~水がひらく、新たなアトピー治療アプローチの可能性~
株式会社アイシン ハイドレイド事業推進部のプレスリリース

株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:吉田 守孝、以下アイシン)は、ナノサイズ微細水粒子により、「小さな水が、やがて大きな驚きと喜びになる」というビジョンのもと、「髪と肌の未知なる健やかさに挑む」というミッションを掲げ、水の性質に着目し、生体環境における水の役割の解明に向けた研究開発を推進しています。
このたび、当社は第125回日本皮膚科学会総会において、ナノサイズでの水の挙動に関する研究知見を報告し、皮膚バリア機能との関連について新たな視点を提示しました。
■ 研究の背景
当社は、アトピー性皮膚炎など、皮膚バリア機能の低下に起因する課題に着目し、水が生体に与える影響について研究を進めてきました。 水をナノサイズで制御した際の生体内での挙動や機能との関係について、基礎研究からメカニズム検証、臨床試験まで段階的な検証を行っています。 これまでの検討から、セラミド産生と皮膚バリア機能との関係が示されている一方で、その仕組みやナノサイズ微細水粒子がセラミド産生に関与する過程には未解明な点が多く、さらなる検証が求められています。
■ 研究のポイント
<角層形成における水の役割に関する基礎的知見の紹介>
皮膚の表皮における細胞変化に関する基礎理解として、水がどのような役割を果たしているのかについて講義が行われました。 細胞内のカルシウム濃度やpHの変化と連動して水の状態が変化する現象が、角層形成の過程に関与していることが示されています。 これにより、水は単なる外部から補う保湿要素にとどまらず、細胞機能の変化に関与する可能性があり、皮膚バリアの仕組みに新たな視点が得られました。 今後は、これらの基礎的知見を踏まえ、ナノサイズ微細水粒子と表皮形成との関係についての検討が期待されます。
東京工科大学 応用生物学部 化粧品コース 松井 毅教授
【略歴】
京都大学大学院医学研究科博士課程修了(’00)
理化学研究所 皮膚恒常性研究チーム 副チームリーダー(’16-’21)
東京工科大学 応用生物学部 教授(’21-)
<ナノサイズ微細水粒子によるアトピー性皮膚炎のバリア機能改善可能性を確認>
アトピー性皮膚炎マウスモデルを用いて、ナノサイズ微細水粒子の皮膚炎への影響について検証が行われました。 その結果、マウスの皮膚炎の軽快や痒破回数の低下がみられました。さらに、皮膚バリア機能に関わる指標や皮膚の炎症反応に良好な変化がみられました。
これらの結果から、微細化された水の作用により皮膚バリア機能の維持に加え改善につながる可能性が示され、新たな治療へのアプローチにつながることが期待されます。
群馬大学大学院 医学系研究科皮膚科学 茂木 精一郎教授
【略歴】
群馬大学医学部医学科卒業(’99)
群馬大学大学院医学系研究科 皮膚科学教授(‘20)
<ナノサイズ微細水粒子による重症アトピー性皮膚炎患者の症状改善を確認>
臨床研究においては、重症アトピー性皮膚炎患者に対して通常治療に加えてナノサイズ微細水粒子を併用した観察が行われました。 その結果、長期使用において皮膚状態や生活の質に変化がみられ、改善傾向が確認されました。
これにより、重症例でも安全に使用可能であるとともに、既存医療を補完する一つの選択肢としての活用が考えられます。 今後は、日常的なケアへのさらなる応用が期待されます。
野村皮膚科医院 野村 有子院長
【略歴】
慶應義塾大学医学部卒業(’86)
野村皮膚科医院開業(’98)
チャリオタワーに医院を移転(’03)

当社では、これらの研究を基盤として、微細水粒子技術「Hydraid(ハイドレイド)」を展開して
います。
今後は医療・美容にとどまらない分野横断的な展開を見据え、研究開発を進めてまいります。
▼アイシン公式ホームぺージ
https://www.aisin.com/jp/product/mobility/new-other/

※本リリースで紹介する内容は研究結果に基づくものであり、特定の効果・効能を示すものではありません。
【本プレスリリースに関するお問い合せ先】
株式会社アイシン ハイドレイド事業推進部 担当:冨永 TEL:0566-62-8130 平日:9:00~17:00


