およそ3人に2人が「栄養バランスを整えたいのにできない」と回答。理想はバランス食でも、夏の朝食は主食・軽食のみが4人に1人。食卓の「品数・食材数」を十分に揃えられている人はわずか1割強にとどまる実態。
株式会社 野口医学研究所のプレスリリース
株式会社野口医学研究所(所在地:東京都港区、代表取締役:堤 大造)は、「こころに寄り添う美と健康を」の理念のもと、健康食品・サプリメントの製造を通じて人々の健康をサポートしています。同社は、近年の記録的猛暑・食材価格の高騰・夏休みによる給食ロスが重なることで人々が抱える食生活の理想と現実のギャップに着目し、2026年7月14日の夏休み直前に合わせて全国の20代〜70代以上の男女1,800名を対象に「夏の食卓・栄養バランス実態調査2026」を実施しました。
2023・2024年と2年連続で観測史上最高の夏を記録した日本。「バランス良く栄養を摂りたい」という意識は多くの人が持ちながら、猛暑による調理回避・食欲低下、食材価格上昇による品数削減、夏休みによる給食ロスという三重の制約が重なり、理想の食事を実践することが年々難しくなっています。今回の調査では、およそ3人に2人(66.5%)が「栄養バランスを整えたいのにできないと感じることがある」と回答し、わかってはいても実践が追いつかない「栄養ギャップ」の実態が明らかになりました。
【調査概要】
・調査名:夏の食卓・栄養バランス実態調査2026
・調査期間:2026年6月26日
・調査機関:野口医学研究所(調査委託先:Freeasy)
・調査対象:全国の20代〜70代以上の男女(自分または家族の食事準備に関わっている方)
・有効回答数:1,800サンプル
・調査方法:インターネット調査(モニター調査会社利用)
①調査結果サマリー
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【「わかっているけどできない」が3人に2人——栄養ギャップの実態】
「栄養バランスを整えたいのにできないと感じることがある」と回答した人は66.5%に上り、現代の食生活における意識と実践の乖離が浮き彫りになった。特に「夏は栄養バランスを整えることが特に難しい」と感じている人は22.7%に達し、「栄養ギャップ」が広がりやすい季節であることが示された。 -
【朝食の理想と現実——夏に生まれる「2倍の栄養乖離」】
朝食の理想として「バランスのとれた食事を挙げた人」(TOP1,2)は49.7%(およそ2人に1人)に上る一方、「夏場の実際のバランス食摂取率」は26.3%(およそ4人に1人)へとほぼ半減。さらに夏は、パン1枚やドリンクのみといった「主食のみ」「軽食のみ」にとどまる人が26.2%に達しており、理想と現実の間に2倍以上の大きなギャップが存在していた。 -
【物価高と猛暑の「ダブル要因」が食卓を変えた】
物価上昇が食事内容に「影響している」と回答した人は70.0%。影響の内容として「新鮮な野菜・果物の購入頻度が減った(28.9%)」「魚・魚介類を減らした(23.0%)」「乳製品を減らした(11.7%)」が上位を占め、ビタミン・ミネラル源となる食材が最初に省かれる傾向が確認された。さらに、猛暑の影響で食事内容が変わったと感じている層(45.8%)との重複も多く、二つの要因が重なるほど栄養バランスの崩れが深刻になりやすいことが示された。
② 「わかっているけどできない」——現代の食生活が抱える栄養ギャップの構造
■ 意識と実践の乖離——3つの「理想と現実」
今回の調査では、食生活における意識と実践のギャップが3つの場面で確認された。
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ギャップ1:朝食——夏は4人に1人が「主食・軽食のみ」
朝食の理想として「主食・主菜・副菜がそろった食事(和定食・洋食の合計)」を挙げた人は49.7%に上る一方、夏場の実際の朝食が「主食のみ(パン1枚・おにぎり1個など)」と回答した人は14.5%、「ヨーグルト・果物・飲み物など軽食のみ」は11.7%。理想のバランス食(49.7%)と夏場の現実(26.3%)の差は23.33ポイント(およそ2倍の乖離)に達した。
朝食が簡素になる夏特有の理由として「暑くて調理する気力・体力がない(10.4%)」が上位に挙がっており、近年の記録的猛暑が朝食の質を押し下げている実態が浮かび上がった。
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ギャップ2:栄養素への意識——健康情報の普及が生んだ「特定偏重」の罠
食事で意識している栄養素・食材として「タンパク質食材(46.8%)」を挙げた人が多数派を占めた一方、「毎食、できるだけ多くの食材・品数を揃える(バランス全体を意識している)」と答えた人は14.7%にとどまった。特定の栄養素への関心は高まっているが、栄養素が互いに補い合うという「チームプレー」の視点は、まだ十分に浸透していない。
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ギャップ3:食卓の品数——物価高が阻む「多品目摂取」の障壁
バランスの良い食事の基本となる「多品目摂取」について、日頃から実践できていると答えた人は14.7%にとどまった。食事で「特に意識しているものはない」と答えた人は22.1%に過ぎず、残りの約8割の人は何らかの健康意識を持っていながらも、十分な食材数や品数を揃えられない最大の障壁として、半数以上の人が「食材の価格が高いこと(56.0%)」を挙げた。さらに、「わかっていても面倒でやる気が出ない(26.3%)」という調理モチベーションの低下や、「何をどれだけ食べればよいかよくわからない(26.1%)」といった知識面のハードルも重なり、経済的・物理的な制約によって理想の多品目摂取が「わかっているけどできない」現代の食卓のリアルな悩みが浮き彫りになった。
■ 「わかっているけどできない」の正体
3つのギャップに共通するのは、「理想の栄養バランスはわかっている」という意識と、「構造的な制約によって実践が難しい」という現実の乖離である。個人の努力不足ではなく、猛暑・物価高・時間不足という現代の環境が、理想の食生活から人々を遠ざけている。
特に子どもの有無によって栄養意識の葛藤に差が見られ、夏の食事で栄養バランスを整えるのが『夏は特に難しい』と回答した割合は、子どもがいない世帯(19.6%)に比べ、子どもがいる世帯では25.7%(およそ4人に1人)へと跳ね上がる。「自分一人なら簡素な食事で済ませられるが、子どものためにはそうもいかない」という子育て世帯特有の心理的負担の重さがデータでも実証された。
③近年の猛暑と物価高騰が、「食卓の簡素化」を加速させた
■ 調理気力の低下、女性は男性の「2.2倍」——台所の過酷な現実
今回の調査では、近年の夏の暑さによって食事内容に何らかの「変化があった」と感じる人が45.8%(およそ2人に1人)に達した。
具体的な変化として、「麺類や冷たいものが増えた(20.4%)」に次いで、「暑くて調理する気力・体力が落ちた」が17.3%となった。この調理気力の低下を男女別で見ると、男性が10.7%に対し、女性は23.5%と「およそ2.2倍」の開きを記録。さらに「火を使う調理を避ける(女性22.4% vs 男性11.9%)」など、料理の主担者である女性たちの肉体的な限界が、夏場の食卓の品薄化・偏りを引き起こす直接的な引き金となっている。
■ 物価高が「省かれる食材」を固定化——高所得層の3割も野菜・果物を買い控え
物価上昇の具体的な影響として最も多く挙げられたのは「新鮮な野菜・果物を買う頻度が減った(28.9%)」であり、次いで「魚・魚介類を減らした(23.0%)」「乳製品を減らした(11.7%)」が続いた。
この買い控え傾向は世帯年収に関わらず見られ、中流〜高所得層である世帯年収800万〜900万円未満の層であっても、実に36.4%(およそ3人に1人)が新鮮な野菜や果物の購入頻度を減らしていると回答。また、世帯年収800万円以上の高所得世帯全体で見ても30.6%(およそ3割)が野菜・果物を削減し、23.1%(およそ4人に1人)が魚・魚介類を減らしていることが判明した。主食(パン・米・麺)と比べて価格変動の影響を受けやすいこれらの副菜が最初に削られることで、家計の余裕に関わらず日本の食卓全体からビタミン・ミネラルの摂取機会が体系的に失われる構造が浮き彫りとなった。
④夏休みの「給食ロス」——栄養管理の空白期間、夏は簡便さ優先傾向
■ 子育て世帯の夏休み、昼食準備が「簡便さ優先」に偏る実態
子どもと同居している家庭のうち、夏休み中の子どもの昼食として「そうめん・うどんなど麺類が多くなる(31.3%)」「おにぎり・パンなどの軽食になることが多い(22.8%)」「冷凍食品を使うことが増える(16.8%)」が上位を占め、給食という栄養設計された食事が失われることで、昼食が「簡便さ優先(炭水化物中心)」に偏りやすくなる実態が確認された。
対照的に、「手作りの昼食(品数が揃ったもの)を用意している」と回答した層はわずか14.1%。猛暑と家事負担が重なる夏場において、栄養設計された多品目の昼食を自炊し続けることの障壁の高さが示されている。給食という栄養の防波堤が失われる長期休暇は、食卓の「簡便化」を加速させ、子どもの栄養偏重傾向を生み出している実態がデータで裏付けられた。
⑤調査から見えた「夏の栄養ギャップスパイラル」
今回の調査から、近年の夏において
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猛暑 ➔ 調理回避・食欲低下 ➔ 朝食の簡素化・食材品数の減少
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物価高 ➔ ビタミン・ミネラル源の食材(野菜・魚・乳製品)が最初に省かれる
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給食ロス ➔ 子どもの昼食が単品・簡便食(麺類・パン・冷食)に偏る
という複数の要因が連鎖し、1日全体の栄養バランスが崩れやすくなる「夏の栄養ギャップスパイラル」が進行している可能性が示唆された。
特に注目されるのは、「意識」と「実態」の乖離が年々深刻になっている点だ。
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83.3%の人が「何らかの形で栄養バランスを意識している」と回答
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しかしバランス全体(多くの食材・品数)を意識できているのはわずか14.7%にとどまる
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66.5%の人が「栄養バランスを整えたいのに難しい」と感じている
栄養の重要性を理解していても、猛暑・物価高という構造的な制約の中で実践が難しくなっている。この状況に対して必要なのは、食生活の大改革ではなく、「今の食事をベースに、無理なく満遍なく補う」という発想への転換である。
⑥ 【管理栄養士によるレビュー】「特定の栄養素」より「満遍なく補う」——近年の夏に必要な栄養の発想転換
今回の調査結果は、近年の夏が「栄養バランスを整えたい意識」と「実践できない現実」の乖離が最も大きくなる季節であることを示しています。その背景には、個人の努力ではどうにもならない、社会的・環境的な制約が複合的に重なっています。
■ 栄養素は「チームプレー」で働いている
調査では、食事で意識している栄養素として「タンパク質」や特定のビタミンを挙げる人が多い一方、「バランス全体」を意識できている人は少数派にとどまりました。
私たちの体は、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルという五大栄養素が、それぞれ役割を果たしながら、互いに支え合うことで健康が保たれています。例えば、炭水化物や脂質は体を動かすエネルギー源となり、たんぱく質は筋肉や皮膚など体をつくる材料になります。しかし、それらを体の中で効率よく利用するためには、ビタミンやミネラルの働きが欠かせません。
ビタミンB群は、炭水化物・脂質・たんぱく質をエネルギーへ変える働きを助け、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるなど体づくりにも関わっています。また、ビタミンDは骨の健康を支え、ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持に役立つなど、それぞれ異なる役割を担っています。つまり、ビタミンは主役ではありませんが、ほかの栄養素が十分に力を発揮するために欠かせない、いわばチームプレーの要なのです。
■ 水溶性ビタミンは「毎日」補い続けることが重要
ビタミンB群やビタミンCなどの水溶性ビタミンは、体内に大量に蓄えることができず、余剰分は排泄されやすい特徴があります。さらに夏は、汗や尿などで水溶性ビタミンが失われやすく、暑さで食事も偏りがちです。そのため、1日まとめて摂取しても効果は限定的で、毎日の食事だけで必要なビタミンをバランスよく補い続けることは、決して簡単ではありません。
夏場の朝食が「パンだけ」「飲み物だけ」になると、前日の夕食から時間が空いた後の最初の食事でこれらのビタミンを補う機会が失われます。果物や野菜を1品加えるだけでも補給の助けになりますが、それすら難しい夏の実態が今回の調査で明らかになりました。
■ 夏こそ「満遍なく補う」発想を
今回の調査が示すように、夏は「食べたいのに食べられない」「作りたいのに作れない」という制約が重なる季節です。だからこそ必要なのは、「食生活を一から見直す」という負担の大きい方法ではなく、「今の食事をベースに、不足しがちなビタミン・ミネラルを満遍なく、毎日続けやすい形で補う」という発想の転換です。
特定の栄養素を集中的に摂るよりも、幅広い栄養素をバランスよく補い続けることのほうが、体のコンディションを整えるうえで理にかなっています。大人も子どもも、家族全員で無理なく続けられる形を見つけることが、夏の健康を支える第一歩です。
■ 管理栄養士からのアドバイス
忙しい毎日の中で、食事だけですべての栄養素をバランスよく補い続けることは簡単ではありません。「わかっているけどできない」という感覚は、努力不足ではなく、現代の生活環境が生み出す構造的な難しさです。
その感覚を自分を責める材料にするのではなく、「今の食事に何か一つプラスできるものを取り入れる」という小さな積み重ねが、長い目で見て体のバランスを保つことにつながります。食べやすく・続けやすく・幅広い栄養素を補える選択肢を、日常の習慣に加えてみることをお勧めします。
■株式会社野口医学研究所について
国際医学教育&交流を支えるための収益事業として、「美と健康」に関連するサービスの提供や、健康関連商品の製造・販売を行っています。
その収益金の一部は、米国財団法人野口医学研究所を通じて、医師や看護師、薬剤師、管理栄養士など、医療従事者の国際医学教育&交流活動の資金に充てられます。
会社概要
創立者:浅野 嘉久
代表取締役社長:堤 大造
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-12-9 スズエ・アンド・スズエビル4階
資本金:1億5千万円
設立:1990年6月
電話番号:03-3501-0130
FAX:03-3580-2490
WEBサイト:https://noguchi-co.com/
■おとなの肝油ドロップ マルチビタミンについて
「食べることは、生きること」
栄養素は体をつくる源であり、「医食同源」の言葉が示すように、毎日の食事を整えることは健康を守ることに直結します。しかし現代は、食の選択肢が豊富だからこそ栄養が偏りやすく、必要な栄養素を食事だけで補い続けることは容易ではありません。
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