ベトナムにおけるマネージドケア事業への参入

住友商事株式会社のプレスリリース

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)は、ベトナム最大手のマネージドケア(注)事業者であるInsmart Joint Stock Company.(以下「インスマート」)に出資し、ベトナムにおけるマネージドケア事業に参入しました。

マネージドケア事業者は、企業の従業員や保険会社の被保険者が医療機関で受診した際の医療費の支払い・請求・内容審査、投薬量や入院回数の適正化、適切な医療機関の紹介などを行います。近年ベトナムでは、急速な人口増加と経済成長による医療需要の拡大に伴い、医療費の抑制や高度な医療サービスを提供するマネージドケア事業者へのニーズが高まっています。

インスマートは、ヘルスケア市場の成長と企業・民間医療保険会社の医療費抑制ニーズを背景に拡大を続けるベトナムのマネージドケア業界において、マーケットシェア6割超を誇る最大手です。先進的なITシステムや国内外の医療機関との強固なネットワーク、24時間対応のコールセンターによる高品質のサービス提供などを強みとし、年率20パーセントで成長する民間医療保険マーケットを中核として、ベトナムの医療システムを支えています。

住友商事は、2019年にマレーシアの大手マネージドケア事業者であるPM CareおよびHealth Connect Holdingsに出資参画し、マネージドケア事業の知見を蓄積してきました。今般、インスマートへの出資参画を通じて、医療費請求の処理業務におけるオペレーションの効率化やオンライン診療・調剤サービスの導入など、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、マネージドケア事業の高度化を目指します。

住友商事は、中期経営計画「SHIFT 2023」において「ヘルスケア」を次世代成長戦略テーマの一つに掲げ、国内外で調剤併設型ドラッグストアの展開や地域包括ケア体制の構築、創薬支援などに取り組んでいます。今後も、世界各国のヘルスケア市場において企業・民間医療保険会社や個人と医療機関をつなぐ存在として、良質で効率的な医療サービスを提供します。また、医療機関と一丸となったDX推進や医薬品流通、医療データ整備などの周辺事業への参画も視野に入れた、サステナブルなヘルスケアシステムの構築を通じて、生活水準の向上に貢献します。
(注)マネージドケア
主に公的医療制度が充実していない国で発展しつつある管理医療システム。企業・民間医療保険会社、マネージドケア事業者、医療機関の三者が連携して医療サービスを提供する仕組み。

<参考資料>
■インスマート 会社概要
正式名称:Insmart Joint Stock Company.
所在地:ベトナム ハノイ
設立年:2010年
従業員数:約300名(2020年12月末)

■マネージドケア 事業概略

 

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