中身だけでなく、容器にも環境への配慮を。ナンバースリーが採用する『嵌合容器』の工夫

プロフェッショナル向け頭髪化粧品メーカーの株式会社ナンバースリーは、製品の中身だけでなく、毎日の使用で手に取る「容器」にも環境への配慮を取り入れています。

株式会社ナンバースリーのプレスリリース

ナンバースリーでは、サロン専売メーカーとして美容を通じた豊かな暮らしを提案するだけでなく、製品を使い終えた後のことまで考えたものづくりを進めています。

その取り組みの一つが、「Me2U」「ヒュウ ナイトケア」の各300サイズ製品に採用している「嵌合(かんごう)容器」です。

嵌合容器とは、複数のパーツを組み合わせて一つの容器として使う構造のこと。ナンバースリーでは、この容器に植物由来のバイオマスプラスチックや、CO₂を原料として活用する素材を使用しています。さらに、容器の中をすり鉢状にすることで、中身が中央に集まりやすく、最後まで使いやすい形状にしています。

「環境に配慮した容器」というと、特別な素材を使うことをイメージするかもしれません。しかし、実際には「どんな素材を使うか」「どんな形にするか」「中身を最後まで使えるか」といった、身近な工夫の積み重ねが環境への配慮につながります。

今回は、ナンバースリーが採用する嵌合容器について、どのような工夫がされているのかをご紹介します。

植物由来のバイオマスプラスチックを採用

容器本体部分には、植物などの再生可能な資源を原料の一部として使用した「バイオマスプラスチック」を採用しています。一般的なプラスチックの多くは石油を原料としていますが、バイオマスプラスチックは、植物などの再生可能な資源を原料として活用する素材です。

植物由来の原料を取り入れることで、石油由来資源の使用量削減やCO₂排出量の削減につなげることができます。「プラスチックを使わない」という選択だけではなく、必要な機能を保ちながら、使用する素材を見直していくことも、環境負荷を低減するための一つの方法です。

最後まで無駄なく使える「すり鉢状」の容器

そして、この容器には、素材だけではなく「形状」にも工夫があります。容器の内部をすり鉢状にすることで、使用する際に中身が中央に集まりやすく、底や側面に残りにくい設計になっています。

シャンプーやトリートメントなど、粘度のある製品では、容器の底や側面に中身が残ってしまい、まだ使用できるにもかかわらず製品を廃棄してしまうことがあります。最後まで中身を取り出しやすい形状にすることで、製品を無駄なく使い切ることができます。

「最後まで使い切る」という一見シンプルなことも、製品を無駄にしないための大切な工夫です。容器を設計する段階から、使う人の利便性だけでなく、その先にある廃棄や資源のことまで考える。こうした設計も、環境への配慮につながっています。

CO₂を「資源」として活用するカーボンキャプチャー素材

さらに、キャップとボトルの下部には、「カーボンキャプチャー素材」を使用しています。カーボンキャプチャーとは、排出されるCO₂を回収し、それを資源として有効活用する考え方です。

ナンバースリーでは、自然界の海洋微生物がCO₂などの温室効果ガスを炭素源として合成した高分子由来プラスチックを、容器の成形材料の一部に採用しています。

これまでCO₂は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスとして、「いかに排出量を減らすか」という視点で語られることが多くありました。しかし、CO₂を回収して新たな素材の原料として活用することで、CO₂を「排出するもの」から「活用する資源」へと捉え直すことができます。こうした素材を容器に取り入れることで、資源を循環させながらCO₂排出量の削減を目指しています。

美容と環境、そのどちらも大切にするために

このように、ナンバースリーが採用する嵌合容器には、「素材」「形状」「資源循環」というさまざまな観点から、環境への配慮が取り入れられています。

植物由来のバイオマスプラスチックを使用すること。中身を最後まで使いやすい形状にすること。そして、CO₂を回収し、資源として活用する素材を取り入れること。

一つひとつは小さな工夫かもしれませんが、毎日使う製品だからこそ、こうした工夫を積み重ねることが、より持続可能なものづくりにつながるとナンバースリーは考えています。

美容製品を選ぶとき、つい中身や仕上がり、香りなどに目が向きますが、その製品を包む「容器」にも、さまざまな工夫が込められています。

これからもナンバースリーは、美容を通じて心地よい毎日を提案するとともに、製品を使うその先にある環境にも目を向け、素材や容器のあり方を考えたものづくりを続けていきます。

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