株式会社エム、既存のCT画像をAIで解析し、脂肪量・筋肉量・筋肉の質を可視化する 「MVision body」 のサービス提供を本格開始

株式会社エムのプレスリリース

せっかく撮影したCT画像(胸部、腹部、胸腹部いずれも対応可能)を健康管理にも活用し、健康寿命の延伸を目指す

株式会社エム(本社:東京都港区、代表取締役CEO:森進、以下「エム」)は、胸部、腹部または胸腹部のCT画像をAIで解析し、内臓脂肪量、皮下脂肪量、筋肉量および筋肉の質を測定・可視化する身体健康測定プログラム「MVision body(エムビジョン ボディ)」を開発しました。

MVision bodyは、人間ドックや健康診断、診療等ですでに撮像されたCT画像、または今後撮像されるCT画像を活用できるサービスです。対象となる画像が利用可能な場合、新たな検査を追加することなく、せっかく撮ったCT画像を二次利用し、生活習慣の見直しや将来の健康づくりに役立つ情報を提供します。

エムは、頭部MRI画像をAI解析して脳の健康状態を可視化する「MVision health」を全国の医療機関・健診施設へ展開してきました。このたび身体領域へサービスを拡張し、脳と身体の両面から、一人ひとりが自身の健康状態を客観的に把握し、より早い段階から生活習慣の改善に取り組める社会の実現を目指します。

■開発の背景

健康寿命を延ばすためには、疾患の早期発見に加え、日常生活の中で身体の変化に気づき、適切な運動や食生活の改善につなげることが重要です。特に、内臓脂肪の蓄積や筋肉量の低下、筋肉内への脂肪の蓄積は、体重やBMIだけでは捉えにくく、外見からも判断しづらい身体変化です。

一方、肺や腹部臓器等の検査を目的とした胸部、腹部または胸腹部CTは、医療機関で広く撮像されています。しかし、通常の検査目的だけで、画像に含まれる脂肪や筋肉に関する情報は、十分に活用されないことがあります。

エムは、こうしたCT画像をAIで三次元解析し、画像に含まれる脂肪と筋肉の情報を定量化することで、受診者が自身の身体をより深く理解し、健康行動を始めるきっかけを提供できると考え、MVision bodyを開発しました。

■MVision bodyの概要

MVision bodyは、胸部、腹部または胸腹部のCT画像を活用し、AIによる画像解析で身体組成に関する情報を測定・可視化するプログラムです。

主な測定項目は以下のとおりです。

 ●内臓脂肪量 

 ●皮下脂肪量 

 ●筋肉量
 ●筋肉の質(筋肉内の脂肪に関する指標) ※筋肉の質は、胸腹部レポートのみ対応

解析結果は、身体の状態を視覚的に理解しやすいレポートとして提供されます。受診者は、体重やBMIだけでは分からない身体内部の状態を確認し、運動、食事その他の生活習慣を見直すための参考情報として活用できます。

(イメージ図)

■MVision bodyの特徴・意義

 1)すでに撮像したCT画像を有効活用

  人間ドック、健康診断、診療等ですでに撮像されたCT画像が所定の条件を満たす場合、その画像を  

  解析に利用できます。新たな撮像を前提とせず、既存の医療画像に新しい価値を加えることを目指 

  しています。

 2)胸部CT、腹部CT、胸腹部CTに対応

  撮像範囲の異なる複数のCT画像に対応することで、各医療機関の既存の検査メニューや運用に合わ 

  せた導入が可能です。胸部CT画像からは上腹部を含む範囲の脂肪・筋肉を、より広い撮像範囲を持

  つ胸腹部CT画像等からは腹部を含む身体組成を解析します。

 3)一断面ではなく、三次元の体積情報を活用

  MVision bodyは、CT画像に含まれる対象範囲を三次元で解析し、脂肪量や筋肉量を体積として定 

  量化します。身体の一断面だけでは捉えにくい全体的な状態を、より分かりやすく示すことを目指

  しています。

 4)筋肉の「量」だけでなく「質」も測定

  筋肉量に加え、筋肉内の脂肪に関する情報を解析し、筋肉の質を可視化します。加齢や運動習慣に

  伴う変化を多角的に把握するための参考情報を提供します。
  ※筋肉の質は、胸腹部レポートのみ対応

 5)継続的な健康管理に活用

  過去の画像や将来撮像される画像を活用することで、身体組成の変化を継続的に確認できます。受  

  診者が自身の変化を理解し、健康行動を続けるための動機づけにつなげます。

■医療機関における活用

MVision bodyは、医療機関や健診施設が保有するCT画像を、受診者の健康づくりに役立つ新たな情報として活用するサービスです。既存の胸部、腹部、及び胸腹部のCT検査に付加価値を加えることで、健診メニューの充実、受診者満足度の向上、継続受診の促進に貢献します。

導入時のイニシャルコストや月額利用料を設けず、解析件数に応じた従量課金で提供しており、医療機関の導入負担を抑えた運用を目指しています。

一般的な利用の流れは以下のとおりです。

 1.医療機関で撮像済み、または新たに撮像した胸部、腹部、または胸腹部のCT画像を準備 

 2.クラウドで画像データをエムへ連携 

 3.AIによる画像解析を実施 

 4.解析結果レポートを医療機関へ提供、医療機関から受診者へ送付 

 5.健康状態の理解や生活習慣改善の参考情報として活用 

■MVision healthから、脳と身体の包括的な健康管理へ

エムはこれまで、頭部MRI画像を活用したMVision healthを通じて、脳の萎縮や血管健康度を定量化し、脳の健康状態を分かりやすく届ける取り組みを進めてきました。MVision healthは、大学病院を含む全国の医療機関・健診施設で導入が進み、従来の画像検査に新たな健康情報を加えるサービスとして活用されています。

MVision bodyの開発により、エムは脳の健康に加えて、脂肪と筋肉という身体の健康に関わる情報も提供できるようになりました。加齢に伴う変化を早期から把握し、生活習慣を見直すための具体的なきっかけを届けることで、認知機能と身体機能の双方を長く保ち、一人ひとりの健康寿命の延伸に貢献していきます。

■今後の展望

エムは、MVision bodyを導入する医療機関・健診施設を広く募集するとともに、受診者にとって分かりやすく、日々の行動変容につながるレポートの改善を継続します。また、MVision healthとの組み合わせを通じて、脳と身体の状態を包括的に把握できる新たな健康管理体験の普及を進めます。

さらに、医療機関、健診事業者、健康支援サービスを提供する企業等との連携を拡大し、すでに存在する医療画像を社会の健康資産として活用する仕組みづくりに取り組みます。

■サービス情報 

受診者向けページ:https://products.corporate-m.com/mvisionbody/user 
医療機関向けページ:https://products.corporate-m.com/mvisionbody 

■受診できる医療機関情報 (詳細は個別の施設にお問い合わせください)

■MVision bodyの位置づけ

MVision bodyは、疾病の予防、診断または治療を目的とするものではなく、CT画像に含まれる脂肪・筋肉に関する情報を測定・表示し、健康管理の参考情報を提供するサービスです。

■株式会社エムの概要

株式会社エムは、米国ジョンズホプキンス大学医学部放射線科教授の森進と共同創業者の関野勝弘が2021年6月に創業したヘルステック企業です。医療画像解析技術と日本国内で蓄積された画像データを活用し、脳の健康状態を可視化するMVision healthをはじめとするサービスを開発・提供しています。

エムは、医療機関と協力し、画像に含まれる情報を数値として分かりやすく届けることで、人々が自身の健康状態を客観的に理解し、より早い段階から健康行動を始められる社会の実現を目指しています。

設立:2021年6月 本社:東京都港区三田2-10-6 三田レオマビル10階

コーポレートサイト:https://www.corporate-m.com/

【本リリースに関するお問い合わせ先】
 株式会社エム:三宅・西牧・阪上
 Tel: 03-6811-5890
 Email: info@corporate-m.com

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