医療法人 志成会のプレスリリース
「骨折による寝たきり」を防ぎ、健康寿命を延ばすまちづくりへ
医療法人志成会 まつもと整形外科(所在地:福岡県久留米市、理事長:松本淳志、以下「まつもと整形外科」)は、2026年10月20日(火)の「世界骨粗鬆症デー(World Osteoporosis Day)」に合わせ、10月19日(月)〜10月21日(水)の3日間、地域住民の皆さまへ骨の健康と骨粗しょう症予防を呼びかける啓発イベントを実施いたしました。
3日間はスタッフ全員がシンボルマークの青リボンを身に着け、来院された患者さまへ、骨を強くするための『骨粗しょう症予防レシピ』や、将来の骨折リスクがチェックできる『スクリーニングカード』の配布を行いました。
地域の整形外科として、日々の診療を通じて多くの骨折や骨粗しょう症の治療・リハビリを担う当院では、骨折を未然に防ぎ、その先の「寝たきり」を防ぐことが重要だと考えています。
そのために、骨折の大きな要因となる「骨粗しょう症」を無症状のうちに早期発見し、適切な治療へとつなげる支援体制づくりに院内全体で取り組んでまいります。
■ 活動の背景
|気づかないうちに進行する「骨粗しょう症」から、地域の健康寿命と日常を守る
10月20日は、国際骨粗鬆症財団(IOF)が定める「世界骨粗鬆症デー」です。
世界中で骨粗しょう症の予防や早期発見、適切な治療の継続を呼びかける啓発活動が行われています。
骨粗しょう症は、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
「骨の生活習慣病」とも呼ばれ、日本には約1,000万人以上の患者がいるといわれています。
初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに骨がもろくなっていくことが特徴です。
進行すると転倒などの些細なきっかけで大腿骨や脊椎(背骨)といった大きな骨折を引き起こします。
これが原因で、それまで自立した生活を送っていた方が歩行困難となり、そのまま「寝たきり」になってしまうケースも少なくありません。
日々の診療やリハビリテーションを通じて、骨折が患者さまやご家族の生活に与える大きな影響を目の当たりにしている当院だからこそ、骨折してからの治療にとどまらず、骨折を未然に防ぐ「予防」と、症状のないうちに見つける「早期発見」に力を入れることが医療機関としての責務だと考えています。そこで今回、世界骨粗鬆症デーを機に院内全体での啓発イベントを実施いたしました。
一般社団法人日本骨粗鬆症学会
10月20日は世界骨粗鬆症デー(World Osteoporosis Day:WOD)
https://www.josteo.com/news/20260901.html
参照
公益財団法人 骨粗鬆症財団 骨粗鬆症とは?
https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/tabid249.html
■ 世界骨粗鬆症デー 4つの啓発イベント
期間中は、ご来院いただく患者さまや地域の皆さまに「骨の健康」を身近なテーマとして捉えていただけるよう、院内全体で4つの取り組みを実施しました。
1. スタッフ全員がシンボルカラーの「青リボン」を着用
当日は医師・理学療法士・看護師・医療事務を含むスタッフ全員が、世界骨粗鬆症デーのシンボルカラーである「青リボン」を名札に装着して業務にあたりました。
院内全体でイベントを盛り上げるとともに、患者さまから「その綺麗なリボンは何ですか?」と声をかけていただく機会が多く生まれ、骨粗しょう症に関心をもっていただき、普段の診療以上に骨の健康について楽しくお話しするきっかけとなりました。
2. 40歳以上の女性対象「FRAX®」QRコード付きカードの配布
特に女性ホルモンの変化によりリスクが高まる40歳以上の女性患者さまを対象に、WHO(世界保健機関)が開発した骨折リスク評価ツール「FRAX®」を簡単に試せるQRコード付きカードを配布しました。
ご自身のスマートフォンから未来の骨折リスクをその場で確認していただき、早めの受診や日々の食事・運動習慣の見直しを意識していただくきっかけといたしました。
FRAX®ツール
https://www.fraxplus.org/ja/calculation-tool
3. 「ひと工夫でカルシウムアップ」レシピの無料配布
骨を強く維持するためには、運動だけでなく日々の食事管理も重要です。
期間中は、旭化成セラピューティクス株式会社よりご提供いただいた「ひと工夫でカルシウムアップ」レシピを院内に設置し、ご来院された方に無料で配布いたしました。
骨の健康に欠かせないカルシウムを、ご家庭の食卓で手軽に取り入れられるレシピを通じて、日々の食生活から骨の健康を意識していただくきっかけづくりに取り組みました。
旭化成セラピューティクス株式会社
https://www.asahi-kasei.co.jp/pharma/
4. リハビリ室への「骨模型」設置
リハビリテーション室に、全身の骨模型を設置しました。
実物大の模型があることで、患者さまがご自身の身体や骨の構造をよりイメージしやすくなり、担当の理学療法士と骨の健康について話すきっかけとなりました。
■ 地域の早期発見を支える高精度DXA法と、受診ハードルを下げる環境づくり
骨粗しょう症の早期発見・適切な治療において、最も重要なのが正確な骨密度の測定です。
まつもと整形外科では、日本骨粗鬆症学会のガイドラインで推奨される世界基準の検査法「DXA法(デキサ法:二重エネルギーX線吸収測定法)」による骨密度測定装置を整備しています。
|正確な診断を可能にする、世界基準の検査「DXA法(デキサ法)」
DXA法は、微弱なX線を用いて骨の量を精密に測定する検査方法です。
手の骨やかかとで測定する簡易的な検査とは異なり、骨折しやすい「腰椎(腰の骨)」と「大腿骨(太ももの付け根)」の2箇所を直接測定するため、より正確な骨強度の評価が可能です。
痛みもなく、数分程度で完了するため、検査に伴う身体への負担が少ない点も特徴です。
|「受診控え」を防ぐ、スムーズな検査環境の構築
骨粗しょう症の予防には定期的な検査が欠かせませんが、通院時の待ち時間が受診のハードルとなるケースも少なくありません。
そこで当院では、骨密度検査(DXA法)の事前予約制を導入し、待ち時間の短縮を図っています。
日常の忙しいスケジュールの中でも無理なく検査を受けられる環境を整えることで、地域の皆さまの定期的な検査を後押しし、正確なデータ推移に基づく治療・予防計画の立案につなげています。
参照
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版
https://www.josteo.com/data/publications/guideline/2025_01.pdf
■ 「早期発見」から「治療の継続」まで、多職種が連携して支えるサポート体制
骨粗しょう症治療における地域医療の大きな課題は、自覚症状がないことによる「受診の遅れ」や、自己判断による「治療の中断」です。
まつもと整形外科では、地域の皆さまが無理なく治療を継続できるよう、一貫したサポート体制を構築しています。
具体的には、待ち時間を減らす「事前予約制」やDXA法による「即日診断」で受診のハードルを低減。
さらに、診断後は整形外科専門医だけでなく、糖尿病専門医の知見を取り入れた食事管理や、理学療法士による転倒防止の運動指導など、診療科や職種の垣根を越えて、一丸となって患者さまをサポートしています。
定期的な検査で数値の改善を患者さまと共有しながら、長期的な治療継続(モチベーション維持)を支え、地域から「骨折による寝たきり」を未然に防ぐことを目指しています。
■ 「7名の骨粗鬆症マネージャー」を中心にチーム医療で骨の健康を守る
当院には、日本骨粗鬆症学会が認定する専門資格「骨粗鬆症マネージャー」が7名在籍しています。
骨粗鬆症マネージャーは、医師、理学療法士、看護師、診療放射線技師などの多職種と連携しながら、患者さま一人ひとりの検査データの管理、お薬の服用サポート、運動・食事指導、そして治療継続のフォローアップを包括的に担うスペシャリストです。
クリニックとしては手厚い「7名体制」を整えることで、検査のご案内から日々のお薬・生活のサポートまで、患者さま一人ひとりの不安や疑問にきめ細かく寄り添い、安心して治療を続けていただける環境をつくっています。
一般社団法人日本骨粗鬆症学会
骨粗鬆症マネージャー制度
https://www.josteo.com/medical/manager/
|骨粗鬆症マネージャーコメント
「骨粗しょう症は無症状のまま進行し、一度の骨折が寝たきりにつながってしまうこともあります。
骨折した後で後悔されることのないよう、早期発見から治療の継続までしっかりとサポートさせていただきます。
今回の取り組みが、『一度検査を受けてみようかな』と思っていただけるきっかけになれば幸いです。」
■ 理事長 松本淳志の想い
|「骨折してからの医療」から、「骨折させない予防」のまちづくりへ
「日常の診療やリハビリの現場において、たった一度の大腿骨骨折や背骨の圧迫骨折をきっかけに、それまで元気に歩かれていた方が歩行困難となり、最終的に寝たきりになるという現実を何度も目にしてきました。
骨粗しょう症の真の怖さは、痛みがないまま静かに進行し、骨折して初めて気づく点にあります。
だからこそ医療機関が果たすべき役割は、骨折を治すことにとどまらず、未然に骨折を防ぐことにあります。
こうした想いから、当院では世界基準の高精度なDXA法による検査体制や、7名の『骨粗鬆症マネージャー』を中心とした多職種によるサポート体制を構築してまいりました。
今回の世界骨粗鬆症デーの取り組みを通じて、一人でも多くの方にご自身の骨の健康に関心を持っていただき、いつまでも自分の足で歩き続けられる、安心できる地域社会づくりに貢献してまいります。」
■ 今後の展望
まつもと整形外科では、今回のイベントにとどまらず、年間を通じた骨密度検査(DXA法)の呼びかけや、事前予約制による受診しやすい環境づくり、そして7名の骨粗鬆症マネージャーによるきめ細やかなサポートを継続してまいります。
さらに、グループ企業が運営するピラティススタジオやダイエットスタジオ等とも連携し、医療の枠を超えて、地域の皆さまの日常的な健康づくりを支えてまいります。
「骨折の未然防止」と「健康寿命の延伸」を目指し、これからも久留米市の皆さまがいつまでも健やかに暮らせるまちづくりに貢献してまいります。
まつもと整形外科について
まつもと整形外科は、福岡県久留米市を拠点に、整形外科と循環器内科・糖尿病内科を併設する医療機関です。
2020年の開院以来成長を続け、現在、医師・スタッフで計約80名が在籍しています。
医療を軸に、グループ企業として整骨院・鍼灸院、ピラティススタジオ、ダイエットスタジオの運営など、多角的な事業を展開しています。グループ全体では100名を超えるスタッフが、それぞれの専門性を生かして地域の健康づくりに携わっています。
交通安全に関する啓発活動をはじめ、スポーツ支援や教育活動など、社会性と公益性の高い地域貢献活動にも継続的に取り組んでいます。
こうした取り組みを通じて、「健康をプロデュースする企業」として地域の皆さまの健康を総合的に支えるとともに、人と人が支え合う「コミュニティの創出」と、「安心できるまちづくり」に貢献してまいります。
法人名: 医療法人志成会
施設名: まつもと整形外科
所在地: 福岡県久留米市安武町安武本3333-3
代表者: 理事長 松本淳志
開院: 2020年5月6日
事業内容: 整形外科、リハビリテーション、
糖尿病内科、循環器内科など
公式サイト: https://m-seikei.net/
公式Instagram:https://www.instagram.com/mseikeinet/
【本件に関するお問い合わせ先】
医療法人志成会
まつもと整形外科
担当:経営戦略室 室長 宗彩加
mseikei.kanri@gmail.com