年末は、「自分へのご褒美コスメ」を選ぶ女性が増えています。ONEcosmeが実施した調査から、人気の購入ジャンルや年代別の選び方、クリスマスコフレ・福袋に求められている価値が明らかになりました。
株式会社FoRのプレスリリース
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■ ご褒美コスメとして選ばれやすいのは「スキンケア」と「リップ・アイメイク」。年末は“ケア強化”と“気分転換”を同時に叶えたい意識が高まる
■ 年代別で選び方に違いが顕著に。20代はポイントメイク中心、30〜40代はスキンケアや美容家電への“底上げ投資”が増加
■ クリスマスコフレは「可愛さ・限定感」だけでなく、「中身への納得感」や「楽しめる体験」も重視される傾向
■ コスメ福袋は経験者と未経験者が拮抗。購入の決め手は「お得感」、満足度を左右するのは“中身の分かりやすさ
調査概要
調査方法:アンケート調査
調査期間:2025/12/12〜2025/12/19
調査対象:20代~60代の女性
対象者数:99名
調査項目:「年末のご褒美コスメ」に関するアンケート
アンケート結果
「乾燥が気になるから、年末はスキンケアを少し良いものにしたい」
「限定デザインを見るとテンションが上がって、つい欲しくなる」
「せっかくなら中身にも納得できて、ちゃんと使い切れるものがいい」
年末はイベントや外出が増え、気分を上げたいタイミングが多い一方で、冬特有の乾燥やダメージも気になりやすい季節です。
そのため、“見た目の特別感”と“ケアの実感”の両方を叶えられるアイテムが、ご褒美コスメとして選ばれやすくなっています。
そこで今回、コスメ・スキンケア情報を発信する『ONEcosme』では、20代以上の女性100名を対象に、年末やボーナス時期に購入するご褒美コスメ・美容アイテムのジャンルや、クリスマスコフレ・福袋に対する意識について調査を実施しました。
本調査では、購入カテゴリの傾向に加え、年代別の選び方の違いや、限定アイテムに求められる価値(特別感・中身の納得感・体験価値)といった、年末ならではの購買心理が浮き彫りになっています。
以下では、調査結果をもとに、年末に求められている“ご褒美コスメ”の実態を詳しく見ていきます。
今回アンケートにご協力いただいた100名の各年代の比率は、以下です。
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20代 25.3%
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30代 44.4%
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40代 20.2%
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50代 8.1%
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60代以上 2.0%
【コスメ購入頻度を教えてください。また、クリスマスコフレを購入したことはありますか?】
コスメの購入頻度については、「月1〜2回」と回答した人が約5割と最も多い結果となりました。次いで「季節ごと」が約4割と続いており、定期的にコスメを購入する層が多いことがわかります。
日常的にコスメを買い替える習慣がある人が多い一方で、年末ならではの特別なアイテムである「クリスマスコフレ」は、どのように受け止められているのでしょうか。
クリスマスコフレの購入経験については、「数回購入したことがある」が約7割と最多となりました。一度は購入経験がある人が大多数を占める一方で、「毎年購入している」と回答した人は1割未満にとどまっています。
この結果から、クリスマスコフレは“毎年必ず購入する定番アイテム”というよりも、「気になるブランドがあるとき」「内容や特典に魅力を感じたとき」に選ばれる、イベント性の高いアイテムとして捉えられていることがうかがえます。
また、「今年初めて購入を検討している」と回答した人も約1割見られ、SNSや口コミ、限定感のあるラインナップをきっかけに、これまで購入経験のなかった層にも関心が広がっている様子が見えてきました。
【クリスマスコフレを購入・検討する主な理由を教えてください。また、クリスマスコフレを選ぶ際に最も重視するポイントを教えてください】
クリスマスコフレを購入・検討する理由として最も多かったのは「限定デザイン」で、約4割を占めました。次いで「自分へのご褒美」「お得感」が続き、年末ならではの特別感や高揚感が購買の後押しとなっていることがわかります。
特に「限定デザイン」が最多となった点からは、普段は実用性やリピート性を重視する人でも、ホリデーシーズンには“見た目の可愛さ”や“コレクション性”を重視して選ぶ傾向があると考えられます。
全体として、クリスマスコフレはプレゼント用途というよりも、「一年頑張った自分へのご褒美」として、気分を高めるために選ばれているケースが多いようです。
クリスマスコフレ選びで最も重視されていたのは「中身の豪華さ」で、約4割を占めました。次いで「ブランド」「パッケージデザイン」と続き、“お得感”と“満足感”の両立が重視されていることがわかります。
年末のご褒美として選ばれるクリスマスコフレは、価格以上に「内容の充実度」や「信頼できるブランドであるか」が重要な判断基準となっているようです。
【これまで購入したクリスマスコフレの中で、特に満足度が高かったブランド・理由を教えてください】
1位:Dior(ディオール)
2位:JILL STUART(ジルスチュアート)
3位:コスメデコルテ
4位:エスティ・ローダー
5位:シャネル
6位:イヴ・サンローラン
7位:シュウ ウエムラ
8位:ルナソル
9位:アユーラ
10位:その他(SABON、GUCCI、クリニーク、資生堂 など)
※本ランキングは、自由記述回答のうち「実際に購入し、満足した」と読み取れる回答のみを集計しています。「購入経験なし」「検討中」「気になっているのみ」の回答は集計対象外としています。
実際に購入したクリスマスコフレの中で「満足度が高かったブランド」として最も多く挙がったのは Dior(ディオール) でした。「箱からホリデー感が溢れていて捨てられない」「限定デザインが可愛く、使うのがもったいないほど」「毎年とにかく豪華で気分が上がる」といった声が多く、デザイン性と特別感の強さが満足度を大きく押し上げていることがわかります。
続いて JILL STUART、コスメデコルテ がランクイン。
JILL STUARTは「とにかく見た目が可愛い」「ポーチが日常使いしやすい」など、可愛さと実用性のバランスが高く評価されていました。
一方コスメデコルテは、「中身にハズレがない」「スキンケアが使いやすい」「旅行にも便利」といった声が目立ち、内容重視派からの信頼が厚いブランドであることがうかがえます。
そのほか、エスティ・ローダー や シャネル については「現品が多く、お得感が高い」「品質が良く長く使える」といった意見が多く、価格以上の満足感を得られる点が支持されていました。
また、「まだ検討中」「購入経験はないが、今年は初めて購入を考えている」といった回答も一定数見られました。SNSや口コミでの紹介、話題性のある限定デザインなどをきっかけに、これまでクリスマスコフレを購入してこなかった層にも関心が広がっている様子がうかがえます。
総じて2025年のクリスマスコフレは、デザイン性や限定感に惹かれつつも、中身の充実度や満足感を重視しながら、憧れのブランドアイテムを「年末のご褒美」として選ぶ意識が高まっていることが明らかになりました。
【2024年のクリスマスコフレで気になっている・購入予定のブランドを教えてください】
1位:Dior(ディオール)
2位:コスメデコルテ
3位:シャネル
4位:ランコム
5位:JILL STUART(ジルスチュアート)
6位:SK-II
7位:クレ・ド・ポー ボーテ
8位:RMK/SUQQU/ルナソル(同率)
9位:ポール&ジョー/ロクシタン/イヴ・サンローラン(同率)
10位:その他(NARS、SNIDEL BEAUTY、ゲラン、アユーラなど)
※自由記述回答のうち、具体的なブランド名が明記されていた回答を集計
2024年のクリスマスコフレで「気になっている」「購入を検討している」ブランドとして最も多く名前が挙がったのは Dior(ディオール) でした。
「毎年デザインが可愛い」「限定ポーチやミニサイズが魅力」など、
“実際に使う前からワクワクできる体験価値”が高い点が、検討層からも支持されているようです。
次いで多かったのは コスメデコルテ。
スキンケアアイテムを中心に「お得感がある」「年末年始に使いやすい」「限定パッケージで気分が上がる」といった声が目立ち、実用性とご褒美感を重視する層からの関心が高い結果となりました。
3位には シャネル がランクイン。
「高級感がある」「使いやすいカラー」「限定セットで新しいアイテムに挑戦しやすい」といった理由から、“憧れブランドを年末に選びたい”層の注目を集めています。
そのほか、ランコム や JILL STUART、SK-II なども複数回答が見られました。
JILL STUARTは「見た目の可愛さ」「プレゼント需要」、SK-IIは「年齢的にスペシャルケアを取り入れたい」といった理由が挙げられており、ブランドごとに期待される役割が異なる点も特徴的です。
また、「まだ決めていない」「お得であれば検討したい」「今年は初めて検討中」という声も多く、クリスマスコフレは事前に購入を決め打ちするというよりも、内容や口コミを見ながら検討する“比較型の買い物”として捉えられている傾向がうかがえました。
【コスメ福袋を購入したことはありますか?】
コスメ福袋の購入経験について聞いたところ、「数回購入したことがある」と回答した人が約4割と最も多く、これまでに一度は福袋を購入した経験がある人が一定数いることが分かりました。
一方で、「毎年購入している」と回答した人は1割未満にとどまり、コスメ福袋を毎年の恒例行事として購入している層は少数派です。また、「今年初めて検討中」が約1割、「購入したことはない」が約4割となり、福袋に興味はあるものの、購入には慎重な層も多い実態が明らかになりました。
年代別に見ると、コスメ福袋の購入経験には世代ごとの明確な違いが見られました。
20代・30代では、「購入したことはない」が約半数を占め、福袋に対して慎重な姿勢を取る人が多い傾向です。一方で、「今年初めて検討中」という回答も1割前後あり、若い世代ほど“これから試してみたい”という関心が芽生えている様子も見られます。30代では少数ながら「毎年購入している」層も存在し、一部で習慣化している人もいるようです。
40代になると傾向は大きく変化し、「数回購入したことがある」が約7割と最多に。過去の経験を通して、自分に合う福袋を見極められる世代であることがうかがえます。
50代でも「数回購入したことがある」が6割以上を占める一方、「購入したことはない」も3割以上存在し、関心度には個人差が見られました。
全体として、若年層は未経験・検討段階が多く、中高年層ほど購入経験が豊富という、年齢による明確な傾向が浮き彫りとなりました。
【コスメ福袋を購入する理由を教えてください】
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お得感・・・52.5%
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運試し・・・16.7%
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中身が公開されていて魅力的だった・・・14.2%
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新しいブランドを試したい・・・11.7%
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SNSで話題・・・5.0%
コスメ福袋を購入する理由として最も多かったのは「お得感がある」で、約5割を占めました。価格以上の内容が入っていることへの期待が、購入の大きな動機となっていることが分かります。
次いで「運試し的に楽しみたい」「中身が公開されていた」が続き、ワクワク感を楽しみつつも、内容がある程度分かる安心感を重視する人も一定数いるようです。
一方で、「新しいブランドを試したい」や「SNSで話題だった」といった理由は少数派にとどまり、話題性よりも実際のお得感や安心感が、福袋購入の決め手になっている傾向がうかがえました。
【コスメ福袋で「買ってよかった」「失敗した」と感じた経験はありますか?】
コスメ福袋に対するリアルな評価が多く寄せられました。
以下では、今回の調査結果から寄せられた実際の声の一部をご紹介します。
福袋でコスメを購入したいと思いません。それが肌にあうのかわからないからです。ただ、こういったものが入っているとうっすらでもわかれば、安心できるかもしれないと思いました。(30代)
中身公開の福袋を買ったときは、普段から使っているスキンケアがまとめて入っていてとてもお得でした。(40代)
使ったことがないブランドでも、定番のベースメイクなどは使いやすくて買って良かったと思いました。ただ、アイシャドウやリップはかなり派手な色が入っていて、うまく使いこなせず人にあげてしまいました。(30代)
クリニークの福袋はバリエーションが豊富で、非常にお得感があり、欲しいモノを一気に手に入れられて非常にお徳に感じました。(40代)
以前購入した、ロクシタンの福袋は香りの良いボディケアアイテムが多く入っていて、とても満足しました。
普段は試さない香りにも出会えたのが良かったです。
でも、別のブランドの福袋では色味が合わないリップや使いにくいアイテムが多くて、結局ほとんど使わずに終わってしまった事もありました。
中身が公開されていない福袋は、当たり外れが大きいと感じています。(50代)
「中身公開の福袋は、普段使っているスキンケアがまとめて入っていてお得だった」「信頼しているブランドの定番アイテムが中心で、無駄なく使えた」といった声からは、中身が事前に分かる福袋や、実用性の高い内容が高く評価されていることが分かります。
一方で、「色味が合わないアイシャドウやリップが多く、使いこなせなかった」「中身非公開で当たり外れが大きかった」といった失敗談も多く、色物中心の構成や内容が分からない福袋は満足度を下げやすい傾向が見られました。
また、「肌に合うか分からないため購入をためらう」という声もあり、コスメ福袋は“お得そう”という印象がある一方で、慎重に選ばれているアイテムであることもうかがえます。
今回の調査から、コスメ福袋の満足度を左右する最大のポイントは、中身の分かりやすさと実用性であることが明らかになりました。
「何が入っているか想像できるか」「自分が使い切れそうな内容か」といった点が購入判断の分かれ目となっており、福袋は単なる“運試し”ではなく、納得して選びたい買い物へと変化している様子がうかがえます。
【年末やボーナスシーズンに「自分へのご褒美」として購入するコスメ・美容アイテムはありますか?】
年末やボーナスシーズンに「自分へのご褒美」として購入するアイテムとして最も多かったのは、「スキンケア」と「リップ・アイメイク」で、いずれも約3割弱を占めました。
日々のケアをワンランク上げたい、あるいは気分が上がるポイントメイクを取り入れたいと考える人が多いことがうかがえます。
次いで「香水・ボディケア」「美容家電」が1割前後と続き、特別感のあるアイテムや、長く使えるものを“ご褒美”として選ぶ傾向も見られました。一方で、「ベースメイク」や「ヘアケア」は比較的少数にとどまり、ご褒美消費では変化を実感しやすいものや気分転換につながるアイテムが選ばれやすい結果となっています。
年齢別に見ると、「自分へのご褒美」として選ばれるコスメ・美容アイテムには、世代ごとの違いが見られました。
20代では、リップやアイメイクなどのポイントメイクが4割を超え、最も多い結果となりました。香水・ボディケアや美容家電も一定数あり、見た目の変化や気分転換につながるアイテムを重視する傾向がうかがえます。
30〜40代は、スキンケアが最も多く、日常ケアをワンランク上げたいという意識が強く見られました。加えて、ベースメイクや美容家電への関心も高く、肌悩みへの対策や効果実感を重視した“投資型”の選び方が目立ちます。
50代では、リップ・アイメイクや香水・ボディケアの割合が高く、気分を高めるアイテムが主役となっています。スキンケアも一定数選ばれているものの、全体としては「楽しみ」や「気分転換」を重視する傾向が見られました。
60代では、ヘアケアの割合が大きく伸び、髪悩みへの意識の高さがうかがえます。スキンケアやベースメイク、美容家電は分散しており、日常生活に直結する実用性の高いアイテムが選ばれやすい結果となりました。
まとめ・考察
ご褒美コスメは、若い世代ほど「見た目の変化」や「気分が上がるか」を重視し、年齢が上がるにつれて「ケアの質」や「実用性」へと関心が移っていく傾向が見られました。
世代ごとに求める価値は異なり、自身のライフステージや悩みに合ったアイテムを選ぶ意識が強まっていることが、今回の調査からうかがえます。
この冬は、特別感で気分を高めながら、自分にとって本当に納得できる“ご褒美コスメ”を選ぶ人が増えていきそうです。
私たちについて
ONEcosmeは30代〜50代の肌悩みが増える世代を中心に、美容に関心の高いユーザーが利用する月間利用者数は180万人以上の美容プラットフォームです。取引者数は150社を超え、月間5,000万回以上のリーチを記録しています。また、商品掲載数は17,000件以上にのぼります。悩みに特化したメディアのため、購買意欲の高いユーザーにリーチしやすいのが特徴です。
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