大塚包装との協業で実現。製品を使うことが「森林保全」につながる新たな仕組み
株式会社再春館製薬所のプレスリリース
株式会社再春館製薬所(本社:熊本県上益城郡益城町、代表取締役社長:西川正明、以下「再春館製薬所」)は、大塚ホールディングスの子会社である大塚包装工業株式会社(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:長濱正視、以下「大塚包装」)との共同開発により、主力製品「ドモホルンリンクル」8点の外装パッケージを2026年5月26日(火)より、約30年ぶりに一新いたしました。新たな外装には、主原材料をすべてFSC®認証紙とする「紙製ブリスター」包装を採用。長年親しまれてきた、タオル工場で出た残り糸を活用する「残糸(ざんし)タオル」とジッパー付きのパウチ袋による包装から、地球環境への配慮を一段と深めた包装「結び箱」へと生まれ変わります。
■「使うことでの社会貢献」を包装にも
自然の恩恵に支えられる漢方の製薬会社・再春館製薬所には、「自然の力なくしてドモホルンリンクルは存在しない」という信念があります。だからこそ、その恵みに感謝し、その恩恵を次世代へつなぐために環境に配慮した選択を採ることは、再春館製薬所が果たすべき「約束」と考えます。実の中で可食部以上に多くの割合を占め、大量の廃棄物となっていた「山椒種子(さんしょうしゅし)」のアップサイクル(創造的再利用)、国内栽培される「絶滅危惧や準絶滅危惧(NT)指定植物」の採用を介した「種の保全」貢献などの原料採用も、その表れの一つです。
これまで約30年間採用してきた外装の「今治のタオル工場で出た残り糸に着目した『残糸タオル』とジッパー付きのパウチ袋」も、その汎用性の高さから、別の用途で再利用しやすい「捨てない」パッケージとして親しまれてきました。しかし、今回導入した「製品を通して森林保全に参加」が叶う、FSC®認証紙を使用した新包装は、再春館製薬所の目指す「使うことでの社会貢献」の実践をより深めたものとなっています。
FSC®認証
FSC認証(Forest Stewardship Council®)は、環境・社会・経済の観点から「責任ある管理」がなされた、持続可能な森林から作られた製品を証明する、国際的な森林認証制度。森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら、適切に生産された製品を消費者に届けることも意味します。
www.fsc.org(FSC® N004839)
■ 新包装のポイント:「環境への配慮」と「製薬会社としての品質保持」の両立を追求
1. 年間約30%のCO₂削減を達成する「脱プラスチック」設計
外装変更に伴い、パウチやキャップを包む透明フィルムなどの複数のプラスチック製包装パーツを廃止。FSC®認証紙を使用してすべて紙製の箱にすることで、年間約30%のCO₂削減を達成予定です。
2. 安全性と開封性、製薬会社として安心安全の追求
箱は自立して保管できる構造とし、熱圧着による高い密閉性で異物混入を防ぐとともに、未開封を保証するバージン性、余計な力を入れずにストレスなく開けられる開封性を追求。開封後の安全性の検証も十分に重ねたうえで、今回の導入にいたりました。
■ 新外装の名称「結び箱」
FSC®認証紙を採用したパッケージは、単に「ゴミを減らす」という消極的な選択ではなく、石油由来資源への依存を減らし、資源を循環させる「循環型素材」の積極的な活用です。新外装の「結び箱」という名称には、製品を通じて「お客様、人と人、そして地球の未来をしっかり結ぶ」という想いが込められており、製品を手に取ること自体が、世界の森林保全活動への参加(社会貢献)につながることを表しています。これらの「使いたくなる理由」の積み重ねが、単なる製品の枠を超えた「未来の社会へ果たす一つの形」となるべく、今後もドモホルンリンクルは進化を続けてまいります。
【大塚包装工業株式会社】
1954年徳島県鳴門市で設立(創業1912年)。「夢をかたちに」を企業理念に魅力あるパッケージに挑戦し続ける包装資材メーカー。医薬品や食品などの商品価値を最大限に高め、安心安全を届ける機能性とデザインに優れたものづくりが特長です。近年は脱プラスチックなどの環境負荷低減に加え、つくり手の思いを確実に伝えるため、自社のユニークな技術に外部の知見や創造性を掛け合わせた独創的なパッケージ開発を展開。多様な視点から社会課題の解決と理念の実践を追求しています。また、2025年からはサステナブル経営を本格的に始動。社内の取り組みを推進するほか、それらを体系立てた社外開示にも取り組んでいます。今年には、ビジネスパートナーの皆さまの大切な商品を「包み、守り、価値を伝える」ことでその価値をともに支えるサプライチェーンの一社としての責任や、得意先からの要請などを踏まえ、EcoVadis社のサステナビリティ評価を初受審し、全世界評価対象の上位15%のみに与えられる「シルバー」メダルを獲得。パッケージを通じて人々に喜びを提供し、持続可能な社会の実現へ貢献することを目指し、未来を見据えた中長期的な価値提供をすべてのステークホルダーの皆さまとともに推進してまいります。(https://www.otsuka-houso.co.jp/)
【株式会社再春館製薬所】
1932年熊本で創業の、「痛散湯」や「ドモホルンリンクル」をはじめ、漢方理念に基づく医薬品・医薬部外品・化粧品の製造販売を行う「漢方の製薬会社」。「人間も自然の一部」という着想で選び抜いた原料の潜在力を製薬会社の技術で最大限に引き出し、自然界の強靭な生命力を人の力に活かすものづくりが特徴です。「自然・人・社会の循環」を目指す、「自然とつながり、人とつながる明日を」という企業理念のもと、自然から受ける恩恵への“恩返し”としてのサステナビリティ活動(年間電気量100%相当分の発電量(電力自給率)をまかなう約3万枚の太陽光パネルの保有/「天然のミネラルウォーター」である阿蘇の伏流水を守る取り組みの一環として、雨水を地下浸透させ、帯水層に水を供給する「涵養(かんよう)」で、使用した量を上回る年間約20万トンもの水を地下水として還す取り組み)、本社を構える熊本県益城町に対する、自社運営の「ふるさと納税サイト」を通じた復興支援など、多角的な観点で理念の実践を追求します。2032年の創業100周年に向け、「明日が楽しみと思える毎日をつくりたい」という意志を込めた「ポジティブエイジカンパニー宣言」を発表。独自性の高い「漢方発想のソリューション」の提案を、「お客様・社員とその家族・協力者・地域・地球」に継続的に行う中長期的な事業計画を推進中です。(https://www.saishunkan.co.jp/)