株式会社ファムメディコのプレスリリース

現代女性の健康問題解決を目的に、医療コンサルティング事業を展開する株式会社ファムメディコ(本社:東京都千代田区、代表取締役:中村飛鳥)は、2025年1月に立ち上げた企業参加型プロジェクト「HUG YOU PROJECT」の賛同企業担当者をお呼びし、2026年2月16日(月)に「HUG YOU PROJECT交流会」を開催いたしました。
■「HUG YOU PROJECT」について
「HUG YOU PROJECT(ハグユー プロジェクト)」は、女性の活躍を応援する企業が賛同し、働く女性自身が女性の健康について意識と知識を高める機会を設け、女性に必要な検査(健診)を広める企業参加型プロジェクトです。 本プロジェクトは、この想いに賛同した企業とともに進行し、啓発活動の支援や、健診以外の支援サポートの導入等を企業側が行うことで、社員の健康問題に対し、調査・セミナー・福利厚生制度などといったソリューションを掛け合わせながら課題解決を目指しています。

■「HUG YOU PROJECT」交流会を開催
ファムメディコは、「HUG YOU PROJECT」の立ち上げ後初となる交流会を2026年2月16日(月)に開催いたしました。本イベントには、株式会社資生堂、株式会社アンドエスティHDをはじめとする賛同企業および推進パートナーの人事担当者や女性活躍推進担当者が一堂に会し、「HUG YOU PROJECT」のこれまでの活動を振り返りながら「若年層女性の行動変容」をテーマにワークショップを行い、今後のプロジェクトの方向性について意見交換が行われました。
■「HUG YOU PROJECT」の活動報告
交流会の冒頭では、ファムメディコ取締役の安西より「HUG YOU PROJECT」のこれまでの活動や課題について報告があり、改めてプロジェクトの方向性を全体で確認する機会となりました。
「HUG YOU PROJECT」では、女性の「働き続けたい」という想いに対して、婦人科検診や20代の子宮頸がん検診、30代の乳がん検診受診の向上を指標に様々な取り組みによって女性の健康をサポートしています。
今年取り組んだ活動について、安西は「各社様と女性の健康啓発セミナーや婦人科オンライン相談会、オリジナル健診プランの作成などに取り組ませていただいたものの、想定よりもハードルが高く実施数が少なくなり、成果が見えづらい状況でした。」と報告し、「様々な取り組みによって実際に受診に繋げることが難しいという『受診への行動変容を起こすことの難しさ』について、課題が残る1年になりました。」と活動を振り返りました。

■賛同企業の事例共有
これまでの活動について振返った後、プロジェクトの課題を深掘りするため、賛同企業である株式会社アンドエスティHDと株式会社資生堂から導入事例について共有いただきました。
アンドエスティHDグループでは、プロジェクトの賛同を通じてこの1年間でプレコンセプションケアセミナーの実施やプレコンドック受診10%オフ施策を実施。交流会に参加した同社の健康経営推進を担当する関川さんは、「アンドエスティHDグループは、全体で女性8割かつ平均年齢33歳という若い女性が多い会社です。そのため、将来の妊娠に備えた検査など自分事化しやすい健診への興味も非常に高いと感じており、プレコンセプションケアにフォーカスした取り組みを展開しました。」と事例の背景について話しました。しかし、実際のプレコンドック10%オフ施策の申込には繋がらず、この結果について関川さんは「アンドエスティHDグループでは子宮頸がんや乳がんなどの女性特有疾患の検査は無料で受診できるため、その他で将来の妊娠に関して詳細に調べることができる検査が含まれたセットプランというものに金額的なハードルが高かったのではないかと考えています。」と振り返りました。


続いて、資生堂の保健師を担当している團野さんより、「資生堂が行っている女性の健康プロジェクトの2025年のテーマ(適正体重、貧血、骨粗しょう症)とコラボレーションする形で、クレアージュ東京で受診できる資生堂限定の特別健診プランを作成させていただきました。」と報告がありました。資生堂では、体組成や骨密度など企業健診では必須項目となる機会が少ない項目をセットにした特別プランの提供を実施したものの、アンドエスティHDと同様に申込数0件に終わる結果に。この結果に関して團野さんは、「7月に実施したためほとんどの社員が定期健診受診済みの状況だったことや、業務外で自主的に受診することが障壁となった可能性を考えています。また、都内限定プランとして打ち出したため、公平性の観点から周知が難しかったことも挙げられます。」とコメントしました。


これらの事例共有を受けて、全国のライバーマネジメントを行いながらタレントやYouTuberとして活動している株式会社321ファウンダーの菅本さんは、「私の会社でも、婦人科の先生とコラボしたYouTube動画を視聴してもらうなど、全国のライバーの皆さんに向けた啓発活動は実施できています。
一方で、実際に健診を受けるために足を運んでもらうといった具体的なサポートを、全国規模で行うことには難しさを感じています。 」とコメント。どの企業においても、女性の健診受診を最後まで後押しすることの難しさを抱えていることが明らかになりました。

■若年層の行動変容をテーマにワークショップを実施
交流会の後半では、「若年層が受診への行動変容を起こすための心理的スイッチ」について、プロジェクトとしてサポートできることを検討するワークショップが実施されました。
ワークショップには、等身大の意見をもとにアイデアを探るため、実際に賛同企業内の20代の女性社員3名も参加し、本プロジェクトの推進パートナーであるnae株式会社の篠原さん進行のもとインタビューが行われました。
婦人科は足が向かない場所
冒頭では、篠原さんより「この場では、若い女性の婦人科や婦人科検診に対するリアルを探りながら行動変容のヒントを得たいと考えています。」とワークの狙いについて説明があった後、3名の女性社員に対して「“婦人科”と聞いて何を思い浮かべますか?」という質問が投げかけられました。
最初に回答した24歳の女性は、「私は昨年の4月に初めて婦人科に行ったのですが、ずっと“一番足が向かない病院”だと感じていました。実際に、抽象度の高い悩みや症状を感じたときに、どのように相談すべきか分からなかったという経験もしました。」とコメント。続いて28歳の女性は、「私も、妊娠されていたり、重い悩みを抱えている女性が優先的に行く場所だというなんとなくのイメージがあります。至って健康そうな女性が軽い悩みを相談しに行くのは、受診枠も限られている中で気軽に行きにくいなと思っています。」と、共感しながら話します。
そして同じく28歳の3人目の女性も、「私も婦人科に対して、嫌な思いをする場所なんじゃないかという気持ちが結構あります。」と本音を打ち明け、20代女性が一貫して婦人科への不安や自分事化しにくい気持ちを抱えていることが分かりました。


会社の健診費用負担のサポートには前向きな声
続いて、「会社負担で婦人科検診を無料で受診できる点についてどう思いますか?」という問いについてもディスカッションしました。当事者である20代女性社員の3名は、「年代別に受けたほうが良さそうな検査を進めてもらえるのは知識がない中で助かる」、 「前職では自分で調べて総務に話を持って行って、追加のお金を払うという流れにハードルの高さを感じていた」などと話し、会社負担で受診できることにポジティブな印象を抱いていることが分かりました。
これらの意見に対して、座談会に参加したアンファー総務担当の荒さんは「以前は15,000円分の補助額を設けて、自由にオプション検査を受診できるシステムにしていたんです。ですが意外と申し込みが少なくて。やはり無料だということに気づかず、毎年の流れでなんとなく申し込んだ後に補助の件を知ったという人が多かったのではないかと思います。そこで翌年から基本の受診項目に年代別に必要な婦人科、大腸、乳房の検査を組み込むようにしたところ、受診率がかなり上がりました。ご自身の健康に関心が低い方にも、向き合うきっかけになったのではと思っています。」とコメント。同じく賛同企業のクリーク・アンド・リバー社の疋田さんも「弊社でも、乳がんや婦人科系の検査は全てベースの健診に含まれているので、ほとんどの女性社員に受診してもらえる仕組みを採用しています。」と話しました。
婦人科や健康の話で、「自分に関係があるかも」と思ったことは?
インタビューの中では、「婦人科や健康に関する情報などを見聞きする中で、自分事化したことがありますか?」といった質問もありました。すると3人の女性からは、「高校生の頃にPMSに悩んでいた時、子宮頸がんワクチン啓発のCMがよく流れていたことを覚えています。」といった声や、「生理不順になんとなく悩んでいた頃、家族や職場の女性など周りから憶測で心配されたタイミングで“本当に悪い状況だったら嫌だ”という気持ちになり受診を決めました。」などと、当時の婦人科受診で背中を押されたきっかけについてリアルな意見が飛び交いました。
これらの話を受けて、naeの篠原さんから賛同企業の担当者に対して「皆さんの中にも、婦人科に関する情報がシェアされて行動に移した経験がある方はいらっしゃいますか?」と質問があると、株式会社321のファウンダーであるの菅本さんは「私が中学生の頃に、ちょうど子宮頸がんワクチンの無料化が始まりました。当時はまだスマートフォンも普及しておらず、”ワクチンを接種すると危ないらしい”といった漠然とした噂が広がっていましたが、母親と一緒に医療機関を受診したことを今でも覚えています。」とご自身の経験をお話しされました。
いつかやらなきゃいけないと思っていながら行動できていないこと
最後に、「自身の健康に関することで、いつかやらなきゃいけないと思いながらまだ行動できていないこと」についてトークしたところ、インタビューを受けた女性3人全員が「将来の妊娠を踏まえた検査受診や、今の自分の身体の状態を知ることができていない」と回答しました。すると参加者同士で「どこに向かって行動を移せばよいのか?」という問題が浮き彫りに。これに対し賛同企業の担当者からは「かかりつけの婦人科を見つけることではないでしょうか?」と意見が挙がりました。また、「どのようにいい先生を見つけることができるのでしょうか?」といった20代の女性社員の質問には、複数の参加者が「周りの女性社員や友人に聞いたり、ネットで口コミを見ること」と回答するなど、活発な意見交換が行われました。
ワークショップ終了後は、参加者それぞれがワークショップで得た気づきを共有する場を設け、企業ごとに異なるフェーズでありながらも、働き続けたいと願う女性社員のサポートに向けて考えを深め合い、今後の導入施策へのヒントが湧き上がる有意義な時間となりました。
そして、交流会の閉会前には、改めてファムメディコの安西から「HUG YOU PROJECT」の今後について共有がありました。
安西は、「企業ごとに課題やフェーズが異なる中で、このプロジェクトでは女性が健康情報に触れ、行動を考え始めるための“ツール群”を用意することで、各社の状況に合わせて選び、組み合わせて使っていただけるようなプロジェクトへとシフトしていきたいと考えています。」とコメント。受診率の向上など数値の判断にとどまらず、賛同企業内の女性社員が「どのように気づき、行動に移すことができたか」という行動変容までのプロセスも追えるようなプロジェクトへの変革について発表し、交流会は終了しました。
「HUG YOU PROJECT」は、今後もさまざまな企業とともに「働き続けたい」と想う女性の意思を支える環境づくりを推進してまいります。
■「HUG YOU PROJECT」ステートメント
叶えよう。働き続けられる未来を。
この先も自分のペースで働けたらな、と思うけれど、将来の健康に対して、ふと不安になる。
毎日を頑張ることに夢中になるあまり、自分自身の健康のことはついつい後回しに。
女性特有の症状もある中で、これくらいは大丈夫。と、不調に目を瞑って、
今日だけはと頑張りすぎてしまうことも。
そんな女性たちが、多く存在する。
このプロジェクトは、女性たちの「働き続けたい」想いに寄り添い、
その選択肢を自由に選べるように、
自分のからだと、女性ならではのからだのサインと
ちゃんと、向き合う時間を持つことを応援するために存在します。
少し先の自分のために、今の自分をもっと大切にしてほしい。
応援しよう。自分を大切に過ごせる、日々を。
叶えよう。働き続けられる未来を。
◆「HUG YOU PROJECT」詳細
本プロジェクトは、「賛同企業」「推進パートナー」の2つの方法で企業に参画いただきます。
公式サイト:https://www.youkenshin.jp/hugyou
賛同企業・・・各賛同企業が抱える課題に沿って、以下3つのうちいずれかの指標をともに追ってまいります。
・婦人科を受診したことのない女性社員が婦人科を受診した数
・20代女性社員の子宮頸がん検診受診率
・30代女性社員の乳がん検診受診率
推進パートナー・・・各推進パートナーがお持ちのサービス・商品を、ファムメディコが持つソリューションと掛け合わせながら、賛同企業と共に女性の健康課題の解決を目指してまいります。
プロジェクト賛同をご検討の企業様へ
HUG YOU PROJECTへのご賛同をご検討の方は下記メールアドレスまでご連絡ください。
info_hugyou@f-med.jp
株式会社ファムメディコ 会社概要
会社名 :株式会社ファムメディコ
所在地 :東京都千代田区丸の内2丁目7番2号
設立日 :2019年11月14日
事業内容 :医療コンサルティング事業
ホームページ :https://www.f-med.jp/


