(※1)。不眠は、集中力や気分、作業効率など日中機能の低下を招き、生活や仕事の質に大きな影響を与えます。
一方、国際的には不眠の認知行動療法(CBT-I)が第一選択として推奨されているにもかかわらず、提供できる専門家が少ないことや通院時間の制約などにより、十分に普及していない現状があります。
うららか相談室では、オンラインの利点を活かし、eラーニングで学ぶ → 日常で試す → 専門家が伴走して振り返るという流れを在宅で実現できる仕組みを整えることで、エビデンスにもとづく支援を継続しやすい形で提供します。
不眠の認知行動療法(CBT-I)について
CBT-I(Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)は、不眠の要因となっている考え方(認知)と行動を整えることで“眠る力”を回復させる科学的アプローチです。世界のガイドラインでは睡眠薬より優先されている科学的手法です。
また、不眠の認知行動療法(CBT-I)では、4〜8週間で、7〜8割の方が症状の改善を実感できることとされています。(※2)
[c] 日本睡眠学会睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン. 2014. / [d] De Crescenzo, et al. Lancet. 2022. / [e] Furukawa Y, et al. Psychiatry Clin Neurosci. 2024.
[f] 米国睡眠学会不眠症の行動・心理的治療ガイドライン2021 (PMID: 33164742)./ [g] Furukawa Y, et al. JAMA Psychiatry 2024.
プログラム概要
名称:不眠の認知行動療法(CBT-I)による睡眠改善プログラム
方式:オンライン完結(eラーニング+メッセージサポート)
主な内容:医師共同開発のeラーニング、睡眠日誌などのワーク、心理士によるフィードバックなど
期間:8週間
共同開発・監修:古川 由己(精神科専門医・臨床研究者/東京大学・ミュンヘン工科大学)
価格:33,000円(税込36,300円)
対象:18歳以上の不眠に悩む方(詳細な適応条件はプログラム詳細ページを参照)
お申込みページ:https://www.uraraka-soudan.com/courses/cbt-i
※本プログラムは医療行為ではありません。服薬中の方は主治医とご相談ください。
共同開発・監修者コメント
精神科専門医・臨床研究者 古川 由己
科学的根拠に基づいた不眠改善の方法を、自宅で・自分のペースで安心して実践できるように設計しました。眠れない夜のつらさに寄り添いながら、無理なく取り組めるよう配慮しています。多くの方が、少しずつでも眠りの質を取り戻し、日々をより健やかに過ごせるよう願っています。
うららか相談室について
うららか相談室は、悩みや不安・ストレスを抱える人が、臨床心理士や公認心理師などの750名以上のカウンセラーにオンラインで気軽に相談できる、国内最大のオンラインカウンセリングサービスです。(※3)
ビデオ・電話・メッセージなど、自分の好きな方法で相談ができ、日時や相談内容・カウンセラーの資格などの検索条件から、自分に合いそうなカウンセラーを探し、最短当日から相談していただくことができます。
うららか相談室を利用された93%の方が「継続的に利用したい」と回答しており、多くの方にご満足いただいております。(2024年1月利用者アンケート結果)
・うららか相談室サービスサイト(個人利用向け)
https://www.uraraka-soudan.com
・法人カウンセリングご案内ページ
https://www.uraraka-soudan.com/corporation
導入の検討をされている団体・法人担当者様は、上記法人カウンセリングご案内ページのお問い合わせよりご連絡いただくか、info@uraraka-soudan.com まで、お問い合わせください。
共同開発・監修者概要
◆監修・共同開発者:古川由己
◆略歴: 精神科医、臨床研究者。名古屋市立大学医学部卒業後、南生協病院での初期研修を経て、東京大学医学部附属病院精神神経科、東京武蔵野病院で専攻研修。日本専門医機構認定精神科専門医、精神保健指定医。患者さんの多くが不眠症に悩んでいることに気づき、不眠の認知行動療法(CBT-I)と出会い実践、その効果を実感。臨床と並行して研究に従事し、不眠症治療として睡眠薬よりもCBT-Iが短期的にも長期的にも有効であることを明らかにした(PCN, 2024)。また、CBT-Iに含まれる要素の中で有効な要素を明らかにし、JAMA Psychiatryに論文を発表。Clarivate社のHot Papers(上位0.1%論文)に認定された。朝日新聞、BSフジ『ガリレオX』など多くのメディアに取り上げられた。CBT−Iの啓発に取り組み、本ブログを機に『ねころんで読める(けどねころんじゃいけない)不眠症』(メディカ出版)を出版。
◆ホームページ:https://yukifurukawa.jp
◆Researchmap: https://researchmap.jp/yk_frkw
株式会社ココドコロ 会社概要
◆名称:株式会社ココドコロ
◆所在地:東京都中野区中野4丁目10-2
◆代表者:代表取締役 遠山慎一
◆設立:2018年10月
◆ホームページ:https://www.kokodokoro.com
※1 (出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 不眠症)
※2 (効果には個人差があります。完全に症状がなくなることを保証するものではありません。また、全員が症状の改善を実感できることを保証するものではありません。)
※3 (オンラインカウンセリングを主軸とするサービスの登録カウンセラー数の公開数値を比較(2025年7月、株式会社ココドコロ調べ)