株式会社Rhelixaのプレスリリース
株式会社Rhelixa(本社:東京都中央区、代表取締役社長:仲木 竜、以下「当社」)が主導し 、特定集団の少数DNAメチル化データから集団に適合した予測精度の高い生物学年齢推定モデル構築技術が、日本特許庁により認められ特許を取得しました。本技術の活用により、個々の人々に応じた老化指標の評価やヘルスケアへの更なる応用が可能になると期待されます。
特許情報
■発明の名称 :特定集団に適合した生物学的年齢測定指標を構築する装置および方法ならびに構築された生物学的年齢測定装置および生物学的年齢測定方法
■特許番号 :特許第7798383号
■特許公開日 :2025年11月14日
■特許権者 :株式会社Rhelixa
本技術の背景
近年、DNAメチル化情報を用いた「生物学的年齢(Biological Age)」の測定は、老化研究や予防医療、個別化医療の分野で注目を集めています。当社でも、2024年度よりDNAメチル化情報を基にした生物学的年齢検査「エピクロック®テスト」の提供を通じ、老化指標や健康状態の可視化に取り組んできました。
しかし、生物学的年齢を算出するモデル(計算式)の開発には大規模なデータを必要とすることから、特定の集団(例:特定エリア、疾患群、年齢層、民族集団など)に適したモデルを構築することが困難でした。
本技術の特徴
本技術は、既存の生物学的年齢モデルを介して異なる集団の情報を有効活用する「転移学習」の手法を導入することで、少数のデータから特定集団に適した高精度なモデルを構築する方法です。
これにより、従来では生物学的年齢モデルの構築が難しかった集団についても、より高い精度で老化指標の測定が可能となります。
当社は本手法を用いて、日本人の血液DNAメチル化データより、日本人データでは初の生物学的年齢モデル(第2世代エピジェネティック・クロック)を開発しました。
今後の応用
本技術は、以下の分野への応用が期待されます。
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個別化/予防医療への応用
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疾患リスク評価や治療効果評価への活用
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老化研究/ロンジェビティ研究への応用
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集団特性を踏まえた老化メカニズムの解明
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ヘルスケアサービス/検査事業への応用
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企業/自治体/医療機関向けの新たな生物学的年齢指標の提供
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社会実装に向けた研究開発
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多様な集団に対応した生物学的年齢評価プラットフォームの構築
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当社は本技術/特許を基盤とし、生物学的年齢を活用した更なるヘルスケアソリューションの開発および社会実装を推進していきます。
【本リリースに関するお問い合わせ先】
「活用可能性について相談したい」「まずは話を聞いてみたい」などの段階でも、ぜひ下記ご連絡先よりお気軽にお問い合わせください。
株式会社Rhelixa(レリクサ) 広報
メール: press@rhelixa.com
【株式会社Rhelixa(レリクサ)について】
Rhelixaは最先端のゲノム・エピゲノム解析で培ってきた技術を活用して、生物学・医学・薬学領域における基礎研究や製品・ソリューションの開発、またはそれらの受託業務を行っています。次世代シーケンサーにより得られるエピゲノムデータの他、ゲノムやトランスクリプトーム、メタゲノムデータを組み合わせた統合的なデータ解析により、細胞制御の詳細なメカニズムの予測や精度の高いマーカーの探索を行います。また、研究開発のあらゆる場面で必要となるデータの統計解析や図版作成を基礎知識を必要とせず誰もが手元で実現できる環境を提供しています。