株式会社スピックのプレスリリース
「Dと骨・カルシウムの関係を知る人」のうち65.8%が、1日に必要な量を知らない。1,000人調査で見えた、自分の「ビタミンDの現在地」
株式会社スピック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:芝田崇行)は、全国の20~69歳の男女1,000人を対象に「ビタミンD・ビタミンK に関する意識調査」を実施しました。
ビタミンDは食事から摂取するほか、日光を浴びることで体内でもつくられる栄養素です。秋から冬にかけては日照時間が短くなり、紫外線を浴びる機会も減少します。リジェネレーションクリニック理事⾧の小倉行雄先生も、秋冬はビタミンDを意識することが大切だと指摘しています。今回の調査では、生活者がビタミンDの働きや必要量をどの程度理解し、自分自身の状態をどう捉えているのかを調べました。
その結果、ビタミンDと関わりがあると思うものとして、最も多く挙げられたのが「カルシウムの吸収」42.8%、次いで「骨の健康」41.5%でした。「骨の健康」または「カルシウムの吸収」のいずれかを選んだ人は52.0%と、半数を超えています。一方、その520人に「成人が健康維持のために1日に必要なビタミンD量」を尋ねると、65.8%が「わからない/知らない」と回答。全体でも74.1%が必要量を「わからない/知らない」と答えました。さらに、自分の体内のビタミンDが足りているかわからない人は40.3%、足りているかをどう判断すればよいかわからない人も49.0%にのぼりました。
「ビタミンD=骨・カルシウム」という関係は比較的知られている一方で、「自分にはどのくらい必要なのか」「今、自分は足りているのか」「それをどう確かめればよいのか」という、自分自身のビタミンDの状態までは十分に把握されていない実態が見えてきました。
さらに、骨の健康に関わる栄養素の一つであるビタミンKについても、ビタミンDとビタミンKの骨における具体的な働きについて尋ねたところ、53.0%が「いずれも知らない」と回答。ビタミンKについても、81.2%がその働きを知らないことがわかりました。
小倉先生は、日常生活の中で自分自身がビタミンD不足に気づくことは難しく、医療機関では血中ビタミンD検査などによって確認することが可能だと話します。また、ビタミンD自体がどのような働きをする栄養素なのかについての認知がまだ十分ではないことも、具体的な摂取量まで理解されていない背景の一つではないかと指摘しています。
日照時間が減る秋冬を迎える今、ビタミンDを「摂る」ことだけでなく、自分にどれくらい必要なのか、今の自分はどのような状態なのか、そしてビタミンDとビタミンKがそれぞれどのような役割を担うのか。自分の「ビタミンDの現在地」を知ることの大切さを、小倉先生の解説とともに考えます。
【調査サマリー】
① 「D=骨・カルシウム」は比較的知られている。でも、その認知者の65.8%が必要量を知らない
ビタミンD と関わりがあると思うものとして、「カルシウムの吸収」42.8%、「骨の健康」41.5%が上位に。「骨の健康」または「カルシウムの吸収」のいずれかを選んだ人は52.0%でした。一方、その認知者の65.8%が、1 日に必要なビタミンD 量を「わからない/知らない」と回答しました。
② 年代が上がるにつれて「D=骨・カルシウム」の認知は高まる傾向。一方、必要量は知られていない
「D=骨・カルシウム」の認知は年代が上がるにつれ高まる傾向にある一方、その認知者のうち、1 日に必要なビタミンD量を知らない人は、50~60代で約4人のうち3人にのぼりました。
③ 「必要量」「自分の状態」「判断方法」。3 つの“わからない”
1 日に必要なビタミンD量を「わからない/知らない」74.1%、自分の体内のビタミンDが足りているか「わからない」40.3%、足りているかをどう判断できるか「わからない」49.0%という結果になりました。
④ D・K と骨との具体的な関係については、53.0%が「いずれも知らない」
ビタミンDとビタミンKが骨においてどのような役割を担うかについて尋ねたところ、53.0%が「いずれも知らない」と回答。また、ビタミンK自体の働きについても、81.2%が知らないという結果になりました。
「D=骨・カルシウム」は知られている。一方、具体的な必要量までは知られていない
ビタミンD と関わりがあると思うものを尋ねたところ、最も多かったのは「カルシウムの吸収」42.8%、次いで「骨の健康」41.5%でした。
一方、「免疫機能」は27.3%、「筋肉の健康」は21.4%、「メンタルヘルス」は17.4%。「わからない」と回答した人も35.4%いました。
「骨の健康」または「カルシウムの吸収」のいずれかを選択した人は52.0%となり、半数以上がビタミンDと骨・カルシウムとの関わりを認識していることがわかります。
しかし、この「骨の健康」または「カルシウムの吸収」のいずれかを選んだ520 人について、1 日に必要だと思うビタミンD量への回答を分析すると、65.8%が「わからない/知らない」と回答しました。
「D=骨・カルシウム」という関係を知っていても、自分に必要な具体的な量までは把握されていないことがわかります。
年代が上がるにつれて「D=骨・カルシウム」の認知は高まる傾向。それでも必要量は知られていない
年代別に見ると、「骨の健康」または「カルシウムの吸収」のいずれかを選択した割合は、20代39.5%から50代59.5%へと高まり、60代でも59.0%となりました。
一方、その認知者のうち、1 日に必要なビタミンD量を「わからない/知らない」と回答した割合は、20代46.8%に対し、50代75.6%、60代75.4%。50~60代では、「D=骨・カルシウム」という関係を認識している人でも、約4 人に3 人が必要量を知らないという結果になりました。
一般的な働きについての認知と、自分に必要な具体的な量についての理解には、ギャップがあることがうかがえます。
「必要量」「自分の状態」「判断方法」。3 つの“わからない”
ここまで、「D=骨・カルシウム」という関係を知っていても、具体的な必要量までは十分に知られていないことが見えてきました。そこで次に、生活者が自分自身のビタミンDについて、どこまで把握できているのかを見ていきます。
1 日に必要なビタミンD量を「わからない/知らない」74.1%
成人が健康維持のために1 日に必要なビタミンD量について尋ねたところ、全体の74.1%が「わからない/知らない」と回答しました。
40.3%が「自分のビタミンDが足りているかわからない」
自分の体内のビタミンDが足りていると思うか尋ねたところ、『十分に足りている』4.3%、『ある程度足りている』14.9%で、足りていると考えている人は計19.2%でした。
一方、「やや不足している」20.2%、「不足している」20.3%と、不足していると感じている人は計40.5%。さらに、「わからない」も40.3%にのぼりました。
つまり、約4 割が「不足している」と感じる一方、ほぼ同じ割合の人が、自分が足りているかどうか自体を把握できていません。
自分のビタミンDが足りているか、「どう判断すればよいかわからない」49.0%
自分のビタミンDが足りているかどうかを、何によって判断できると思うか尋ねたところ、「食生活」22.4%、「血液検査など」18.0%、「日光を浴びている時間」17.6%、「体調や身体の変化」12.7%となりました。
一方、最も多かったのは「わからない」49.0%でした。
「必要な量がわからない」「自分が足りているかわからない」、そして「どう確かめればよいかもわからない」。
今回の調査からは、ビタミンDという栄養素を知っていることと、自分自身の状態を具体的に把握することとの間に、ギャップがあることが見えてきました。
「D=骨」を知るだけでなく、その“働き”まで知っていますか?
今回の調査では、ビタミンDの働きとして「カルシウムの吸収」や「骨の健康」が上位に挙がりました。しかし、骨の健康に関わる栄養素はビタミンD だけではありません。ビタミンKも、正常な骨の形成に必要な栄養素の一つです。
そこで、ビタミンDとビタミンKの骨における具体的な役割について尋ねたところ、53.0%が「いずれも知らない」と回答しました。さらに、ビタミンK自体の認知について見ると、「名前は聞いたことがあるが、働きは知らない」48.1%、「名前も働きも知らない」33.1%で、合わせて81.2%がその働きを知らないという結果になりました。
小倉先生に聞く、日照時間が減る秋冬こそ知っておきたい、自分の「ビタミンD の現在地」
なぜ秋冬はビタミンDを意識したいのか
現代人のビタミンD不足について、小倉先生は、魚やきのこなどを摂る機会の減少に加え、外出控えや紫外線対策など、現代の生活環境も要因の一つと考えています。さらに秋冬は日照時間が短くなり、紫外線を浴びる量も減少するため、ビタミンDについて改めて意識したい季節だと話します。
「自分は足りている?」感覚だけではわかりにくいビタミンD
小倉先生は、「自覚症状だけで不足を判断することは難しく、血液検査で血中ビタミンD濃度を調べることで、体内の状態を確認する手がかりになります。医療機関に相談することも一つの方法です。」と述べています。
「D=骨」だけではない。ビタミンDは身体の“調整役”
調査では「カルシウムの吸収」「骨の健康」がビタミンDとの関わりとして上位となりました。一方、
小倉先生は、ビタミンDは骨だけでなく、身体のさまざまな働きに関わる栄養素だと説明します。
「ビタミンDは身体の中でさまざまな働きのバランスをとる“調整役”。オーケストラでいえば、さま
ざまな楽器をまとめる指揮者のような存在です。」
小倉先生は、ビタミンDの働きがまだ十分に知られていないことも、具体的な摂取量まで認識して
いる人が少ない背景の一つではないかと考えています。
「摂る」だけでなく「どう働く?」ビタミンDとビタミンK
それぞれの役割小倉先生は、ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、ビタミンKは正常な骨の形成に必要なたんぱく質の働きに関わると説明します。骨の健康を考えるうえでは、それぞれの栄養素が担う役割を理解することが大切だと話します。
「何を摂るか」から、「自分にどれくらい必要か」「どう働くか」へ
今回の調査から見えてきたのは、ビタミンDについて「知っている」ことと、自分自身に必要な量や状態まで「理解している」ことは、必ずしも同じではないということです。
「D=骨・カルシウム」という関係は比較的知られている一方で、自分に必要な量や、自分が足りているかどうか、さらにその確かめ方については、「わからない」という人が少なくありませんでした。
日照時間が減る秋冬をきっかけに、「何を摂るか」だけでなく、「自分にはどのくらい必要なのか」「今の自分はどのような状態なのか」、そして「身体の中でどのように働くのか」まで、一歩踏み込んで知ること。
自分の「ビタミンDの現在地」を知ることが、日々の健康について改めて考えるきっかけになるのではないでしょうか。
■プロフィール:小倉 行雄 医師 / リジェネレーションクリニック・医療法人社団明照殿 理事長
1998 年名古屋大学医学部卒業。小児外科医を経て2005 年より在宅医療に取り組み、愛知県内最大規模の訪問診療グループ「医療法人社団明照殿」理事長を務める。2024 年に『リジェネレーションクリニック』を開院。日本医師会認定産業医・労働衛生コンサルタントとして約20 年にわたり企業の健康管理に携わる。
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査
調査対象者:インターネット調査会社の登録モニターのうち、全国20~69 歳の男女 1,000名
調査期間 :2026 年9 月2 日
※本調査は、上記対象者に対し条件に基づき配信し、任意回答により回収したものです。
※調査結果は、回答者自身の認識・意識に基づき回答されたものです。医学的効果や効能を示すものではありません。
※一部の調査結果の数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場
合があります。
※本調査結果をご掲載の場合は、「株式会社スピックによる調査」と明記ください。
株式会社スピック(SPIC)は、「未来の健康を、つくる。」を目指し、サプリメント、クリニック、スポーツ、ライフスタイルなどの領域を横断し、ウェルネス事業を展開する企業です。