株式会社ファンケルのプレスリリース
目の健康を支える主成分の吸収性向上を確認
株式会社ファンケルは、アイケアサプリメント「えんきんプレミアム」に採用している独自の自己乳化※1技術について、臨床試験でその有用性を検証しました。
「えんきんプレミアム」には目の健康を支える主成分としてアスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンを配合しています。今回、このアスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンについて自己乳化技術を活用した製剤と自己乳化技術を用いない製剤を比べ、自己乳化技術を活用した製剤は、体内への吸収性が高まる可能性が示されました。
なお本研究成果は、「新薬と臨牀」(第75巻6号)※2に掲載されています。
※1 自己乳化:水に触れただけで、油性成分が微細な液滴となって水になじむ現象。
※2 誌名:新薬と臨牀(第75巻6号、通号891) 発行元:医薬情報研究所
【研究背景・目的】
アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンなどのカロテノイドは目の健康維持に役立つ成分として知られています。一方で、これらは脂溶性成分であるため、体内で効率良く吸収されるよう工夫することが重要です。
当社のアイケアサプリメントシリーズ最高峰の「えんきんプレミアム」は、こうした成分の働きをより引き出すことを目指し、独自の自己乳化技術を採用しています。今回、この技術が成分の吸収性に与える影響を検証しました。
【研究方法・結果】
本研究では、20代から50代の成人男女22人を対象に無作為化※3二重盲検※4クロスオーバー※5試験を実施しました。事前に定めた解析条件を満たした19人について、自己乳化製剤および非自己乳化製剤をそれぞれ空腹時に摂取していただき、摂取前から摂取48時間後までの計12時点で採血を行い、血中成分濃度を測定しました。
その結果、自己乳化製剤を摂取した場合、非自己乳化製剤を摂取した場合と比べて、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンの血中濃度曲線下面積※6の上昇が有意に認められました(図1、図2)。このことから、自己乳化製剤は、アスタキサンチン、ルテイン・ゼアキサンチンの吸収性を高めることができる可能性を示しています。
※3 無作為化:参加者をどのグループ(摂取順序)に割り当てるかをランダムに決める方法
※4 二重盲検:参加者と測定者の両者がどちらの試験製剤を摂取しているか分からないようにする方法
※5 クロスオーバー:参加者全員が両方の試験製剤を、順番を変えて摂取する方法
※6 体の中に成分がどれくらい吸収されたか(全体の量)を示す指標
【担当者のコメント】
当社は「優れた成分であっても、体内で効率的に利用されなければ、十分な効果は発揮できない」という考えのもと製品開発に取り組んでいます。「えんきんプレミアム」では、脂溶性の機能性関与成分の力を十分に発揮するため、従来とは異なる発想の乳化技術の開発に挑戦しました。その結果、臨床試験で本技術の有用性を実証することができ、開発者として大きな手応えを感じています。
本技術はさまざまな製品への応用も期待できることから、今後も成分の体内効率に着目した独自技術の研究を進め、お客様により高い効果実感をお届けできる製品開発に挑戦してまいります。
【参考】
「えんきんプレミアム」については、以下を参照ください。