認知症の「困りごと」だけでなく、その人が持つ「支え」に目を向ける ー 10月2日「ともにんの日」、全国各地で初の「ともにん週間」

本人・家族・支援者・地域の人がともに学び、語り合う対話型ワークショップ「ともにん」

一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会のプレスリリース

一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会(東京都港区、代表理事:小澤竹俊)は、2026年より10月2日を「ともにんの日」と定め、初年度となる今年は、その前後の9月26日(土)から10月4日(日)を「ともにん週間」と位置づけます。全国各地にて、認知症の本人やその家族、支援者、地域住民が立場を超えて学び合う対話型ワークショップ「ともに認知症と生きる力を育てる~ともにん~」を開催いたします。

「ともにん」が大切にしているのは、認知症によって生じる「できないこと」や「困りごと」だけではなく、その人がすでに持っている「支え」や希望にも目を向けることです。

2026年「ともにん週間」詳細情報は随時更新予定です。最新情報はこちらからご確認ください。

■ポイント

・10月2日を「ともにんの日」とし、9月26日~10月4日、全国各地で初の「ともにん週間」を開催
・認知症のある本人・家族・支援者・地域の人が、ともに学び、語り合う対話型ワークショップ
・「できないこと」「困りごと」だけでなく、その人がすでに持つ「支え」や希望にも目を向ける
・認知症当事者ネットワークみやぎ・丹野智文さんからのメッセージ動画も交え、「安心して認知症になれる社会」をともに考える

「認知症になっても」ではなく、「認知症とともに生きる」社会へ 

2024年に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」では、認知症の人を含め、一人ひとりが個性と人格を尊重し合いながらともに生きる「共生社会」の実現が掲げられています。

認知症になっても、住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けるために、本人の声を聴き、本人が望む暮らしや希望を大切にすることが求められています。

一方で、認知症とともに生きるなかには、制度やサービスによって解決・改善できる困りごとだけでなく、「これから自分はどうなってしまうのだろう」「家族に迷惑をかけたくない」といった、簡単には解決することが難しい苦しみもあります。

また、本人がそうした不安や希望を語るためには、まず「この人なら話してみてもよい」と思える関係が必要です。

「ともにん」は、認知症について知識を得るだけでなく、本人・家族・支援者・地域の人が立場を越えて声を聴き合い、「困りごと」だけでなく、その人が持つ「支え」や希望に目を向けることから、認知症とともに暮らせる地域を考えます。

「困りごと」だけでなく、その人が持つ「支え」へ 

大切な人とのつながり。
これまで大切にしてきたこと。
今もできること。
自分の役割や楽しみ。
これからやってみたいこと。
そして、「自分のことをわかってくれる人」の存在。

「ともにん」では、こうした、その人がすでに持っているものを「支え」として捉えます。

すべての問題を解決することができなくても、自分にとって支えになるものに気づくことで、人は穏やかさや希望を取り戻せる可能性があります。

そして、支えを必要としているのは、認知症のある本人だけではありません。

ともに暮らす家族も、力になりたいと願う支援者もまた、それぞれに苦しみを抱え、支えを必要とする一人です。

「ともにん」では、認知症のある人を一方向的に「支援される人」として捉えるのではなく、本人も、家族も、支援者も、地域の人も、それぞれに支えを持ち、時には誰かの支えにもなり得る存在として、ともに考えることを大切にします。

「ともにん」で、ともに学び、語り合う 

ワークショップでは、認知症当事者ネットワークみやぎの丹野智文さんからのメッセージ動画や、認知症と診断された主人公の物語を通して、本人や家族の思いに触れます。

丹野智文さん(認知症当事者ネットワークみやぎ)のメッセージ

「『認知症になっても』とこれからのことを考えることは大切ですが、誰もが認知症になり得ることを前提に、『安心して認知症になれる社会』を一緒につくっていきましょう。」

そのうえで参加者同士が、

「苦しみがあっても穏やかでいられるためには、何があるとよいのか」

「『わかってくれる人』とは、どのような人なのか」

「自分自身には、どのような支えがあるのか」

を語り合います。

認知症について一方向的に「教える」「学ぶ」のではなく、本人・家族・支援者・地域の人が、それぞれの経験や思いを持ち寄り、立場を越えてともに学び合うことを大切にしています。

ともにんの様子

10月2日は「ともにんの日」 

「ともにん」の名前にちなみ、10月2日を「とも(10)・に(2)」の語呂合わせで「ともにんの日」としました。

毎年、その前後を「ともにん週間」とし、それぞれの地域で認知症について対話を重ね、「わかってくれる人」を地域に増やしていく機会が広がることを願っています。

各地の認定ともにんファシリテーターが、それぞれの地域で「ともにん」を開催します。

2026年「ともにん週間」開催概要

期間:2026年9月26日(土)~10月4日(日)

開催:全国12道県・19回(予定)

対象: 認知症のある本人・家族、医療・介護・福祉関係者、行政・教育関係者、認知症サポーター・チームオレンジ、地域住民など

開催予定:
全国の「ともにん」開催予定

取材のご案内

取材希望のメディア様は、各地域の「ともにん」の活動にご関心をお寄せいただければ幸いです。主催者と調整の上、取材を受け付けます。

 一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会について 

私たちは、限られたいのちと関わるホスピスの現場で、解決することが難しい苦しみを抱えた人たちから学んできました。

すべての苦しみをなくすことができなくても、人は、自分の苦しみを「わかってくれる人がいる」と感じ、自分の「支え」に気づくことで、穏やかさや希望を取り戻せる可能性があります。

私たちは、この考え方と具体的な関わり方を「ユニバーサル・ホスピスマインド」として、誰もが日常のなかで実践できる教育プログラムにし、全国に届けています。

「ともにん」は、このユニバーサル・ホスピスマインドをもとに開発した、認知症とともに生きる社会のためのプログラムです。

全国から「ともにんファシリテーター養成講座」に参加
 認知症ケア学会での活動紹介
福岡での初回ともにんに中学生も参加

 お問い合わせ 

一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-17-1 GRAN TORANOMON 6F
TEL:03-6435-6404
E-mail:info@endoflifecare.or.jp
Web:https://endoflifecare.or.jp/

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