【Tile Capsule】大阪・福島の老舗銭湯を継承した温浴施設「しずのゆ 福島」へ、サウナ空間を彩る5種のタイルを提供

〜温度・湿度・過ごし方に合わせ、素材と意匠で心地よい「ととのい」を演出〜

ボウクス株式会社のプレスリリース

Tile Capsule(タイルカプセル/運営:ボウクス株式会社、本社:神奈川県川崎市中原区、代表取締役:内海健太郎)は、株式会社yue(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大澤秀征)が2026年8月23日に大阪市福島区で開業した男性専用の温浴施設「しずのゆ 福島」に、スペイン・イタリア製のタイル5シリーズを提供しました。

同施設は、旧「延命湯」の歴史ある浴場タイルや意匠をそのまま引き継ぐ一方で、サウナ室・水風呂エリア・整いスペースの壁面と、水風呂の床はTile Capsuleの欧州タイルによって一新されています。温度も湿度も、そして過ごす時間の長さも異なる3つの場面それぞれに、素材と意匠の異なるタイルを最適に配置することで、心地よい温浴体験をかたちづくりました。


サウナ→水風呂→整い:3つの体感をタイルが演出し分ける

「しずのゆ 福島」の入浴体験は、サウナ室・水風呂・整いスペースという3つの場面を巡る構成です。体感温度も、利用者が過ごす時間の長さも異なるこの3場面に、Tile Capsuleは素材・サイズ・意匠の異なる5シリーズを充てました。

サウナ ストーブ背面 ── MYSTIC OCEAN(Sant’Agostino/イタリア)

サウナストーブ背面の大判タイル「MYSTIC OCEAN(ミスティック オーシャン)」

最も視線が集まるストーブ背面の壁には、イタリア Sant’Agostino社の大理石調タイル「MYSTIC OCEAN(ミスティック オーシャン)」を採用。「MYSTIC」は地球の地形や地質から着想されたシリーズです。600×1200mmの大判が壁一面をひとつの絵として見せ、鏡面仕上げ(KRYSTAL)が熱気の中で照明を反射させ、サウナ室に奥行きをつくっています。

‐ メーカー:Sant’Agostino(イタリア)

-シリーズ:MYSTIC(ミスティック)

– 品番:CSAMYOCK60

‐ 素材:磁器質※1

– サイズ:600×1200mm/厚み9mm

‐ 仕上げ:鏡面(KRYSTAL)

※1 磁器質=約1,200℃以上の高温で焼成されたタイル。吸水率が3%以下(JIS A 5209のI類/欧州規格EN 14411のBI群)と低く、水や汚れが染み込みにくい。硬く凍害にも強いため、浴室の壁や屋外の壁にも使えます。

2. 水風呂エリア ── AMANTINA(NANDA TILES/スペイン)+ FONDANT(MAINZU/スペイン)

水風呂を囲む壁とサウナハット掛けエリアには、スペイン NANDA TILESの100mm角タイル「AMANTINA(アマンティーナ)」を採用。「AMANTINA」は1枚のなかでサテンとグロスの質感が交錯し、幾何学と渦模様が25柄ランダムに組み合わさるシリーズです。壁ごとに同じ並びは二度と再現できず、世界で唯一無二の水風呂の表情をつくります。

水風呂壁面に使用されたデコレーションタイル「AMANTINA」

水風呂には、釉薬による光沢が乗ったデコレーションタイル「ALESSIA(アレッシア)」と、サテン仕上げの単色「COVINGTON BLUE(コヴィントンブルー)」を混在させ、濡れて光る面と光を吸う面を同じ壁に同居させています。また、ゆくゆくアート展示などに利用されるという対面のハット掛けエリアには、白のデコレーションタイル「GABRIELLA(ガブリエラ)」を配置しました。

‐メーカー:NANDA TILES(スペイン・バレンシア州オンダ)

-シリーズ:AMANTINA(アマンティーナ)

-品番:ALESSIA(ND-AMN1N6627),COVINGTON BLUE(ND-AMN1N6626),GABRIELLA(ND-AMN1N6623)

‐素材:磁器質※1

-サイズ:100×100mm/厚み9mm

水風呂床面の「FONDANT BLUE(フォンダン ブルー)」

浴槽床には、スペイン MAINZUの200mm角タイル「FONDANT BLUE(フォンダン ブルー)」を敷きました。常時、水中に浸かっているタイルなので、選定の基準は意匠と同時に安全性です。FONDANTのアンチスリップ仕上げは、滑りにくさの等級(DIN 51130)でR11。壁のブルーと色をつなぎながら、床には床に必要な性能を持つタイルを充てています。

‐メーカー:MAINZU(スペイン)

-シリーズ:FONDANT(フォンダン)

-品番:PT03585

‐素材:磁器質※1

-サイズ:200×200mm/厚み8.4mm

‐仕上げ:アンチスリップ(DIN 51130 R11)

整いスペース ── JUNGLE「TAPIS EDEN」(MAINZU/スペイン)

ドライエリアに施工された「JUNGLE(ジャングル)」

サウナと水風呂を出たあとに長く滞在する整いスペース(ドライエリア)の壁には、スペイン MAINZUの「JUNGLE(ジャングル)」シリーズから「TAPIS EDEN(タピス エデン)」を採用しました。


ベースはマットな発色で、落ち着いたパステルカラー。そこに絨毯(tapis)を思わせる様々な植物を模した文様が乗っており、体を冷ましながら長く留まる施設利用者を視覚的にも心地よく愉しませます。

‐メーカー:MAINZU(スペイン)

-シリーズ:JUNGLE(ジャングル)

-品番:PT03231

‐素材:陶器質※2

-サイズ:100×300mm/厚み7.4mm

※2 陶器質=約1,000℃前後の比較的低い温度で焼き上げたタイル。吸水率が高く(JIS A 5209のIII類/欧州規格EN 14411のBIII群)、凍害や水のかかる場所には向きませんが、釉薬の発色がよく、色や文様の表現に優れます。TAPIS EDENは水のかからない屋内壁での使用を前提とした製品です。


Tile Capsule ブランドマネージャーコメント:タイルは、時間を重ねる仕上げ材

ボウクス株式会社 マーケティンググループ/Tile Capsule ブランドマネージャー 内海 健人


「株式会社yueさんは『都市の遺産を、社会の資産に』と掲げています。タイルはその考え方に素直に乗る材料です。世界最古のタイルは約4,650年前のエジプトにあり、緑がかった青の釉薬が今も色を保っています。焼き固めた材料なので経年で質が変わらず、手入れをすれば張った日の姿のまま使い続けられます。使って捨てる消耗品ではなく、建物の一部として時間を重ねていく仕上げ材です。『延命湯』の壁が43年にわたって空間の印象を決め続けられたのも、そこがタイルだったからだと考えています。今回採用されたシリーズも、既存のカラーを踏襲しながら選定されました。これらがまた次の時代にも受け継がれていくことこそがこの銭湯の文化を繋いでいくことになると思っております。」

yue代表コメント:銭湯を中心に育った、日本人のタイル美学

株式会社yue 代表取締役社長 大澤秀征

「日本にタイルが入ってきたのは明治のことです。銭湯もまた明治から全国へ広がり、地域の公衆衛生を担う場所になっていきました。木と違って腐らない、清潔に保てる。その実用的な理由から、タイルはやがて銭湯の建材として広く使われていきます。日本人がタイルに対して持っている美的感覚は、銭湯を中心に育っていったのではないか。私はそう考えています。

今回の『しずのゆ 福島』でも、多くのタイルを使っています。使うからこそ、選定は徹底的にこだわりたかった。ボウクスさんにお願いしたのは、要望に応えてくださるだけでなく、ヨーロッパの最新の潮流から、濡れた床の安全性や耐久性といった温浴施設ならではの与件まで、いつも一歩先の提案をくださるからです。内海さんが出張先で見つけてこられた今回のシリーズについて話を伺ったとき、これはお風呂の水に映える、と直感的に思いました。いつか使いたいと思っていたタイルを、この場所でようやく張ることができました。

私たちはこれからも、銭湯を一軒でも多く残していきたい。その現場には、タイルが隣り合わせにあります。これからも素晴らしい空間を、一緒につくっていきたいです。」


施設概要

しずのゆ 福島の外観

施設名:しずのゆ 福島

所在地:大阪府大阪市福島区福島5丁目12-5

アクセス:JR大阪環状線「福島駅」徒歩2分

開業:2026年8月23日(8月20日よりプレオープン)

運営:株式会社yue

建物:旧「延命湯」(1983年築/設計:竹原義二 無有建築工房/渡辺節賞受賞)

営業時間・料金:平日13:00〜26:00/土日祝9:00〜26:00 入館料1,480円(時間制限なし・26:00以降の退館は追加500円)/男性専用(レディースデーの実施あり)


築43年の建物を壊さず、編集して次世代に引き継ぐ
「しずのゆ 福島」を運営する株式会社yueは、「都市の遺産を、社会の資産に」をコンセプトに温浴事業を手掛ける企業です。既存の建物を壊して新築するのではなく、元の建築様式を残しつつ、現代の暮らしの中で再び機能する場所へと再編集することを方針としています。

本施設は、1983年竣工の銭湯「延命湯」(設計:竹原義二 / 無有建築工房 (当時35歳))の建物を引き継ぎました。2025年2月開業の「しずのゆ 相模原」(創業57年の「亀の湯」を再生)に続くプロジェクトとなります。


ブランド概要

ブランド名:Tile Capsule(タイルカプセル)

運営:ボウクス株式会社

取引メーカー:Sant’Agostino/NANDA TILES/MAINZU/HARMONY/NATUCER ほか

URL:https://www.tile-capsule.com/

「Tile Capsule」とは

Tile Capsuleは、ボウクス株式会社が展開する輸入タイルブランドです。スペイン・イタリアの海外メーカーのタイルを、設計者・インテリアデザイナーに向けて提案しています

運営会社概要

会社名:ボウクス株式会社

代表者:代表取締役 内海 健太郎

所在地:〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月4-28-3

設立:1964年12月1日

従業員数:38名

事業内容:建材事業/建築工事業/住宅設備機器事業/住宅建材・アメリカン住宅建築(TNDプロジェクト)事業/不動産事業(賃貸および管理)(神奈川県知事(3)第28037号)

URL:https://www.bowcs.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

Tile Capsule(ボウクス株式会社)

TEL:044-431-5052(受付時間:平日9:00〜18:00)

E-mail:info@tile-capsule.com

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