シャボン玉石けん株式会社 2026年 年頭所感

シャボン玉石けん株式会社のプレスリリース

2026年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2025年はシャボン玉石けんの創業115周年とイメージキャラクターであるシャボンちゃん生誕50周年という2つの記念が重なった一年でした。昨年も皆さまから多くのご支援をいただき、誠にありがとうございます。

さて、昨年はこれまでにも増して変化に富んだ一年でした。新政権が発足し、日本初の女性首相が誕生。新しい時代の幕開けが感じられました。少子高齢化や人材の流動化による人手不足の解消について政府でも取り組まれている中、当社も社会やニーズの変化に対応し、安全で働きやすい職場作りやウェルビーイングの向上に引き続き取り組んでいます。弊社の女性従業員比率は約4割で、子育てと仕事が両立できる環境づくりを進めてきたことにより、2014年以降産休、育休からの復帰率100%を維持しています。それに加え昨年4月に、産休・育休取得者の業務を代行する従業員の、負担軽減とモチベーション維持を目的とした手当の導入も開始しました。経済においてはK字経済と言われるような消費行動の二極化が進みました。商品やサービスの価格が上昇し生活の厳しさが指摘される一方で、価格に関わらず体や環境にやさしいサステナブルな商品を求める生活者が増えたことを実感しております。弊社の製品や企業姿勢にも多くの共感が寄せられました。また、テクノロジーの分野で産業DX・自動化が進む中で、当社では2023年4月に開始したスマートファクトリー化の共同研究の成果を2025年5月に発表しました。昔ながらの製法を守り続けている当社の石けんづくりはこれまで職人の技術や長年の経験に基づいていました。IoT化によるデータ収集などによって熟練した職人の技術を継承することが可能になってきました。

このような変化の中で、当社では一年を通して商品群の拡大というチャレンジを進めました。「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一体的に守っていく「ワンヘルス」の考えのもと、「犬猫ファミリーせっけんシャンプー」を自社の通信販売限定で1月から発売開始しました。犬猫の皮膚や被毛、心身を健やかに保つため、獣医師やペットトリマー専攻学生の皆さまにご協力いただき、犬猫にも人の手肌にもやさしい製品の販売にこぎつけました。3月にはシャボン玉石けん初となる日やけ止め「シャボン玉UV」を発売しました。当社製品のご愛用者様からのお声、ニーズにお応えした紫外線吸収剤・防腐剤・香料不使用、天然由来成分のみのシンプル処方で、非常に大きな反響がありました。9月には、「全身ケアソープバブルガード」の携帯用も発売しました。全身洗えるうえに頭以外は水がなくても清拭料としてご使用いただけること、石けんならではの泡切れの良さから家庭内介護や災害時にもご活用いただきやすい仕様にしています。また11月には入れ歯やマウスピースといった口腔内装置の洗浄剤「シャボン玉デンタルソープ」(ペパーミントの香り)の一般販売を開始。続いて、シャボン玉石けん初の化粧水「シャボン玉 素肌化粧水」をまずは当社の通信販売「シャボン玉友の会」の会員様向けに販売を開始いたしました。来春には一般販売も開始します。

香料・着色料・酸化防止剤・合成界面活性剤を使用しない無添加の製品にこだわり続けているシャボン玉石けんでは、香害や化学物質過敏症(※)の啓発活動を続けています。安全や健康への意識の高まりから、香害や化学物質過敏症についての理解は進んできました。そこで今年は若年層における認知拡大を目的としたショートドラマを、10月にシャボン玉石けん公式SNSアカウントで公開しました。そして、このような啓発活動も含め、「健康な体ときれいな水を守る。」という企業理念のもと持続可能な社会の実現に貢献したことが評価され、株式会社船井総研ホールディングスが主催する「サステナグロースカンパニーアワード2025」にて、選考対象約12,000社の中から、最優秀賞にあたるサステナグロースカンパニー大賞を受賞しました。これからも挑戦を続け、業界や社会に新しい変化を生み出し、より豊かな社会の実現に貢献していくという決意をより一層強くしました。

コンセプトメッセージ”Wellness with Less”を軸に進めている海外展開も拡大しています。2025年には取引先にベトナムとモンゴルが加わり現在11カ国で製品を販売、ファンづくりを積極的に進めるなど海外ビジネスを強化しています。産学官で開発した環境配慮型「石けん系消火剤」なども含めた営業活動により着実に引き合いも増えています。「石けん系消火剤」については、インドネシアからの国際研修の受け入れや、泥炭火災を想定した大規模実証実験に続き、今年はインドネシアの森林・泥炭火災抑止を目指す調査事業が経済産業省の「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択されました。今後も事業化に向けた可能性を検討していきます。

2025年で2023年2月に策定した中期経営計画における成長基盤構築フェーズを終え、2026年は工場増設による生産体制の強化を図ります。2024年に本社機能の一部を「リバーウォーク北九州」内に移転したことに続き、新たに北九州市内に物流センターを開設して工場増設の動きを本格化します。ここ数年、非常にありがたいことに多くのお客様に弊社製品を手に取っていただいておりますが、生産能力が追い付かずお客様をお待たせしてしまうこともございました。お客様により一層のご満足をいただけるよう、さらに社員一丸となって生産や流通を強化してまいります。

シャボン玉石けんは、引き続き「健康な体ときれいな水を守る。」という企業理念のもと、無添加石けんのさらなる認知・普及のために挑戦を恐れず、より一層ブランディングを強化し、お客様と社会に寄り添い新たな価値を生み出し、社会課題の解決にも貢献できる企業として邁進してまいります。

2026年も皆様のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。本年が皆様にとって輝かしい一年となりますよう祈念しまして、新年の挨拶とさせていただきます。

※香害:柔軟剤や化粧品などに含まれる人工的な香料で体調不良を引き起こす健康被害のことで、化学 物質過敏症の原因のひとつ

※化学物質過敏症:生活環境中の微量な化学物質に反応し、頭痛やめまい、倦怠感の症状を引き起こす疾患

シャボン玉石けん株式会社

代表取締役社長 森田隼人

シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長 森田隼人
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