株式会社TOK、遠隔ロック解除クラッチ機構を開発

ワンウェイクラッチ技術を基盤に、医療分野を含む開発実績を拡大

株式会社TOKのプレスリリース

株式会社TOK(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:吉川桂介)は、ボタン操作ひとつで回転軸のロックを遠隔解除できる「遠隔ロック解除クラッチ機構」を新たに開発しました。

本機構は、ワンウェイクラッチをはじめとする当社の機構部品開発で培ってきた技術を基盤として設計されたものです。用途を限定しない汎用的な機構技術として開発されており、その応用分野の一例として、医療分野向け機器の開発においても、関係者との連携のもと、企画・設計段階から製品化、さらには市場投入に至るまでのプロセスに携わってきました。

株式会社TOKの医療分野向け機器における部品使用例はこちら

https://tok-inc.com/products/index6.html


■ 開発機構詳細

遠隔ロック解除クラッチ機構は、2つのワンウェイクラッチと油圧制御を組み合わせた、遠隔操作によるロック/フリー切り替えが可能な機構技術です。操作部を押している間は回転軸のロックが解除された状態(フリー)となり、手を離すことでロックが作動する設計となっています。解除ボタンに繋いだ油圧制御により、2か所のクラッチを同時にロック解除することが可能です。

本機構は、片手での操作を想定した構成として、油圧式で制御されるワイヤーコードを採用し、クラッチ動作を安定して伝達できるよう設計しています。また、解除ボタンを遠隔位置に配置できるため、操作部と可動部が離れた構造においても、ロック/フリーの切り替え操作が行える点を特長としています。

用途としては、フレキシブルアームやスマートフォンスタンドのように、位置や角度を動かして調整し、その状態を保持する動作を繰り返す製品を想定しています。調整時にはロックを解除し、位置決め後は自動的にロックが作動するため、調整操作を直感的に行いやすい構造となっています。また、電源や電子制御部を必要としないため、構造がシンプルになり、製品全体のコンパクト化・軽量化が可能となっています。これにより、設置条件や使いやすさに合わせて、柔軟に設計できる点も特長の一つです。なお、本機構に関する技術については、現在特許出願中です。

遠隔ロック解除クラッチ機構の技術的なお問い合わせはこちら

https://tok-inc.com/contact/index.html


■ ワンウェイクラッチとは?

ワンウェイクラッチとは、一方向のみ動力を伝達する機械要素部品です。一方向にしか回転しないため、逆回転の防止や動力の遮断・伝達に使われます。株式会社TOKは、ワンウェイクラッチの設計・製造を30年以上長年手がけており、回転制御や動作状態の切り替えに関する機構技術を多分野の製品開発に提供してきました。

ワンウェイクラッチの詳細はこちら

https://tok-inc.com/products/index5.html


■ 開発者コメント

医療事業開発グループ 坂巻孝行

本技術は、当社がこれまで培ってきたワンウェイクラッチ設計の技術力を土台に開発しました。操作条件や設置環境に左右されにくい構成とすることで、用途に依存しない汎用的な機構技術としてまとめることを意識しています。

電気を使用しない機械式機構部品メーカーとしての強みを、今後もさまざまな形で展開していきたいと考えています。


■ 会社概要

企業名:株式会社TOK

所在地:東京都板橋区小豆沢1-17-12

代表者:代表取締役社長 吉川桂介

ウェブサイト:https://tok-inc.com/


株式会社TOKについて

株式会社TOKは、世の中に必要とされる機械要素部品を提供する部品メーカーです。
ベアリング、ロータリーダンパー、SRシリーズ(カスタム製品)をはじめとする製品を通じて、機械の動作や構造を支えるメカニカル”コア”パーツを提供し、幅広い産業分野のモノづくりに貢献しています。

1964年、世界で初めて樹脂ベアリングを開発して以来、ロータリーダンパー、ワンウェイクラッチ、トルクリミッターなど、数千種類におよぶ機械要素部品を世に送り出してきました。これらの製品は、日本国内はもちろん、衛生機器・家具・電化製品・医療機器などの分野において、世界各国で50年以上にわたり採用されています。

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