ナウキャスト、ファイントゥデイの次世代データ分析基盤の構築を支援

~サプライチェーンと財務領域を横断するディメンショナルデータモデリングでデータを整備し、インフラのコード化によるガバナンス強化を目指す~

株式会社Finatextホールディングスのプレスリリース

 次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、株式会社ファイントゥデイ(本社:東京都港区、代表取締役 社長 兼 CEO:小森 哲郎、以下「ファイントゥデイ」)の全社的なデータドリブン経営を加速させるため、Snowflakeおよびdbtを活用した次世代データ分析基盤の構築を支援しました。
 本支援により、ファイントゥデイはサプライチェーンや財務会計などの基幹データを統合的に管理・活用できる環境を整備しました。

■背景

 ファイントゥデイは、「TSUBAKI」「SENKA」「uno」などのブランドを展開するパーソナルケア企業です。同社では、生産から販売に至るバリューチェーン全体の最適化を目指してデータの利活用を推進する中で、以下の課題を抱えていました。

  • データパイプラインのブラックボックス化と属人化

 従来のデータ基盤では、複雑なビジネスロジックがプログラム内に固定化され、データ構造が分析の切り口(次元)ごとに最適化されていなかったため、データの再利用や品質管理、改修に多大な工数を要し、迅速なデータ活用を阻害していました。

  • データガバナンスの欠如

 データの所在や定義を管理するカタログ機能が不足しており、開発者・ユーザーが必要なデータにアクセスしづらい状況でした。また、本番環境と検証環境の権限管理やリソース管理の統制強化も求められていました。

  • 高度なデータ活用のニーズ

 従来のデータ基盤構造では、グループ・グローバルで統合・統制された指標や分析軸に基づいたデータ分析が困難であり、経営戦略や施策検討に十分に生かすことができない状態でした。その結果、迅速かつ柔軟な意思決定が阻害されるとともに、データの横断的利用や再利用にも限界があり、AIモデルを活用した高度な分析の実現が困難でした。

■支援概要

 ナウキャストは、単なるシステム構築にとどまらず、アーキテクチャ設計から実装、運用ルールの策定、社内エンジニアへのスキルトランスファーまでを一気通貫で支援しました。

1. Snowflake × dbt によるディメンショナルモデルの再構築

 データウェアハウス(DWH)にSnowflake、データ変換にdbtを採用し、複雑なサプライチェーンや財務データを、「製品」「顧客」「時間」といったビジネス軸で整理したディメンショナルモデル(次元モデリング)へと再構築しました。 これにより、複雑な処理ロジックがSQLベースで可視化され、誰でも同じ定義でデータを扱える環境を実現しました。

2. Terraform によるインフラのコード化(IaC)とガバナンス強化

 AWSおよびSnowflakeのインフラ設定をTerraformを用いてコード化(IaC: Infrastructure as Code)しました。これにより、環境構築の自動化と設定ミスの防止を実現するとともに、厳格な権限管理と監査ログの追跡が可能となり、エンタープライズレベルのガバナンス体制を構築しました。

3. セマンティックレイヤーの整備によるAIデータ活用の推進

 自然言語による直感的なデータ検索や生成AI(Snowflake Cortex Analyst等)の活用を促進するため、セマンティックレイヤーの整備を支援しました。これにより、データの分析軸やビジネスメタデータが統合的に管理され、ビジネスユーザーがAIを通じて必要なデータを容易かつ正確に引き出せる環境を整えました。

■株式会社ファイントゥデイ IT本部 小室英彦 様のコメント

 これまではデータ基盤の仕様がブラックボックス化しており、改修や新規データの取り込みに多くの時間とコストがかかっていました。ナウキャスト社の支援により、dbtやTerraformといったモダンな技術を導入できたことで、自分たちで管理・運用できる透明性の高い基盤へと生まれ変わりました。今後はこの基盤を活用し、ビジネス直結型のデータ活用を加速させていきます。

■今後の展望

 ファイントゥデイは、今回構築した基盤を核として、さらなるデータ活用の高度化を推進します。ナウキャストは引き続き、生成AIとデータ基盤の両輪で、ファイントゥデイのDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に支援してまいります。

【ナウキャストのデータAIソリューションに関するお問い合わせ先】

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 お問い合わせフォーム : https://finatext.com/contact


Finatextグループについて

Finatextグループについて

Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」、貸金サービスに必要なシステムや業務を一気通貫で提供する「株式会社スマートプラスクレジット」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

株式会社ナウキャスト

株式会社ナウキャスト

株式会社ナウキャストは、東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年に設立された、オルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、ビッグデータ解析事業を担っています。POSデータやクレジットカードの決済データ、求人広告データなどの「オルタナティブデータ」を多数扱い、生成AI活用とデータ基盤構築の両輪で事業者の業務支援に取り組んでいます。また、独自の経済指数を開発し、経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行い、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。

会社名  : 株式会社ナウキャスト
代表者  : 代表取締役CEO 辻中 仁士
設立   : 2015年2月
所在地  : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト: https://nowcast.co.jp/

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