株式会社リクルートのプレスリリース
白髪・グレイヘアに関する意識調査2026
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:牛田 圭一)の美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』(https://hba.beauty.hotpepper.jp/)は、全国の20~69歳の男女を対象に「白髪・グレイヘアに関する意識調査2026」を実施しましたので、その結果を一部ご報告します。
<調査トピック>
① 白髪染め※市場規模推計は6485億円。前年から424億円増加し、伸びをけん引したのは40〜50代
② 物価高による白髪ケア・白髪対策の変化は「特に変化なし」が半数を超える。自宅ケアへの切り替えは6.8%にとどまる
③ 女性の「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の認知率は4年で約20ポイント上昇し47.1%に。実施率は6.1%
④ 理美容室に求められるのは「通いやすさ」。リピーター割引のニーズは74.5%、リタッチだけを気軽にオーダーできるサービスのニーズは62.6%
⑤ 「白髪・グレイヘアがすてきな有名人ランキング」で、男性は「吉川 晃司」さん、女性は「近藤 サト」さんがともに8年連続で1位
※白髪染め…「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト(白髪を生かし、ハイライトを入れて白髪をぼかす、目立たなくする)」(調査概要参照)
<研究員からのコメント>
白髪染め市場規模推計は6485億円と、前年から424億円増加しました。そのうち、サロン染めは4889億円と、前年から435億円増加しています。サロン染め利用者の推計人口は1281万人と前年から大きく変わらないものの、サロン染めにかける平均金額は月3,180円と前年の2,950円から上昇しています。
また、物価高による白髪ケア・白髪対策の変化については、52.7%が「特に物価高による変化はない」と回答し、ニーズの底堅さがうかがえます。一方、サロンの利用方法には変化が見られます。物価高への対応として最も多く選ばれたのは「全体染めではなく、根元染め(リタッチ)にする回数が増えた」の15.8%で、「理美容室やサロンの利用をやめ、自宅で染めるよう切り替えた」は6.8%にとどまりました。
リタッチはケアを根元に絞るため1回あたりの費用を抑えられますが、根元の伸びに合わせた小まめなケアを目指すと来店間隔はむしろ短くなります。サロン利用を減らすのではなく、メニューを工夫することで、負担をかけずにキレイを維持しようとする動きが見られます。

『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子
トピック①
白髪染め市場規模推計は6485億円。前年から424億円増加し、伸びをけん引したのは40〜50代
<白髪染め市場規模推計>
白髪染めの市場規模推計は6485億円で、前年の6061億円から424億円の増加となりました。内訳はサロン染めが4889億円(前年差+435億円)で約1割増加、自宅染めは1596億円(前年差−11億円)で微減となりました。
白髪染め市場規模推計の内訳と前年差

<年代別市場規模推計>
年代別に見ると、増加額が大きいのは40代(前年差+169億円)と50代(前年差+131億円)で、次いで60代(前年差+95億円)。20代はほぼ横ばい(前年差−1億円)でした。市場規模そのものは60代(2130億円)、50代(1996億円)、40代(1664億円)の順に大きく、40代以上が市場の中心を担う構図は変わっていません。
年代別 白髪染め市場規模推計

<推計人口・平均金額>
サロン染めを利用している人の推計人口は1281万人(前年1258万人)と大きくは変わらない一方、サロン染めにかける平均金額は月3,180円(前年2,950円)と上昇しています。
白髪染め推計人口の前年比較

白髪染め平均金額の前年比較

<研究員からのコメント>
サロン染め利用者の裾野は、前年から大きく広がっているわけではなく、サロンに通い続ける人が支出を増やした結果、市場規模が拡大したと考えられます。物価高の中でも「サロンで染める」ことを継続している様子がうかがえます。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
トピック②
物価高による白髪ケア・白髪対策の変化は「特に変化なし」が半数を超える。自宅ケアへの切り替えは6.8%にとどまる
<物価高の影響による白髪ケア・白髪対策の変化>
昨今の物価高の影響により、直近1年間の白髪ケア・白髪対策に変化があったかを聞いたところ、「特に物価高による変化はない」が52.7%と半数を超えました。
変化があった中で最も割合が高かったのは、「全体染めではなく、根元染め(リタッチ)にする回数が増えた」15.8%。次いで「理美容室やサロンで染める頻度が減った」10.1%、「より価格の安いホームケア用白髪染め/ヘアカラーを使うようになった」9.6%、「より価格が安い理美容室やサロンを使うようになった」8.3%と続きます。一方、「理美容室やサロンの利用をやめ、自宅で染めるよう切り替えた」は6.8%にとどまりました。
Q. 昨今の物価高の影響により、直近1年間のあなたの「白髪ケア」もしくは「白髪対策」について、何か変化はありましたか。あてはまるものを全てお選びください。(複数回答、n=1,031)

<研究員からのコメント>
半数以上が「特に物価高による変化はない」と答え、物価高の中でも白髪ケア・白髪対策の機会は減少していないようです。変化があった中でのトップは「全体染めではなく、根元染め(リタッチ)にする回数が増えた」となりました。施術範囲を絞るという工夫により、サロン利用を続けていることが分かります。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
トピック③
女性の「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の認知率は4年で約20ポイント上昇し47.1%に。実施率は6.1%
白髪を生かし、明るいハイライトを周囲に入れて白髪をぼかす、目立たなくする施術の「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」について、女性の認知率は47.1%となり、2022年(27.7%)から4年で約20ポイント上昇しました。
一方、実施率は6.1%。2022年の4.6%から4年でわずかな伸びにとどまっています。結果として「認知しているが実施していない」が41.1%と、ここ5年で最も高くなりました。
【女性】「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の認知率・実施率

※認知率=「知っているもの(複数回答)」で、「理美容室での白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」、もしくは「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を選んだ人の割合
※実施率=「現在実施しているもの(複数回答)」で、「理美容室での白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」、もしくは「カラー専門サロン・白髪染め専門サロンでの白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を選んだ人の割合
<研究員からのコメント>
「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」は、ここ数年で女性への認知が広がり、約2人に1人が知る施術となりました。若い頃からヘアカラーを楽しんできた層が白髪対策を考える年代に差し掛かっていることや、SNSで仕上がり事例を目にする機会、施術を提供するサロンが増えたことなどが背景にあると考えられます。一方、実施率は1割未満にとどまります。「知られていない施術」から「知られているが、まだ選ばれていない施術」へと段階が進んだ今、認知を実際の利用につなげる余地は大きいと言えます。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
トピック④
理美容室に求められるのは「通いやすさ」。リピーター割引のニーズは74.5%、リタッチだけを気軽にオーダーできるサービスのニーズは62.6%
<理美容室での白髪ケアに関するサービスの利用意向>
理美容室での白髪ケアについて、利用したいサービスを聞いたところ、「リピーター用のお得な割引サービスがある」が74.5%で最も高く、次いで「カットをせずに白髪染め(リタッチ)だけを気軽にお願いできる」が62.6%、「月額料金を払えば、契約期間中は何度も染め直しできる(サブスク形式)」が42.5%、「次に理美容室に行くまでの間の、自宅での白髪対策の応急処置グッズを購入できる」が41.0%と続きます。
Q. 理美容室での「白髪ケア」もしくは「白髪対策」について、以下のようなサービスがあったとしたら、どのくらい利用したいと思いますか。

<理美容室や専門サロンで「白髪染め」だけのオーダーはしづらい>
理美容室やカラー・白髪染め専門サロンで「白髪染め」だけのオーダーはしづらいと感じている人の割合(「あてはまる」「ややあてはまる」の計)は全体の28.4%と、直近3年はおよそ3割弱で推移しています。男女差は大きく、男性44.8%に対し女性22.0%と20ポイント以上の開きがあり、この傾向もここ3年は変わっていません。
Q. 「白髪・グレイヘア」に関して、あなたのお気持ちに近いものをお知らせください。
※「理美容室や、カラー・白髪染め専門サロンで『白髪染め』だけのオーダーはしづらい」のみ掲載
<全体>n=1,031(単一回答)

<男女・時系列>「あてはまる」「ややあてはまる」の計

<研究員からのコメント>
リタッチだけを気軽に頼みたいというニーズが6割を超える一方で、白髪染めだけのオーダーには心理的なハードルが残っており、その水準はここ3年でほとんど変わっていません。特に男性は抵抗感がある人が多いことが分かります。男性のお客さまからは、理美容室に通うのが「緊張する」とお伺いすることもあります。リタッチ単体のメニューを明示するなど、頼みやすい雰囲気をつくることが有効です。
(『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子)
トピック⑤
「白髪・グレイヘアがすてきな有名人ランキング」で、男性は「吉川 晃司」さん、女性は「近藤 サト」さんがともに8年連続で1位
<白髪・グレイヘアがすてきな有名人ランキング>
恒例の「白髪・グレイヘアがすてきだと思う有名人ランキング」のトップは、男性が「吉川 晃司」さん、女性が「近藤 サト」さんで、いずれも8年連続の1位となりました。
女性は2位「草笛 光子」さん、3位「中尾 ミエ」さん。2019年以降、トップ3の顔ぶれも順位も全く変わっていません。
一方、男性は2位「舘 ひろし」さん、3位「佐藤 浩市」さんで、2位以下は年によって入れ替わっています。今回は「反町 隆史」さんが前回の12位から順位を上げ、新たにトップ5にランクインしました。
Q. あなたが、「白髪・グレイヘアがすてきだと思う有名人」を、男性・女性それぞれ思い付く順に3人までお知らせください。(各3人までの自由回答) ※敬称略

<2019年~2026年までのトップ3のランキング>
※敬称略


■調査概要
調査名 :白髪・グレイヘアに関する意識調査2026
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:<スクリーニング調査>2026年7月15日(水)~2026年7月27日(月)
<本調査>2026年7月29日(水)~2026年8月3日(月)
調査対象:<スクリーニング調査>5万人 ※人口動態に基づき性年代を割り付け
<本調査>1,031人(全国20~69歳男女、理美容室の利用頻度が3カ月に1回以上で、
現在白髪があり白髪を気にしている、白髪染めをしている人)
※スクリーニング調査での出現率を基にウェイトバックを実施
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合があります。
【白髪対策一覧表】

【市場規模の推計方法】
市場規模は以下の式で推計しました。
・サロン染めの市場規模=サロン染めにかける平均金額(/月)×サロン染め実施者の推計人口※1×12
・自宅染めの市場規模=自宅染めにかける平均金額(/月)×自宅染め実施者の推計人口※2×12
・白髪染めの市場規模=サロン染めの市場規模+自宅染めの市場規模
サロン染めや自宅染めにかける金額は数値で聴取し、上位10%以上の数値は外れ値として、平均金額の集計対象から除外しています。
※1「人口推計(総務省統計局)×サロン染め実施率」で算出
※2「人口推計(総務省統計局)×自宅染め実施率」で算出
【平均金額の算出方法】
回答形式は選択肢方式としていますが、便宜上選択肢の中央値を用いて平均金額を算出しました。ただし、選択肢の中で最も高額の「2万円以上」のみ「2万500円」として算出しています。
調査結果の全体については、以下の調査報告書よりご覧いただけます。
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/hair/shiraga/82547/
■『ホットペッパービューティーアカデミー』とは
美容に関する調査研究機関。「美容の未来のために、学びと調査・研究を」をビジョンに2014年に開校しました。美容サロンのマネジメントやマーケティングを学ぶ「経営セミナー」、美容センサスなどの「調査研究」、訪問美容・女性活躍・SOGIE・障がいがあるお客さまへの接客などの情報提供・イベント開催などをはじめとした「サステナビリティ活動」を柱に、全て無料で美容業界へ情報発信しています。これらの活動により、美容業界の成長に寄与する場の提供を目指しています。
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