第一工業製薬株式会社のプレスリリース
第一工業製薬(本社:京都市南区、代表取締役社長:山路直貴)は、40歳以上の男性を対象とした臨床試験において、カイコハナサナギタケ冬虫夏草の摂取が男性更年期症状を改善することを確認しました。本研究成果は、2026年2月10日発行の日本抗加齢医学会雑誌「アンチ・エイジング医学」に論文として掲載されました。
男性の更年期症状は、抑うつ症状、睡眠障害、性機能低下、いらいら、ホットフラッシュなど多岐にわたり、男性のQOL(生活の質)に大きな影響を及ぼします。症状が進行すると日常生活や就労に支障をきたし、男性更年期障害として診断される場合もあります。さらに、男性更年期症状やそれに伴うホルモン変化は、メタボリックシンドロームや心血管疾患、認知症などの疾患リスクとの関連も報告されており、その重要性が高まっています。
男性更年期症状への対応としては、男性ホルモン(テストステロン)の低下が確認された場合、ホルモン補充療法が有効な治療選択肢の一つとされています。一方で、症状の背景や重症度には個人差があり、すべての症状がホルモン補充療法の適応対象となるわけではありません。そのため、睡眠や食事を含む生活習慣の改善、心理的サポート、健康食品・サプリメントの活用などを通じて、テストステロンやメンタルヘルスの維持・向上を図る日常的な取り組みも重要です。
当社では、こうした対策の一つとして食品素材「カイコハナサナギタケ冬虫夏草(以下、カイコ冬虫夏草)」に着目しています。これまでの臨床試験では、睡眠の質の改善や肥満傾向にある男性でのテストステロン値の増加を確認してきました。こうした背景を踏まえ、カイコ冬虫夏草が男性の更年期症状に及ぼす影響を検証することを目的として、本臨床試験を実施しました。
臨床試験の結果、カイコ冬虫夏草を摂取することで、AMSスコア※1の総スコアに加え、下位項目である心理的因子および身体的因子においても、統計学的に有意な改善が認められました。これらの知見から、男性更年期症状の改善に寄与することが確認されました。
当社は今後も、カイコ冬虫夏草に関するさらなる研究を推進し、ストレス社会や超高齢化社会が抱える社会課題の解決に貢献してまいります。
【試験概要】
40歳以上の男性68名を対象に、カイコ冬虫夏草またはプラセボ食品を12週間摂取するランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験※2を実施しました(解析は12週間後検査に来院しなかった3名を除外した65名で実施)。評価項目は、男性更年期障害質問票(AMSスコア)※1の総スコアおよび下位項目である心理的因子、身体的因子、性機能因子としました。
※1 男性更年期障害質問票(AMS スコア) :自己記入式の男性更年期症状に関する質問紙で17 項目から構成されている。各項目とも「なし」、「軽い」、「中等度」、「重い」、「非常に重い」の5 段階で評価して、それぞれに1 から5 点の点数をつけ合計点でその訴えの重症度を評価する。そのため、高スコアとなるほど重症度が高いと判断される。
※2 ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験 :被験者を無作為に2群に割り付ける。医療従事者および被験者が食品の識別ができない状態(二重盲検下)で、各群に試験食品またはプラセボ食品のどちらか一方を摂取させ、その有効性及び安全性を比較評価する試験デザイン。
【関連リリース】
カイコハナサナギタケ冬虫夏草摂取により男性更年期症状の緩和を確認!~肥満傾向者、性腺機能低下傾向者のテストステロン、更年期症状を改善~(2024年8月9日)
https://www.dks-web.co.jp/updata/n_pdf/2024080901.pdf
■掲載誌 「アンチ・エイジング医学」2026年2月号
・発行学会:日本抗加齢医学会 https://www.anti-aging.gr.jp/
・発 行 所:株式会社メディカルレビュー社
・発 行 日:2026年2月10日
・論文標題:「カイコハナサナギタケ冬虫夏草の摂取が健常男性の更年期症状に及ぼす影響
ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験」
・論文著者:第一工業製薬 山本 真史、小森 紀明、斉藤 大輔、齋藤 志穂
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