「SHINみなとみらい」で支援を受けるベンチャーと大企業のプロジェクトが事業化に向けて取り組みます︕

味や満足感を損なわない、新たな減塩の取組の実証結果を公表

神奈川県のプレスリリース

県では、ベンチャー企業の成長を加速させるため、ベンチャー企業の成長促進拠点「SHINみなとみらい」を活用し、「ビジネスアクセラレータ—かながわ(BAK)」の取組を実施し、ベンチャー企業と大企業等によるオープンイノベーションを促進するとともに、事業化の支援を行っています。このたび、令和7年度に支援したプロジェクトにおいて実証を行った結果、具体的な成果が得られたことから、今後、両者で事業化に向けて取組みを進めていきますのでお知らせします。

取組の概要

連携企業

トイメディカル株式会社、株式会社グリーンハウス

(下線がベンチャー企業)

プロジェクト名

減塩常識を変える!海藻由来の成分でおいしい塩分オフセット食の開発

概要

・トイメディカル株式会社は、食事に含まれる塩分を、海藻由来のアルギン酸類で吸着し、吸収されにくい形に変化させ排出する仕組みである「塩分オフセット技術」を有するベンチャー企業です。

・レストランや社員食堂を運営し、様々な調理に関するノウハウを有する株式会社グリーンハウスと連携し、「味を薄くする減塩メニュー」ではなく、味や満足感を損わずに塩分を排出する「塩分オフセットメニュ—」や「塩分オフセットゼリー」を開発し、モニターの方に試食いただき、その効果や満足度を測定する実証を行いました。

実証事業の結果

【塩分オフセットメニューの試食体験実証】

主菜や副菜、デザートなどにアルギン酸類を配合し、塩分量を変えることなく「塩分をオフセットする」メニューを、グリーンハウス社員等25名、高齢者施設の入居者57名が試食し、アンケートを実施しました。

実証結果:

・健康経営事業や外食・ホテル事業等を担当する社員、管理栄養士も含め、メニューを試食した体験者の86%が「満足・やや満足」と回答。

・高齢者施設に入居する方では、75%が継続的な提供を希望すると回答。

・従来、アルギン酸類には「水に溶けにくい」という課題があり、調理が難しい側面がありましたが、グリーンハウスの調理技術や知見を取り入れた結果、調理現場からは「調理の負担がほとんど無い」という回答がありました。

【塩分オフセットゼリーのモニタリング試験】

新たに開発した「塩分をオフセットする」スティックタイプのゼリーを、グリーンハウス社員や県庁職員など計153名が14日間にわたり継続摂取し、その効果を測定しました。

実証結果(効果は開始前と摂取開始後7日目、14日目の比較):

・尿に含まれるナトリウムの変化量が7日目まで有意に低下し、7日から14日には、低下状態を維持しました。特に元々の塩分摂取量が多い群ではその傾向が強く見られました。

・「足のむくみの体感」が摂取前と比較して改善する傾向が確認できました。

・アンケートの結果、78%が「購入意欲(条件次第含む)」を示し、64%が「継続意向」を示すなど、新たな塩分ケアの選択肢として高い可能性が示されました。

今後の展開

・今後は、社員食堂や高齢者施設等への導入・検証を段階的に進めるとともに、セルフケアプロダクトの新たな展開を検討し開発を進めます。

・減塩に取り組む企業・団体によるコンソーシアムの立ち上げや、自治体等との連携を深め、新たな食のルール作りや情報発信を通じて、「食べたいものを食べながら塩分コントロールすることが可能な社会」の実現を目指します。

取材について

本取組の詳細は問合せ先(トイメディカル株式会社または株式会社グリーンハウス)まで御連絡ください。

【参考1】トイメディカル株式会社

住所:熊本県熊本市南区富合町志々水48-1
設立日:2013年10月
代表:代表取締役社長 竹下 英徳
事業内容:塩分オフセット技術を用いた食品や添加物の開発・製造・販売
URL:https://toymedical.jp/

 【参考2】株式会社グリーンハウス

住所:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号東京オペラシティタワー17階
創業:1947年4月1日(会社設立1959年2月20日)
代表:代表取締役社長 田沼 千秋
事業内容:コントラクトフードサービス(オフィス・学校・高齢者施設など)、レストラン・ホテルマネジメント ほか
URL:https://www.greenhouse.co.jp/

【参考3】ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)

  県内に拠点を持つ大企業等とベンチャー企業による連携プロジェクトを創出するとともに、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業等・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等が参画する協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営する取組。県内で、積極的にオープンイノベーションに取り組むことを希望する企業を随時募集中。

https://startups.pref.kanagawa.jp/program/bak-yak/

問合せ先

神奈川県産業労働局産業部

宇宙産業・ベンチャー支援担当課長 小柴 電話045-285-0213

産業振興課ベンチャー支援グループ 上野 電話045-210-5646

(事業の取材申込に関すること)

トイメディカル株式会社 マーケティング本部 マネージャー 松下

電子メール matsushita@toymedical.jp

株式会社グリーンハウス GreeneX Plus推進室 マネージャー 松尾

電子メール matsuohi@greenhouse.co.jp

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