「Go Healthy with Taiwan」キャンペーングランドファイナル開催、受賞チームを発表

全世界から集まった6チームが、グローバル・ヘルスの未来を形作る3つの受賞イノベーションを選出する「Go Healthy with Taiwan」キャンペーングランドファイナルのため、2025年12月10日に台北に集結しました。台湾の主要な国際イノベーション・イニシアチブの一つであるこのコンペティションには、55カ国から638件の提案が寄せられ、ヘルスケア技術と国際的な連携におけるハブとしての台湾の存在感が高まっていることを示しています。

■3つの受賞イノベーションを発表

最高栄誉は米国、ウクライナ、スイスのチームに授与されました。受賞提案は、スマートヘルスケア、サイクリング技術、統合型スポーツ技術における最先端のソリューションを打ち出しています。

各受賞チームには、「無限の台湾」をテーマにしたトロフィーと3万米ドルの賞金が贈呈されました。

■ヘルスケア・イノベーションの国際的プラットフォーム

授賞式では、経済部国際貿易署（TITA）の胡啟娟（Susan Chi-Chuan Hu）副署長が、3つの受賞チームを発表し、表彰を行いました。胡副署長は、本キャンペーンのグローバルな意義を強調し、次のように述べました：「『Go Healthy with Taiwan』は単なる提言の募集ではありません。創造性を結びつけ、ヘルスケア産業を前進させるグローバルな旅なのです。台湾の産業力は引き続き世界中の参加者を惹きつけ、より健康的な未来を共に築くという共通のビジョンに、私たちを近づけています。」また、TITAは今後もグローバル・パートナーと緊密に連携し、人類の健康と福祉を推進していくと強調しました。

■6つのファイナリスト提案が示す世界のヘルスケア優先課題

最終選考に残った6つの提案は、母子の健康やスポーツ技術から持続可能な医療システムに至るまで、幅広い差し迫ったグローバルな課題に対応していました 。

ファイナリストのハイライト：

• 米国：アスリートの安全性とパフォーマンスを向上させるスマートテキスタイルによるモーションデータ収集 。

• ウクライナ：地政学的な混乱下におけるヘルスケア・システムの継続性 。

• スイス：エネルギー効率と環境への影響に焦点を当てた持続可能なヘルスケア技術 。

受賞した提案は、その創造性、拡張性（スケーラビリティ）、および異分野統合（クロスセクター・インテグレーション）が評価されました 。これらは、グローバルなヘルスエコシステムにおける台湾の地位を強化するという長期戦略と合致する重要な特質です 。

■台湾：世界的な連携を促進する「コネクター」

中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）の周 秀隆（Joe Chou）副秘書長は、今年の応募が5大陸に及び、前年比で60%増加したことに言及し、産業界との効果的な連携を実証したと評価しました。

周副秘書長は、台湾が今後もグローバル・コネクターとして、イノベーター、産業界、市場を結びつけ、台湾のヘルスケア技術の世界的な普及を加速させると断言しました。

■今後の展望：グローバルな影響力の推進

経済部国際貿易署は、最終選考に残ったチームが台湾企業とのパートナーシップを深め、国際的な連携を通じてそのソリューションを市場に投入することを期待しています。

「Go Healthy with Taiwan」は、長期的なイニシアティブとして、グローバルなイノベーション・プラットフォームを構築し、ビジネス機会を強化し、世界中の協調的な保健開発のための新しいモデルを刺激することを目的としています。

詳細については、公式キャンペーンウェブサイトをご覧ください：gohealthy.taiwanexcellence.org

■台湾エクセレンス賞について

■台湾経済部国際貿易署（TITA）について

経済部国際貿易署（TITA）は1969年1月に設立され、外国貿易と経済協力に関連する政策と規定の実施を担っています。

■台湾貿易センター（TAITRA）について

台湾貿易センター（TAITRA）は、1970年に台湾の対外貿易推進を目的に、台湾政府と業界団体の支援により設立された非営利公的貿易振興機構です。台北本部名称は中華民国対外貿易発展協会といい、台湾国内4ケ所の事務所と世界各地にある約60の海外事務所をネットワークして、台湾企業・メーカーの国際競争力の強化、海外企業のビジネスマッチング、世界市場への進出、外国企業の台湾調達、投資及び技術協力提携などサポートしています。