株式会社サイエンスのプレスリリース
~「ミライ人間洗濯機」の技術を活用し、入浴介助の負担軽減と利用者の心地よさの両立を目指す~
株式会社サイエンスは、株式会社学研ホールディングスおよび同社グループ会社のメディカル・ケア・サービス株式会社とともに、2026年10月26日(月)、31Builedge霞が関プラザホールにて3社合同記者発表会を開催し、昨年の万博で披露した「ミライ人間洗濯機」の技術を支えるファインバブル技術を介護現場で検証する「次世代型入浴介助」構想を発表しました。
超高齢社会の進行や介護人材不足を背景に、介護現場では、身体的・時間的な負担の大きい「入浴介助」が課題となっています。同時に、入浴は利用者の心身のリフレッシュやQOL(生活の質)にも関わる大切な時間です。こうした課題に対し、サイエンスの技術と、学研グループが持つ介護現場の知見を掛け合わせ、新たな入浴介助のあり方を目指します。
身体をこすることなく、お湯につかるだけで身体を洗浄する「ミライ人間洗濯機」を支える独自の「ミラブルテクノロジー」を介護現場へ展開し、職員の負担軽減と利用者にとって心地よい入浴環境を両立することで、介護現場の高付加価値化を目指します。その第一弾として、学研グループのウェルネス事業をけん引するメディカル・ケア・サービスが運営する介護施設への導入実証を開始します。
当日は、学研ホールディングス 代表取締役社長 宮原博昭様が主催を代表してご挨拶をし、サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山恭明、メディカル・ケア・サービス 代表取締役社長 山本教雄様が本構想の狙いや技術の仕組み、介護施設への導入検証について発表しました。
当日のイベントレポート
①株式会社学研ホールディングス 代表取締役社長 宮原 博昭様 ご挨拶
発表会の冒頭には、株式会社学研ホールディングス 代表取締役社長 宮原博昭様が登壇。主催者を代表して挨拶を行い、今年で創業80周年を迎えた学研グループについて、「戦後の復興は教育のほかにない」という思いからスタートし、時代の変化とともに介護事業へと領域を広げてきた歴史を紹介しました。
続いて、今回の取り組みにつながったサイエンスとの出会いについて紹介。青山会長から「ぜひ人間洗濯機に入ってほしい」と誘われた宮原社長は、当時予定していた出張のフライトを羽田発から関西国際空港発へ変更し、大阪で「ミライ人間洗濯機」を体験したというエピソードを披露。実際に体験し、青山会長からファインバブル技術などについて話を聞く中で、単なる「技術のための技術」ではなく、「人のための技術」を追求するサイエンスの姿勢に共感したと説明し、学研も雑誌『科学』とともに成長してきた企業であることから、「科学」への思いが両社を結びつけたと振り返りました。
また、介護現場が抱えるさまざまな課題に対して、科学的なデータに基づいてアプローチするサイエンスの手法は学研グループの介護現場で実践するエビデンスケアとも合致しているとし、「介護施設への導入検証を積極的に行っていきたい」と今後の展望を語りました。
②株式会社サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山 恭明 技術説明
続いて、株式会社サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山恭明が登壇。「ミライ人間洗濯機」を支える技術として、マイクロバブルとウルトラファインバブル、それぞれの泡の特性や、汚れを吸着して浮かせる仕組みなど、身体をこすらずに洗浄するサイエンス独自の「ミラブルテクノロジー」について解説しました。
また、自身の娘が幼少期に重い皮膚疾患を患ったことをきっかけに、微細気泡で工業用部品を洗浄する技術に着目。「この技術を人間の身体の洗浄に応用できないか」と考え、約20年前にマイクロバブルを活用した入浴装置「ミラバス」の開発へとつながった経緯を紹介しました。
さらに、自身の母親が介護施設で生活していた経験にも触れ、高齢者にとっての「お風呂」の大切さを実感したと説明。「ミライ人間洗濯機」の技術を、今度は介護現場の課題解決につなげたいとの思いを語りました。
今後はメディカル・ケア・サービスとともに、介護施設での運用に向けた検証や科学的なデータの蓄積を進め、「こすらずに綺麗になる」新しい入浴ケアの形を社会へ広げていきたいと語りました。
③メディカル・ケア・サービス株式会社 代表取締役社長 山本 教雄様 ご説明
最後に、メディカル・ケア・サービス株式会社 代表取締役社長 山本教雄様が登壇し、「ミラブルテクノロジー」を、同社が運営する介護施設で導入検証を進めていく取り組みについて説明。全国35都道府県・343事業所の認知症グループホームを展開する同社が、最も繊細なケアが求められる認知症グループホームにおいて、「ミラブルテクノロジー」を活用した入浴ケアの検証を開始することを発表しました。
同社では、経験や個人のノウハウだけに頼るのではなく、介護を数値化・定量化しながら捉える「エビデンス・ベースド・ケア(科学的根拠に基づいた介護)」を重視しています。科学的なデータに基づいて技術開発を進めるサイエンスの姿勢とも考え方が合致したことから、今回の協業に至ったと説明しました。
認知症のある入居者様は感覚が非常に繊細で、シャワーの水圧や刺激を強く感じる場合があることに加え、高齢者の肌は薄くデリケートであることから、清潔を保つための洗身が肌へのダメージにつながることもあると説明。「清潔にしたい、でも傷つけたくない」という介護現場が長年抱えてきたジレンマに対し、摩擦を極力減らし肌負担を抑える新たな入浴ケアへの期待を語りました。
2026年11月からは、検証前後の浴槽の細菌検査や入居者様の皮膚の汚れ、保湿状態などを比較し、データを蓄積していく予定です。入浴を単なる日課や衛生保持のための時間ではなく、人と人とのふれあいが生まれる、より価値のある時間へと変えていきたいと今後の展望を語りました。
株式会社学研ホールディングスについて
1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社です。教育分野では、「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、図鑑や絵本、科学キットや学習参考書などの出版コンテンツサービス事業、保育園・学童などの保育・幼児事業を展開しています。医療福祉分野では、サービス付き高齢者向け住宅事業や認知症グループホーム事業を展開しています。さらに、世界150か国以上で教育・医療福祉に関わる活動を行っています。2023年11月、新たに掲げた大志(Aspiration)「人の可能性をどこまでも追求する会社へ」の実現を目指し、子どもから学生、社会人、シニアまで、あらゆる世代の好奇心に寄り添い、すべての人の挑戦を応援する企業として、人と社会の可能性の拡大に貢献してまいります。2025年9月期売上高1,991億円、グループ会社124社。東京証券取引所プライム市場上場 (証券コード:9470)。
メディカル・ケア・サービス株式会社について
1999年、埼玉県さいたま市で創業。創業当時より認知症ケアを専門とし、グループホーム「愛の家」を中心に、介護付有料老人ホーム「アンサンブル」「ファミニュー」など、多様な介護サービスを展開。現在、全国380以上の介護事業所を展開しています。
また、長年培った専門性を活かし、介護サービスの枠を超えて事業を拡大。2026年2月には、訪問看護ステーション「愛の家みらい」を開設するなど在宅支援を強化しているほか、介護事業者向けコンサルティングやウェルネスサービス、さらには中国を中心とした海外展開など、多角的なアプローチで社会課題の解決に取り組んでいます。
「認知症を超える。」をブランドメッセージに掲げ、認知症のある方はもちろん、誰もがその方らしく、当たり前に暮らせる社会の実現を目指しています。
サイエンス会社概要
会社名 :株式会社サイエンス
所在地 :〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-5-15 新大阪セントラルタワー北館5F
代表取締役社長 :水上 康洋
法人設立 :2007年8月
事業内容 :ファインバブル製品の開発・製造・販売及びメンテナンス
WEBサイト :https://i-feel-science.com/