~ston s(ストンエス)を用いた深い呼吸による集中力・認知機能データの分析結果を発表~
BREATHER株式会社のプレスリリース
深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」や、呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」を販売するBREATHER株式会社(本社:東京都港区、代表者:代表取締役 立岡茂伸、以下、BREATHER)が手掛ける深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」を用いて業務時間中に深い呼吸を実施いただくことが、どのような使用状況において、どのような顧客体験につながるかを把握することを目的に、特に業務効率につながると思われる集中力や認知機能を中心に収集データの分析を東北大学加齢医学研究所発の医療・ヘルスケアサービススタートアップである株式会社CogSmart の協力の下に行い結果を発表しました。

■実施背景
2025 年5 月9 日、睡眠前に深い呼吸を取り入れることによる 睡眠の質向上 に関連する
調査リリースを発表いたしました。日頃から深い呼吸の可能性に着目し、深い呼吸を習慣
化させるデバイスを開発・販売するBREATHER は、睡眠だけではなく、業務中における
深い呼吸の可能性に着目し、本分析を行いました。
関連プレスリリース:睡眠前の深い呼吸の習慣化サポートデバイス(ストンエス)使用で睡眠の質が向上!?忙しい中でも“深い呼吸で睡眠投資”。夜の呼吸習慣のご提案
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000073545.html)
■実施概要
深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」(BREATHER 製/カフェインを含まない)の利用者の中で、業務時間中に本製品を用いた深呼吸を実施されており、今回アンケート回答や認知機能セルフチェックを実施された 30 名の利用者のデータを用いて、業務時間中の深呼吸の実施が利用者のどのような評価につながるのかを分析しました。
データ収集期間:2025 年3 月〜8 月
使用製品 :深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」
(BREATHER 製/カフェインを含まない)
解析対象者数 :計30 名(20 代~60 代の男性16 名、女性14 名)、
このうち認知機能セルフチェック実施例は25 名(男性15 名、女性10 名)
解析内容 :3か月間にわたり継続的に、業務時間中に「ston s(ストンエス)」を用いた深呼吸 を実施された利用者の中で、使用状況や使用感に関するアンケートに回答いただき、 また脳の健康度チェックツール「のうKNOW®」を用いたセルフチェックを実施され た利用者のデータについて分析を行いました。
■実施結果について
業務時間中に深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」を用いた深い呼吸を週平均2 回以上実施されている利用者では、脳の健康度セルフチェックにおける反応速度のスコア、および反応速度・注意力が影響する「集中力」のスコアにおいて高値を示すこと、および勤務時間中の深呼吸の頻度の増加に伴い、集中力が向上したとの回答率が増加する傾向があることがわかりました。
BREATHER は今回の結果をもとに、働く人のパフォーマンス向上に向けたアプローチを強化してまいります。なお、本データの解析は東北大学加齢医学研究所発の医療・ヘルスケアサービススタートアップである株式会社CogSmart の協力の下に行いました。
■深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」とは?
「ston s(ストンエス)」は、副交感神経のスイッチとして、集中や弛緩を促す「深い呼吸」に着目して生まれた、深い呼吸の習慣化サポートデバイスです。深くゆっくりとした呼吸を促しながら、カフェインやGABAが配合されたさまざまなフレーバーの味わいが楽しめます。ゆっくり深く吸い込むことで、吐き出す蒸気が見えにくくなるテクノロジーを搭載。充電不要・使い切りタイプのため、リモートワークやワーケーションといった様々な働くシーンや日常の場面で手軽に携帯でき、お試しいただけます。
参考)「のうKNOW®」による脳の健康度チェックの構成

出所:エーザイ株式会社『エーザイが提供する脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW®」』
※「のうKNOW」は、疾病の診断や予防を目的としたものではありません。
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■解析結果
結果①|脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW」による客観データ分析
脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW」による測定の結果、深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」を使用した週2回以上の深呼吸を継続的に実施した利用者は、「注意力・反応速度の総合評価(Composite Score A)」および「反応速度(Detection Score)」の両認知機能関連指標が高まる傾向が認められました。

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結果②|アンケートによる、深呼吸と集中力の主観データ
深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」の利用者アンケート結果を基に分析を行ったところ、ston sを使用した深呼吸の実施頻度と、「集中できた」との回答の割合の間に相関がみられる傾向があり、深呼吸頻度が高いほど、業務に集中できたと感じる利用者の割合が増える傾向があることが示唆されました。

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結果③|使用環境による効果実感の違い
深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」の利用者アンケート結果を基に分析を行ったところ、ston s使用時の「呼吸が深くなった」と感じる実感率には、使用環境により違いがみられました。ston sを使用した深呼吸を業務実施場所ではなく休憩所で実施している利用者では、業務実施場所で深呼吸をしている利用者よりも、今回の分析対象期間(12週間)において、常に高い実感率を示していました。ston sを活用した深呼吸においては、「使用する場所・環境」も効果実感に関わる重要な要素の一つと考えられます。

休憩所併用群における深呼吸実感の向上
効果実感は週次アンケート「直近1週間で、ston sを使うことで呼吸が深くなったと感じましたか?」に対し、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した週の割合
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■休憩所において深呼吸をした利用者の満足度およびリアルな声
ston sを用いた深呼吸に対する満足度調査では、6週間深呼吸を休憩所で実施している利用者では、満足度が70%と高い値を示していました。自由記述からも「静かな場所で集中して使えた」「手軽に気分を切り替えられた」といった声が多く寄せられ、使用環境の特性は、ston sを活用した深呼吸の効果実感に加え満足度向上にも関わる重要な要素の一つと考えられます。

そのほか「気分がスッキリした」「簡単に正しい呼吸ができる」などの声が多数寄せられ、12週間ston sを継続的に利用された方では58%が今後も継続して利用することを希望しており、一定の評価がされていました。さらに「ston s を福利厚生として導入したい」との意見も寄せられており、企業の人事・総務部門の方からの関心も高まりつつあります。
■専門家コメント
樋口 彰氏(株式会社CogSmart 代表取締役CEO/東北大学加齢医学研究所分野研究員)

今回のデータ分析において、「ston s」を週2回以上利用いただくことで、集中力に関わる「注意力・反応速度の総合評価」が高まる傾向が認められた、ということは、深呼吸により心が落ち着き、「今ここに」集中することができた、ということだと考えられます。
深呼吸を行うことで、副交感神経が刺激され、リラックス状態、つまり、心が落ち着いた状態になります。すると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制され、記憶をつかさどる海馬の萎縮を抑えることにつながることも分かっています。
私自身、忙しい日々を過ごす中で、一度落ち着いて深呼吸をするという習慣がありませんでした。そのような中で「ston s」と出会い、深呼吸をすることの大事さに気づき、集中力も高まったと感じています。今回この感触が、データにより客観的に可視化されたことは非常に意義のあることだと思います。
深呼吸は、自らを落ち着いた状態に導くことができる有効な手段です。脳のパフォーマンスを最大限発揮するためにも、深呼吸を意識的に取り入れてみると良い、ということはこれまで以上に伝えていきたいと思います。
大貫 崇氏 (株式会社BP&CO.代表取締役 / 呼吸コンサルタント / 大阪大学大学院医学系研究科 特任研究員)

今回の分析で、深い呼吸ができるほど注意力や反応速度が高まるという結果が得られたことは、働く人のパフォーマンス支援という観点から非常に意義深いと感じています。というのもこれまで働く人の認知機能や集中力といった分野で呼吸の影響を調べた研究はそこまで多くなかったからです。これまで働く人のいわば「頭のキレが戻る」と表現できる変化であり、呼吸によって神経系と身体の双方が本来の状態に整った結果として、持っている力を発揮しやすくなったと考えられます。
人は環境に適応する生き物ですが、適応しすぎるあまり、無理をしていることに気づけないケースも少なくありません。その状態が続き、痛みや不調が表面化した時には、生産性がすでに落ちてしまっていることもあります。今回の結果は、仕事の合間に深い呼吸を取り入れることが、軽いリフレッシュだけでなく“負担を溜め込まない働き方”につながる可能性を示唆しています。
短い休憩でデスクから少し離れ、深く息を吐き吸うだけで集中力が戻るのであれば、これほど効率的な方法はありません。常にスイッチがONになりがちな現代の働き方において、“一度OFFに切り替える”という小さな習慣がストレス軽減や脳のパフォーマンス向上に寄与する可能性が、この取り組みを通して改めて示されました。「ston s」や「きほんの呼吸®︎」を通じて、呼吸を活用した新しい働き方を多くの方に知っていただければ幸いです。
■総括
ston sのセルフチェックデータおよび利用者アンケートの集計結果から、業務中に「深い呼吸」を実践する利用者において、反応速度や注意力といった認知機能関連指標や、それらに基づく集中に関するスコアが高い傾向がみられました。特に、使用環境やタイミングにより「呼吸が深くなった」と感じる割合や継続意向に差がみられ、休憩場所設置等の適切な使用環境やタイミングの設計が重要な要素の一つと考えられます。
今後も私たちBREATHERは、深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston s(ストンエス)」を通じて、意識的な深い呼吸を自然に促し、働く人のパフォーマンス向上を後押しするデバイスとして「深い呼吸による心身のパフォーマンス向上と健やかな働き方の実現」を支援に向けた社会実装を進めてまいります。
■株式会社CogSmart概要
会社名 :株式会社CogSmart(株式会社コグスマート)
所在地 :東京都中央区日本橋3丁目8番5号
設立年 :2019年10月
代表者 :代表取締役 社長 樋口 彰、代表取締役 最高科学責任者 瀧 靖之
WEBサイト :https://www.cogsmartglobal.com/
■BREATHER株式会社 概要
メンタルヘルスを始めとした、ストレスフルな現代社会特有の課題の解決に向け、『深い呼吸の習慣化を目的としたサポートデバイス』を通じた人々/企業の”休み方改革”を実現します。「日常にもっと深い呼吸を」をコンセプトに意識的な呼吸の開発を行い、意識的な呼吸の実践により自身の状態を上手にコントロールしていくことが当たり前になる世の中を創ります。
会社名 :BREATHER株式会社(ブリーザー株式会社)
所在地 :東京都港区赤坂5丁目2-33
設立年 :2019年
資本金 :1億円
代表者 :代表取締役 立岡 茂伸
事業内容 :深い呼吸の習慣化を目的としたデバイス「ston」ファミリーや呼吸するクッション「fufuly」の企画、開発等
WEBサイト :https://www.breather.co.jp/
■深い呼吸の習慣化サポートデバイス「ston」ファミリーの代表的なブランド「ston s(ストンエス)」
BREATHERはひと休みをアップデートさせるべく、「働き方改革」改め、「休み方改革」を社是とし、『自分の「とき」を生きる、すべての人をサポートする』ことを企業フィロソフィーとして掲げております。お客様一人ひとりの心豊かなライフスタイルを実現するため、深い呼吸の習慣化を目的としたデバイスの開発、販売を実施してまいりました。本製品の提供価値は、お客様が日々、無意識に行う呼吸を、意識下に置いた「良質な呼吸体験」に変化させることで、リラクゼーション機会を提供していくことです。そのために当社は、「ston+(ストンプラス)」や「ston s(ストンエス)」の開発をしてまいりました。「ston s(ストンエス)」は2022年2月7日(月)から発売、多くのユーザーに支持され、現在LINE友だち19.2万人に到達しています。
※2025年4月1日時点



