パフォーマンス低下による”生産性損失”は約8営業日分に相当※ 働く人の花粉症対策・企業の健康経営として導入が進む『オンライン診療』
医療法人社団エムズのプレスリリース
対面診療とオンライン診療を展開する「クリニックフォアグループ」(以下クリニックフォア)は、働く花粉症の人309名を対象に「働く人の花粉症による影響に関する調査」を実施しました。
※春花粉症1シーズン中(13週)、1人あたり
近年、花粉症の有病率は年々増加傾向にあり、仕事中に症状で悩む人も増えています。花粉症は、出勤をしていても様々な体調の変化によって労働生産性が低下してしまう状態を指す「プレゼンティーイズム」の原因としても注目されています。
本調査では、花粉症による仕事のパフォーマンス低下や、症状やお薬の副作用などによる不調があっても我慢して働いている状態を「我慢出勤」と定義し、その実態を明らかにするため、働く花粉症の人309名を対象に調査を行いました。
その結果、9割以上が花粉症による仕事のパフォーマンス低下を実感し、花粉症による「我慢出勤」は、春花粉症シーズン中、1人あたり平均30.6日間にのぼることがわかりました。さらに、仕事のパフォーマンス低下によって生じる生産性損失は、1シーズン中1人あたり約8営業日に相当することが判明しました。
「働く人の花粉症による影響に関する調査」概要
調査対象:働く花粉症の男女309名
調査期間:2026年1月19日~2026年1月23日
調査方法:インターネット調査
※調査結果をご紹介いただく際は、「クリニックフォア調べ」と注釈をご記載ください。
※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は100%とならない場合があります。
調査サマリー
<調査結果①花粉症による仕事のパフォーマンスへの影響>
■花粉症の症状は「鼻水」「くしゃみ」「鼻づまり」「目のかゆみ」が上位
呼吸・視界に影響を受け、集中力の低下や日常業務の支障となっている可能性も
■花粉症が原因で”仕事のパフォーマンス低下”を感じる人は94%
通常時の”半分近くまで”低下することが明らかに
■約3人に2人が、花粉症が原因で「仕事中のミスが増えた」と感じていることが判明
■特にパフォーマンス低下を感じる業務は、「集中力を要する作業」が
運転や屋外作業を伴う仕事の方は「運転」も上位に
■花粉症による仕事への支障エピソード
“目のかすみによる読み違えやタイプミス”、”接客中に鼻水が止まらない”、
”運転中のくしゃみでヒヤリハット”などの声も
<調査結果②花粉症による勤務への影響>
■花粉症の2人に1人が、欠勤・早退・遅刻・休憩を挟むなど「勤務への影響」を経験
■勤務調整の背景には、症状によるつらさ、業務の質・安全性を保つための判断、通院など治療に伴う行動など複合的な要因があることが明らかに
<調査結果③花粉症による我慢出勤・生産性損失>
■不調があっても我慢して働く『我慢出勤』に相当する日数は平均30.6日間※
仕事のパフォーマンス低下による”生産性損失”は約8営業日分※に相当
※ 春花粉症1シーズン中(13週)、1人あたり
調査結果①花粉症による仕事のパフォーマンスへの影響
■花粉症の症状は「鼻水」「くしゃみ」「鼻づまり」「目のかゆみ」が上位
呼吸・視界に影響を受け、集中力の低下や日常業務の支障となっている可能性も
働く花粉症の人309名に、どのような症状が出るか質問したところ、最多が「鼻水(75%)」、次いで「くしゃみ(66%)」「鼻づまり(65%)」「目のかゆみ(64%)」となりました。この結果から、花粉症の主な症状は呼吸や視界に影響を及ぼしやすいものが中心であり、これらが集中力の低下や日常業務への支障につながる可能性が示唆されました。
■花粉症が原因で”仕事のパフォーマンス低下”を感じる人は94%
通常時の”半分近くまで”低下することが明らかに
働く花粉症の人309名を対象に、花粉症による仕事のパフォーマンスへの影響について調査したところ、94%が「仕事のパフォーマンス低下を感じている」と回答しました。ほとんどの働く花粉症の人が、仕事への影響を自覚していることがわかりました。
さらに、花粉症による仕事のパフォーマンス低下を感じると回答した288名を対象に、パフォーマンスの低下度合いを調査しました。通常時の仕事のパフォーマンスを10ポイント、仕事がほとんどできない状態を0ポイントとする11段階で質問したところ、平均は5.4ポイントとなりました。花粉症シーズン中は、通常時と比べて仕事のパフォーマンスが半分近くまで低下している実態が明らかになりました。
■約3人に2人が、花粉症が原因で「仕事中のミスが増えた」と感じていることが判明
働く花粉症の人309名を対象に、花粉症が原因で仕事中のミスが増えたと感じたことがあるかを調査しました。その結果、66%が仕事中のミスが増えたと感じていると回答しました。このことから、花粉症は仕事のパフォーマンス低下の中でも、ミスの増加という具体的な影響としても表れていることがわかりました。
■特にパフォーマンス低下を感じる業務は、「集中力を要する作業」が最多
運転や屋外作業を伴う仕事の方は「運転」も上位に
花粉症による仕事のパフォーマンス低下を感じると回答した288名を対象に、どんな業務で低下を感じるか調査したところ、最多が「集中力が必要な作業(55%)」、次いで「パソコン作業(資料作成・事務作業)(44%)」「接客・人前で話す業務(26%)」「会議(25%)」となりました。
さらに、パフォーマンス低下を感じる業務について主な仕事内容別に分析した結果、職種を問わず共通して「集中力を要する作業」が上位となりました。
このことから、花粉症は思考や集中を要する業務に大きな影響を与えていることがうかがえます。また、運転や屋外作業を伴う仕事の方は、上位に「運転」が挙げられ、集中力の低下が安全面にも影響する可能性が示されました。
■花粉症による仕事への支障エピソード
“目のかすみによる読み違えやタイプミス”、”接客中に鼻水が止まらない”、
”運転中のくしゃみでヒヤリハット”などの声も
花粉症による仕事への支障に関する経験を募集したところ、仕事のミスや集中力低下のほか、対人業務での支障、安全面への不安、周囲に迷惑をかけていると感じる心理的負担などの声が多く寄せられました。
<症状によるミス・集中力低下などの支障>
「涙で目がかすんで、数字を読み間違えた」
「パソコンを打っている際、花粉のせいで目がしょぼしょぼしてタイピングミスが増えた。
ミスが増えることでさらにイライラが募った」
「くしゃみが止まらず、仕事でミスをしてしまった」
「屋外での作業でくしゃみや鼻水が止まらず、業務に支障が出た」
「試食をする仕事をしていた時に鼻詰まりを防ぐために強い薬を飲む必要があった」
「事務処理に集中出来ない」
<接客・電話対応中の症状の辛さ>
「接客中に鼻水が止まらなかった」「接客中にくしゃみが止まらなかった」
「電話対応中に鼻水が止まらず辛かった」「電話を出る時のくしゃみや鼻声が辛かった」
<ヒヤリハットした経験>
「運転中にくしゃみが連続してしまい、前方不注意により事故を起こしそうになった」
「くしゃみをした時に、よそ見をして足を踏み外しそうになった」
「高速道路を運転中に、涙がとまらず危険だった」
「涙が出て運転しにくい」
<症状があっても仕事を休めない辛さ>
「どれだけ辛くても、それが理由で休んだり早退したりはできない」
「花粉症の症状がかなり酷いのにかわりにシフトに入ることができる人がいなかった」
<お薬の副作用による影響>
「鼻水が酷くて市販薬を飲んでいたら、副作用の眠気に襲われて運転中に危険を感じた」
「薬の副作用で眠気がすごい」
<職場での周囲への影響・心理的負担>
「くしゃみが止まらず、周りに迷惑をかけた」
「咳が増えてしまい、職場で気まずいと感じる」
調査結果②花粉症による勤務への影響
■花粉症の2人に1人が、欠勤・早退・遅刻・休憩を挟むなど「勤務への影響」を経験
働く花粉症の人309名を対象に、花粉症が原因で、欠勤・早退・遅刻・途中休憩・勤務時間の調整などを行った経験があるかを調査したところ、54%が「勤務への影響を経験」していることが分かりました。
特に「早退したことがある(27%)」、「途中で休憩したことがある(22%)」といった回答が多く見られました。
■勤務調整の背景には、症状によるつらさ、業務の質・安全性を保つための判断、通院など治療に伴う行動など複合的な要因があることが明らかに
欠勤・早退・遅刻・途中休憩・勤務時間の調整を行った理由について調査しました。その結果、最多は「症状がひどく、出勤・業務がつらかったから(49%)」、次いで「症状がひどく、仕事にならなかったから(40%)」、「仕事のミスやパフォーマンス低下を防ぐため(40%)」、「花粉症の症状による睡眠不足(29%)」「病院受診・処方薬の受け取りのため(26%)」、「花粉症のお薬の副作用(眠気・だるさなど)が辛かったから(22%)」となりました。
これらの結果から、勤務調整の背景には、症状によるつらさだけでなく、業務の質や安全性を保つための判断や、通院などの要因があることが分かりました。
調査結果③花粉症による我慢出勤・生産性損失
■不調があっても我慢して働く『我慢出勤』に相当する日数は平均30.6日間※
仕事のパフォーマンス低下による”生産性損失”は約8営業日分※に相当
※ 春花粉症1シーズン中(13週)、1人あたり
花粉症で仕事のパフォーマンスが低下すると回答した288名を対象に、パフォーマンス低下を感じる期間について調査した結果、春花粉症シーズン中、1人あたり平均30.6日にのぼりました。約1カ月間にわたり花粉症による不調があっても我慢して働く「我慢出勤」をしている実態が明らかになりました。
さらに、パフォーマンス低下を感じる1日あたりの時間についても調査したところ、平均4.4時間となりました。これらのパフォーマンス低下時間と生産性損失率(※1)をもとに試算した結果、パフォーマンス低下による生産性損失は、春花粉症シーズン中、1人あたり約8営業日分に相当することがわかりました。(※2)
(※1)本プレスリリース内「調査結果①花粉症による仕事のパフォーマンスへの影響」参照
花粉症シーズン中の仕事のパフォーマンスが通常時の54%まで低下する結果より、低下分46%を実質的な生産性損失率として計算。
(※2)本調査で明らかになった、パフォーマンス低下を感じる日数(平均30.6日)と、1日あたりのパフォーマンス低下を感じる時間(平均4.4時間)を掛け合わせ、1シーズンあたりのパフォーマンス低下が生じている総時間を算出(30.6日×4.4時間=約135時間)。また、花粉症シーズン中の仕事のパフォーマンスが通常時の54%まで低下する結果より、低下分46%を実質的な生産性損失率とし(135時間×46%=約62時間)、1営業日8時間換算で約8営業日分の「生産性損失」に相当すると算出。
医師のコメント
今回の調査では、9割以上の方が花粉症による仕事のパフォーマンス低下を感じており、通常時の半分近くまでパフォーマンスが落ちるという結果となりました。加えて、花粉症による不調があっても我慢して働く「我慢出勤」が、春花粉症シーズン中1人あたり平均30日以上にのぼり、生産性損失は春花粉症シーズン中1人あたり約8営業日分に相当すると推計されました。花粉症が個人の不調にとどまらず、職場全体や社会にも大きな影響を及ぼしていることがうかがえます。
これらの結果から、花粉症は「毎年の不調」で終わる問題ではなく、日常生活や仕事に大きな影響を与える身近な疾患といえるでしょう。
花粉症は我慢してしまう方も多いですが、医師に相談し、適切な治療を行うことで症状の軽減が期待できます。特に花粉飛散量がピークを迎える時期(2〜4月)は、それまで使用していたお薬では十分な効果を感じにくくなることもあるため、お薬の見直しも検討しましょう。症状や飛散量に合わせて、医師と相談しながら治療内容を最適化(調整)していくことが大切です。
今年は一部エリアで飛散量が例年より多くなると予測されているため、早めの対策をお勧めします。
今回の調査では、通院のために勤務の調整が必要だった方も見られました。治療を継続することは重要ですが、業務への影響はなるべく小さくしたいですよね。通院時間の確保が難しい場合には、対面診療で処方された、飲み慣れたお薬は、オンライン診療での処方に切り替えるなど、お薬を切らさないように対面とオンラインを使い分けることも有効です。
また、クリニックフォアでは、企業の従業員様向けに福利厚生としてオンライン診療を利用できるサービスを展開していますので、勤務先で導入されている場合は、活用を検討ください。
クリニックフォアの「オンライン花粉症・舌下免疫(保険診療)」について
https://www.clinicfor.life/telemedicine/pollen-allergy/
クリニックフォアのオンライン花粉症・舌下免疫は、自宅など好きな場所から受診ができ、お薬をご自宅のポストに配送します。さらに保険診療で受けられることも特長です。
忙しくて対面診療の医療機関が受診できない時も、安心してご利用いただけます。
<オンライン診療の特長>
・自宅や好きな場所から診察が受けられる
・保険診療による受診が可能
・お薬は最短翌日に自宅に届く(※1)
・院内処方でお薬が届くので、薬局に行く必要なし
(※1)発送日は決済完了時間により前後します。北海道、九州、沖縄、その他離島に関しましては、発送からお届けまで最短2日必要となります。
(※)舌下免疫治療は、初回の診察は対面診療が必須となります。
(※)診察の結果、医師の判断によりお薬の処方ができない場合もございます。
福利厚生サービス「CLINIC FOR WORK」概要
クリニックフォアが提供する企業向け健康経営支援サービス「CLINIC FOR WORK」は、健康経営や生産性向上、女性活躍推進といった企業課題の解決とともに、従業員のヘルスリテラシーやウェルネス向上を支援するサービスです。
従業員とその家族が利用できるクーポンを発行することで、通常よりも手軽にオンライン診療の利用が可能になります。各課題ごとにカスタマイズ可能なオプションプランもございますので、一度ご相談ください。
<概要>
URL:https://www.clinicfor.life/lp/hello_wellness/
提供可能な診療科目例:内科/皮膚科/花粉症/低用量ピル/禁煙/ドライアイ/漢方/生活習慣病/インフルエンザ/SAS など