1/26「腸内フローラの日」に考える、体内環境に直接働きかける点滴療法の現在地

点滴療法研究会 新春フォーラム2026 レポート

Alataka合同会社のプレスリリース

Alataka合同会社は、2026年1月25日に東京都内で開催された「点滴療法研究会 新春フォーラム2026」に参加し、医療現場で実践されている点滴療法の最新動向をレポートします。本フォーラムでは、細胞レベルの代謝制御から、口腔・腸・脳の相関、個体差を前提とした医療設計まで、体内環境に直接働きかける医療の実践が多角的に共有されました。翌1月26日の「腸内フローラの日」をひとつのきっかけに、本記事では点滴療法が体内環境とどのように向き合っているのかを整理します。

点滴療法研究会新春フォーラム2026

フォーラム開催概要

2026年1月25日、点滴療法研究会主催による「新春フォーラム2026 ― 現場に学ぶ“技”と実践 ―」が、大崎ブライトコアホール(東京都)にて開催されました。医療の第一線で活躍する医師・歯科医師・獣医師が集い、体内に直接介入する点滴療法を中心に、臨床現場での実践知や最新の研究知見が共有されました。

開催背景

点滴療法は、有効成分を血管内に直接投与することで、体内環境に即時的かつ確実に働きかける医療手法として、アンチエイジング医療や慢性疾患ケア、予防医療の分野で注目を集めています。本フォーラムは、こうした点滴療法の臨床的価値を現場の実践知から共有し、医療の質向上を図ることを目的として、毎年開催されています。

体の内側から支える細胞レベルのコンディション

「αリポ酸の多面的な作用と点滴療法での臨床応用」では、細胞レベルでの抗酸化作用と代謝制御に焦点が当てられました。αリポ酸は、遺伝子レベルで細胞へのダメージを抑制し、酸化ストレス(フリーラジカル)を消去することで、疾患リスク低減に寄与する可能性が示されています。また、補酵素として細胞内代謝を支える役割や、複数の抗酸化物質をつなぐ抗酸化ネットワークの中核としての機能も紹介されました。こうした特性から、αリポ酸はアンチエイジング医療の分野でも注目されており、点滴という投与経路によって効率的に体内へ届ける意義が共有されました。細胞が単独で機能するのではなく、それぞれが役割を担いながら連動して働くという視点は、腸内細菌が相互に影響し合いながら腸内環境を形づくっている構造とも重なります。

口腔・腸・脳、そして環境へ

「口腔・腸・脳の相関から捉える全身医療の視点」では、これまで別々に語られることの多かった口腔・腸・脳を、腸内フローラを含むひとつの体内環境として捉える考え方が、医療現場で具体的な実践として共有され始めていることが示されました。本講演では、歯周病と全身疾患の関連や、口腔内細菌が腸内環境や中枢神経系に影響を及ぼす可能性などの研究成果を通じて、口腔内フローラの変化が、細菌の移行や免疫応答を介して腸内フローラのバランス、さらには全身の炎症や体調に波及し得るという視点から、体内環境を多角的に捉える重要性が強調されました。また、体内のマイクロバイオームが、食や生活環境、さらには土壌を起点とする環境中の微生物とも連続しているというプラネタリーヘルスの考え方にも触れられ、口腔や腸を環境とつながった生態系の一部として捉える視点が示されました。こうした考え方は、体内環境を横断する医療連携を後押しし、予防医療やアンチエイジング医療の新たな基盤として注目されています。

老化を「管理する」パーソナライズ戦略

「点滴治療のパーソナライズ治療戦略」では、点滴療法を単なる治療手段としてではなく、個体差を前提に設計する医療の一要素として捉える視点が共有されました。年齢や症状が同じであっても、代謝特性や生活習慣、体調の揺らぎは人それぞれ異なります。一律の介入ではなく、検査・食事・栄養・サプリメント・点滴を組み合わせて最適化していく考え方が、パーソナライズ治療戦略の核となります。本講演では、老化を避けるべき現象として捉えるのではなく、進行を緩やかにし、状態を把握しながら管理していく対象として向き合う姿勢が示されました。この視点は、予防医療やアンチエイジング医療を特別なものとして切り離すのではなく、日常的な健康投資の延長線上に位置づける考え方であり、今後の医療のあり方を示唆するものと言えるでしょう。

「腸内フローラの日」に考える、体内環境と医療のこれから

腸内環境にアプローチする当社出展ブースの様子

1月26日は「腸内フローラの日」。
本フォーラムで語られた内容は、腸内環境を単独で捉えるのではなく、細胞・口腔・免疫・循環と連動する体内環境全体の一部として捉え直す重要性を示すものでした。体内環境への理解を深めることは、今後の予防医療やコンディショニング、医療の個別最適化においても、ますます重要なテーマになっていくと考えられます。

(注)腸内フローラ:腸内に生息する多様な細菌群の総称で、免疫や代謝など全身の健康に関わるとされています。

こうした医療現場の知見を踏まえ、KIN no SUMIKAでは、個体差の大きい腸内フローラを起点に体を「環境」として捉える思想を、今後の商品開発に活かしていく考えです。

【クリニック向け 商品モニター募集】

当社では現在、腸内環境ケアに関する健康食品について、摂取による体調変化や使用感の確認を目的としたクリニック向けの商品モニターを実施しています。

・対象:医療機関(クリニック)

・内容:腸内環境ケアに関する健康食品の摂取モニター

・目的:摂取による体調変化や使用感の確認、商品開発・改良への活用

・実施期間:5日間(予定)

・応募方法:Googleフォームより受付

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfc7R1Yf16mB6arNDZBi7bmh4aZ6JDjC2mMQTy5ywPhRttFKA/viewform

・備考:詳細は個別にご案内いたします

※ 本モニターは医療行為や治療効果を検証するものではありません。

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