一般財団法人未来医療推進機構のプレスリリース
ー創薬クラスターキャンパス整備事業「Global Startup Support」採択企業公表ー

一般財団法人未来医療推進機構(所在地:大阪市北区、理事長:澤 芳樹。以下「当機構」)は、未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross(中之島クロス)」を拠点に、未来医療の実装・産業化およびグローバル展開に向けた取り組みを進めています。
このたび当機構は、創薬クラスターキャンパス整備事業に昨年度に引き続き採択されました。これを契機として、Nakanoshima Qrossは今後、「サイエンスが人類に貢献するための社会実装エコシステム(大阪モデル)の確立」と「最長寿国を最強のエビデンスとして、究極のサイエンスによるLongevity Medicineを創造し、健康人生100年の実現と世界貢献」を目指します。
これらの実現に向け、Nakanoshima Qrossが展開する取り組みを以下の通り、ご紹介いたします。
■ 健康長寿社会に向けた未来医療の新たな展開
1.ロンジェビティ(Longevity)
Nakanoshima Qrossでは、日本が世界に誇る健康長寿の実績をエビデンスとして、国内外の医師・研究者・企業・投資家をつなぎ、最先端の科学・医療を結集したLongevity Medicineの創出と社会実装を目指します。10月15(木)~16日(金)に開催する「ロンジェビティ グローバルカンファレンス」およびWHX Osaka 2027を通じて、世界のLongevityのステークホルダーとの連携を加速し、「健康人生100年」の実現と世界の健康長寿への貢献につなげる取り組みを進めて参ります。
2.創薬クラスターキャンパス整備事業
① Global Startup Support
当機構は、創薬・再生医療分野におけるスタートアップのグローバル展開を支援する「Global Startup Support」の「Expand Stage」において、14社からの応募を受け、このたび7社を採択しました。
なお、Nakanoshima Qrossは、創薬・再生医療のグローバルスタートアップエコシステムの拠点として、令和8・9年度「創薬クラスターキャンパス整備事業」に昨年度に引き続き採択されています。
本事業では、スタートアップの海外展開ニーズに応じて、欧米の主要なライフサイエンス関連イベントへの渡航機会の提供や現地でのビジネスマッチング支援に加え、国内におけるビジネス開発支援や事業メンタリングを実施します。
具体的には、BIO-Europe、London Life Sciences Week、J.P. Morgan Healthcare Conferenceなどのグローバルイベントへの参加を予定しており、当機構が連携する各国のバイオクラスターとのネットワークも活用しながら、現地の製薬企業、投資家、研究機関等との接点創出を通じて、スタートアップのグローバルな事業展開を後押しして参ります。
また、2027年2月頃には「Global Startup Support」の第2弾となる「Connect Stage」の募集も開始する予定です。
<採択スタートアップ(Expand Stage/創薬・再生医療領域)>※五十音順

(株)イクスフォレストセラピューティクス
京都大学CiRA発、RNA標的低分子創薬企業。標的選択性を定量できる独自のHTS基盤で「創薬困難」疾患に挑み、国内トップ製薬6社と提携。自社パイプラインの創出・導出も進めている

エディットフォース(株)
独自のRNA標的PPRプラットフォームを基盤に、DM1治療薬候補EF-210を中心とした遺伝子治療薬を開発。

オリヅルセラピューティクス(株)
iPS細胞由来の膵島細胞による1型糖尿病の細胞治療及び心筋細胞による重症心不全の細胞治療の社会実装に取り組む研究開発型ベンチャー

クオリプス(株)
iPS細胞由来心筋細胞シートの開発・実用化を通じて、世界中の心不全患者様へ再生医療を届けるバイオベンチャー

トレジェムバイオファーマ(株)
先天性無歯症や歯の欠損に対し、抗体医薬による世界初の歯の再生治療の実現を目指すバイオベンチャー

(株)FerroptoCure
治療抵抗性がんの克服を目指し、がんの抗酸化システムを標的とする新規経口抗がん剤を開発する臨床開発段階の創薬ベンチャー

ペリオセラピア(株)
がん微小環境を標的とする新規抗体医薬PT0101を開発し、がん治療抵抗性の克服を目指す創薬ベンチャー
② グローバル基準のCDMO人材の即戦力育成機能の高度化(PDA連携)
グローバルな規制・品質基準の高度化とCDMO(医薬品受託製造)市場の拡大を踏まえ、当機構は、MoUを締結している国際的な無菌医薬品分野の専門学会PDA(Parenteral Drug Association)※の日本支部と連携し、2027年度からグローバル基準の実践型のCDMO人材育成プログラムを本格的に展開します。
2027年9月と2028年2月に当機構において研修を実施し、国際基準を理解するだけでなく、製造現場で即戦力として活躍できる唯一無二のグロ-バル人材プログラムを実施します。
※PDA(Parenteral Drug Association)
1946年に米国で設立された無菌医薬品などの製造技術や品質管理(GMP)の向上・国際標準化を目指す非営利学術団体であり、その日本支部として1991年に設立された「一般社団法人 日本PDA製薬学会」は、日本の厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)、大学、製薬企業が連携して国際規制(PIC/S GMPなど)への適応や無菌製造技術に関する実践的な教育・研究活動を国内で牽引している。
3.未来創造会議
大阪・関西万博のレガシーの実装を推進する、経済界・国・関西広域連合・大阪府・大阪市の連携による「未来創造会議」において、澤理事長は、柱の一つである「再生医療等」のプロジェクトリーダーを務めています。今後本会議体を通じて、再生医療等の社会実装に向けた中長期の体制づくりを進めて参ります。
4.Global Startup EXPO 2026
10月5日(月)にNakanoshima Qrossで開催される「Global Startup EXPO 2026」における当機構の主な取組について、以下のとおりお知らせします。
※本内容は、2026年10月19日に発表した内容の再掲です。

