美容室の市場規模は1兆3063億円で前年比-5.9% 利用減少の理由は「美容代の節約」がトップ アイビューティーサロンやエステサロンでは男性市場が拡大

美容センサス2026年上期(美容サロン利用実態調査)

株式会社リクルートのプレスリリース

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:牛田 圭一)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15~69歳の男女1万3,200人を対象に、過去1年間における美容サロン※1の利用に関する実態調査を実施しました。

今回の調査では、美容室の市場規模推計が1兆3063億円(前年比-5.9%)となるなど、多くの美容サロン市場規模が前年を下回りました。美容サロン利用が減った理由としては、男女とも「美容代を節約する必要が出てきたため」が最も高くなっています。

一方で、男性のアイビューティーサロン市場は274億円(前年比+46.4%)、エステサロン市場はフェイシャル、ボディ/痩身が拡大し1191億円(前年比+12.1%)など、男性市場は拡大している領域もあります。

※1美容サロン…美容室、理容室、アイビューティーサロン、エステサロン(フェイシャル、ボディ/痩身、脱毛)、リラクゼーションサロン、ネイルサロン

<調査トピック>

① 美容室の市場規模は1兆3063億円で前年比-5.9%。美容サロン全体の市場規模は2兆5299億円

② 美容サロン利用が減った理由は「美容代の節約」が最も高く、「料金改定(値上げ)」も利用減少の要因に

③ 女性のサロン支出にメリハリ。「維持する領域」と「抑える領域」

④ アイビューティーサロンやエステサロン(フェイシャル、ボディ/痩身)などでは男性市場が拡大

<研究員からのコメント>

今回の調査では、節約意識の高まりが美容市場に広がっていることが確認されました。一方で、消費者は美容サロンの利用を使い分けている様子が見られます。

女性では、美容室やアイビューティーサロンなど日常的な身だしなみやケアに関わるサービスの1回あたりの利用金額には大きな変化は見られませんが、エステサロンやネイルサロンなどでは支出を抑える傾向にあります。

また、男性ではアイビューティーサロンやエステサロン(フェイシャル、ボディ/痩身)を中心に市場規模の拡大が見られました。女性の市場規模は全体的に縮小する中で、男性市場が広がる領域もあり、美容消費の在り方が変化していることがうかがえます。今回の結果からは、消費者がサロン支出を一律に削減するのではなく、自身にとって必要なサービスを見極めながら利用する姿が見えてきました。

(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)

トピック① 美容室の市場規模は1兆3063億円で前年比-5.9%。
美容サロン全体の市場規模は2兆5299億円

美容室市場は1兆3063億円(前年比-5.9%)で、利用率(1年以内利用者の割合)と年間利用回数の減少が市場規模縮小の要因となった。美容サロン全体の市場規模は2兆5299億円(前年比-5.7%)となり、理容室以外の全ての領域で前年の市場規模を下回っている。

サロン利用率、1回あたり利用金額、年間利用回数と人口推計(総務省統計局)からの推計(調査概要参照)
サロン利用率、1回あたり利用金額、年間利用回数と人口推計(総務省統計局)からの推計(調査概要参照)

<研究員からのコメント>

2026年は理容室を除く全ての美容サロン領域で市場規模が前年を下回る結果となりました。背景には、物価高等による節約意識の高まりがあると考えられます。美容室では利用率や年間利用回数の減少が見られました。

女性の市場規模も理容室を除く全ての領域で縮小しましたが、一方で、男性市場ではアイビューティーサロンやエステサロンなど、前年から市場規模が拡大した領域もあります。同じ美容市場の中でも、領域や市場の成熟度合いによって異なる消費行動が見られたことは注目すべき点です。

(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)

トピック② 美容サロン利用が減った理由は「美容代の節約」が最も高く、「料金改定(値上げ)」も利用減少の要因に

美容サロンの利用が減った人に理由を聞いたところ、「美容代を節約する必要が出てきたため」が女性は40.8%、男性は26.4%と最も高かった。

<研究員からのコメント>

美容サロンの利用が減った理由として、男女ともに「美容代を節約する必要が出てきたため」が1位となり、「サロンの料金改定(値上げ)のため」が2位に続きます。生活コスト上昇などがサロン支出にも影響を与えていることがうかがえます。特に女性では4割が節約を理由に挙げており、美容サロンの使い方を見直す動きが広がっていると考えられます。

(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)

トピック③ 女性のサロン支出にメリハリ。「維持する領域」と「抑える領域」

女性の1回あたり利用金額は、理容室、リラクゼーションサロン(着衣の施術)、美容室、アイビューティーサロンでは比較的安定している。一方、エステサロンやリラクゼーションサロン(脱衣の施術)、ネイルサロンでは利用金額が減少した。

詳細は各資料編(調査概要参照)

<研究員からのコメント>

1回あたり利用金額の変化から、女性のサロン支出にはメリハリが見られました。

理容室、リラクゼーションサロン(着衣の施術)、美容室では利用金額が前年を上回り、アイビューティーサロンもほぼ前年並みを維持しています。これらは女性の日常的な身だしなみやケアとして利用されるサービスであり、昨今の物価高の中でも支出が維持されていることが分かります。

一方、エステサロン(フェイシャル、ボディ/痩身、脱毛)、リラクゼーションサロン(脱衣の施術)、ネイルサロンでは利用金額が減少しました。特にエステサロン(ボディ/痩身)は前年比-15.1%と減少幅が大きく、物価高の影響を受ける中で支出を抑える対象になっていることがうかがえます。

女性はサロン支出を一律に削減するのではなく、自身にとって必要なサービスは利用を維持し、それ以外のサービスでは支出を抑えるなど、選択的な消費行動を取っていると考えられます。

(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)

トピック④ アイビューティーサロンやエステサロン(フェイシャル、ボディ/痩身)などでは男性市場が拡大

男性市場では、アイビューティーサロンが274億円(前年比+46.4%)、エステサロン(フェイシャル)が342億円(前年比+24.8%)、リラクゼーションサロン(脱衣の施術)が518億円(前年比+23.9%)、エステサロン(ボディ/痩身)が369億円(前年比+22.7%)と、市場規模の拡大が見られる。利用率は大きく変化していない一方で、1回あたり利用金額や年間利用回数は増加している。

<研究員からのコメント>

全体では市場規模が縮小した領域も多い中、アイビューティーサロンやエステサロン(フェイシャル、ボディ/痩身)、リラクゼーションサロン(脱衣の施術)では男性市場が前年から拡大しています。美容室や理容室などの「身だしなみ」の領域ではない、目元ケアやスキンケアなど「自己投資的な美容」では1回あたり利用金額や年間利用回数が増加しており、既存利用者の施術メニューの高単価化や利用頻度の高まりが市場規模拡大につながっていると考えられます。

(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)

■調査概要

調査名  :「美容センサス2026年上期(美容サロン利用実態調査)」

調査手法:インターネットリサーチ

調査期間:2026年1月21日(水)~2月12日(木) 

調査対象:全国、人口20万人以上の都市に居住する15~69歳の男女各6,600人

※調査結果の各数値は四捨五入の処理をして表示しているため、差分や合計値において単純計算した結果と合致しない場合があります。

【人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)】について

2024年調査より人口統計比率に合わせた集計(ウェイトバック集計)に変更しています。(2022年~2023年のデータも再集計)

詳細は「美容センサス2026年上期」各資料編をご参照ください。

【市場規模推計 算出の方法】

男女各年代の市場規模推計の合算値(15~69歳・男女合計)

市場規模推計(円)

 =人口(人)※1×1年以内のサロン利用率(%)※2×1回あたり利用金額平均(円)※3×年間利用回数平均(回)※4

※1人口データは人口推計(総務省統計局)を使用。年齢(5歳階級)、男女別人口―総人口(各年10月1日時点)。調査年の前年10月1日時点の人口を使用。

※2※3※4ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2026年上期」各資料編より使用。

「美容センサス2026年上期≪美容室編≫資料編」

「美容センサス2026年上期≪理容室編≫資料編」

「美容センサス2026年上期≪エステサロン編≫資料編」

「美容センサス2026年上期≪リラクゼーションサロン編≫資料編」

「美容センサス2026年上期≪ネイルサロン編≫資料編」

「美容センサス2026年上期≪アイビューティーサロン編≫資料編」

■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは

美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SOGIE・障がいがあるお客さまへの接客などの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。

 

▼リクルートについて

https://www.recruit.co.jp/

▼本件に関するお問い合わせ先

https://www.recruit.co.jp/support/form/

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