ELCジャパン合同会社のプレスリリース
1992年より開始したエスティ ローダー カンパニーズの「乳がんキャンペーン」。今年は茨城県下妻市に所在する生産拠点にてピンクライトアップ・ドローン ショーを実施。今月20日には京都・清水寺で開催。
ELCジャパン合同会社(所在地:東京都千代田区、職務執行者社長:ジェームズ アクィリナ)は、1992年にスタートした乳がんキャンペーンを通じて、34年間にわたり乳がんの啓発活動と研究支援を続けてまいりました。そして、毎年10月を「乳がん月間」と定め、「美しい絆で、乳がんのない世界へ」をテーマに様々な取り組みを展開しています。その一環として、2026年10月1日(木)、茨城県下妻市に所在するアジア太平洋地域初の生産拠点であるサクラ・マニュファクチュアリング・キャンパス(下妻工場)にて、ドローン ショーを開催いたしました。
この活動のために企画されたドローン ショーは、エスティ ローダー カンパニーズが掲げる「乳がんのない世界へ」の願いを、茨城県下妻市の夜空に500機のドローンで描くことで想いを届ける特別プログラムです。
また同日、今年も活動に賛同するランドマークをピンク色に点灯するランドマーク イルミネーションを東京タワーや東京スカイツリー(R)にて実施いたしました。
■サクラ・マニュファクチュアリング・キャンパス ドローン ショーの様子
約35日ぶりの晴天に恵まれた当日は、乳がん月間の幕開けを告げるドローン ショーを開催するにふさわしい日となりました。ドローン ショーに先駆け、ELCジャパン合同会社 職務執行者社長 ジェームズ アクィリナは社員に向け、以下のように語りました。
「エスティ ローダー カンパニーズ(以下ELC)が1992年に始めた乳がんキャンペーンは、現在ではELCにとって最大の社会貢献活動です。エヴリン H. ローダーがピンクリボンを共同制作した当時、乳がんについては公に語られることはほとんどありませんでした。エヴリンは、その沈黙が持つ意味を理解し、それを変えることを決意して今日まで続く乳がんキャンペーンを共設したのです」。
この乳がんキャンペーンは、各地の催しやライトアップのみでなく、より生活に近いタッチポイントでも全社一丸となって啓発活動を展開しています。例えばELCグループの6ブランドでは、ビューティ アドバイザーがそれぞれのタッチポイントで、乳房の健康への意識を高める生活習慣「ブレスト・アウェアネス」を啓発するためのカードを、これまでに75,000枚以上、お客様一人ひとりに直接お渡ししています。
今年の活動について、以下のようにも述べました。
「今夜、サクラ・マニュファクチュアリング・キャンパスがピンク色に輝き、10月のキャンペーン スローガンとピンクリボンがドローン ショーによって夜空に描かれるとき、美しい光景としてだけではなく、そこに込められた意味にも目を向けていただきたいと思います。自分の身体の変化に気を配ること。推奨される検診を受けること。そして、身近な人たちと乳がんについてオープンに語り合うこと。“Breast Care is Self-Care.”(乳房のケアは、自分自身を大切にすること)。」
私たちの活動の根底には、シンプルながら、とても力強い信念があります。誰一人として、乳がんにひとりで向き合うべきではないのです。アクィリナは、エヴリン H. ローダーの言葉で締めくくりました。
『一人の力では成し遂げることはできません。多くの方の力が必要です。』
その後、500機のドローンによる約15分間のドローン ショーが行われ、夜空が「乳がんのない世界へ」の願いを込めた希望の光に包まれました。
引き続きこの乳がんキャンペーンでは、さまざまな催しを通して、乳がんの啓発活動と研究支援を続けてまいります。
これからの乳がんキャンペーン イベント情報
10月20日(火) 京都・音羽山 清水寺のイルミネーション&ドローン ショー
この乳がんキャンペーン活動に賛同する京都・音羽山 清水寺をピンク色に点灯するランドマーク イルミネーション&ドローン ショーを実施いたします。
●京都・音羽山 清水寺 ピンクライトアップ&ドローン ショー
日時:2026年10月20日(火) ピンクライトアップ 19:00〜21:30
・18:45〜 夜間特別拝観(拝観料500円 )
・19:00〜19:15ドローン ショー1回目
・20:15〜20:30 ドローン ショー2回目
(夜間拝観閉門21:30・最終入山21:00)
*ドローン ショーは悪天候の場合、中止になります
また1日(木)より、清水寺 経堂にて、日本の伝統文化である盆栽を世界へ伝え次世代へ繋いでいくTRADMAN’S BONSAIによる盆栽作品の特別展示を開催中です。開催初日から国内外の多くの来場者が「未来に受け継がれる思い」や「生命力」などが表現された計12点の展示にじっくりと見入りました。ライトアップ・ドローン ショーが行われる20日(火)は、夜間特別拝観時のみ入場料を500円といたします。入場料は全て、国内最大の乳がん研究団体であるJBCRG*への寄付となります。
会期:2026年10月1日(木)〜20日(火)
開催場所:京都・音羽山 清水寺 経堂
開場時間:10時~17時
入場料:1,000円 / 20(火)の夜間特別拝観時のみ500円 (入場料は全額JBCRG*への寄付となります)
*Japan Breast Cancer Research Group :乳がんの臨床研究を企画・運営している非営利の研究団体
About TRADMAN’S BONSAI
日本の伝統文化である盆栽を世界に伝えるというミッションのもと、2015年TRADMAN’S BONSAIを結成(のち2016年に株式会社松葉屋設立)。伝統を守るだけでなく、盆栽に込められた「おもてなしの心」と「利他の精神」の本質を大切にしながら、ストリートカルチャー、ファッション、アートとの融合により、日本の伝統文化に革新を取り入れ、日々進化を続けています。
30年以上続くエスティ ローダー カンパニーズの「乳がんキャンペーン」
エスティ ローダー カンパニーズ(以下ELC)では、1992年からピンクのリボンをシンボルに、乳がんに対する意識を高め、ともに乳がんのない世界をめざす「乳がんキャンペーン」に取り組んできました。エヴリン H. ローダーによって始められたこのキャンペーンは、ELCの中でも最大の社会貢献プログラムとして世界中で展開されています。
これまで、このキャンペーンを通じてELCと同慈善基金は、世界中の乳がんに関する研究、教育、医療サービスを支援するために1億8,200万米ドル以上の資金提供をしています。そして、このうち1億4,600万米ドル以上が、世界最大規模の乳がん研究の民間助成団体である「米国乳がん基金®(BCRF)」を通じて 乳がん撲滅のための医療プロジェクトに活用されており、エヴリン亡き後も彼女の遺志を継いで続けられる 「乳がんキャンペーン」は、ELCにとっての誇りであり、レガシーとなっているのです。
新たな未来を生み出す研究のための継続的サポート
日本でも、ELCは国内最大の乳がん研究団体であるJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)への寄付を通じて乳がん研究をサポートしています。特に、2014年から始まった「POSITIVE試験」では、研究の開始当初から継続的なサポートをおこない、成果をあげています。POSITIVE試験とは、患者さんが術後のホルモン療法を中断して妊娠・出産に挑戦することによる乳がんの再発リスクを評価するもので、約20か国が参加する国際研究です。
これまで、乳がん患者の妊娠・出産についてはさまざまなリスクや疑問に対して明確なエビデンスがないまま控えるのが基本でした。しかし、10年にわたる研究の結果、「一定の条件下であれば乳がん患者の短期的ながん再発率は、妊娠のために治療を中断しなかった女性と同程度」であるという結果が得られたのです。この研究は、子どもを望みながらも乳がんになった女性たちにとって、大きな希望となりました。そして、この研究をまとめた論文が、世界でもっとも権威ある医学雑誌『The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE』に掲載され、患者以外からも大きな反響がありました。
ELCジャパンの10年以上にわたる約6,800万円の寄付に加え、私たちの活動に賛同してくださった企業などから集まった 計約7,000万円の寄付が、乳がんによって諦めかけていた女性たちの夢を実現させ、新たな未来を生み出す一助となったのです。
日本の乳がんの現状とブレスト・アウェアネスのすすめ
日本では現在、社会の高齢化とともに「がん」にかかる人が増え、2人に1人が一生のうちに一度はがんにかかるといわれています。なかでも「乳がん」は、女性がもっとも多くかかるがん※1であり、 9人に1人の女性は乳がんになる※2といわれます。罹患率が高い一方で、早期で病変が狭い範囲にとどまっている限局期の乳がんでは5年相対生存率が99.3%※3と、早期に発見・治療できれば治りやすいがんでもあります。
また、多くのがんは60代以降の高齢者に多くみられる一方で、乳がんは比較的若い世代にも罹患しやすく、30代後半から40代にかけて発症が増加しています。実際、30~64歳の女性において乳がんは女性の死亡原因第1位※4となっています。そのため、厚生労働省では乳房を意識した生活習慣である「ブレスト・アウェアネス」を推奨しています。日本の乳がん検診の受診率は 残念ながら、OECD(経済協力開発機構)加盟国中で最低の44.6%※5にとどまっています。この低い受診率は、早期発見・治療の機会を失い、死亡率の改善を妨げる一因と指摘されています。実際、アメリカやイギリスでは、乳がんの発症率は増加しているものの、検診の受診率向上や早期発見により死亡率は減少傾向にあります。一方、日本では、食生活やライフスタイルの変化など複合的な 要因も影響し、先進国の中で唯一乳がん死亡率が増加し続けている現状があります。
乳がんは、日常の健康管理としてのブレスト・アウェアネスを通じて、しこりに触れるなどの自覚症状を認めることにより発見される場合があります。早期に適切な治療を受けて生存率を上げるためにも、検診対象年齢である40歳になる前から自分の乳房を意識した生活習慣を持ち、変化に気づいたら乳腺外来のある医療機関を受診、2年に一度は乳がん検診を受けるようにしましょう。
また、乳がんは女性特有のがんと思われがちですが、男女を問わず誰にでもかかる可能性があります。男性の乳がんは、乳がん全体の1%未満といわれています。男性の場合、乳がんに対する認知度も低く、発見が遅れて診断時には進行しているケースも多いため、注意が必要です。
※1 公益財団法人がん研究振興財団がんの統計2025.p24
※2 厚生労働省 令和3年 全国がん登録罹患数・率報告
※3 公益財団法人がん研究振興財団がんの統計2025.p29
※4 がん情報サービス 新基準人口:全国がん死亡データ(1979年~2023年)
※5 OECD Health Statistics 2022
#TimeToEndBreastCancer 今こそ、乳がんのない世界を実現しましょう。