株式会社ファンケルのプレスリリース
一人ひとりの声に寄り添い、誰もが自分らしく輝ける社会を目指して
株式会社ファンケルは、2026年10月に開催したセミナーをもって、2026年度の視覚に障がいのある方を対象としたセミナー活動を終了したことをお知らせします。
当社では2013年から、視覚に障がいのある方が自分らしくスキンケアやメイクを楽しめるよう、全国でセミナーを実施しています。本年度は、初共催となる堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センターを始め、日本盲導犬協会仙台訓練センター、川崎市視覚障害者情報文化センターなど8団体と連携し、オンライン開催も含めて計17回のセミナーを開催しました。
延べ117人の方にご参加いただき、スキンケアやメイクに関する悩みの解消や、新たな美容習慣への挑戦をサポートしました。
【「使いやすさ」だけでなく、自分らしい色選びや新たな美容体験も提案】
今年度は、スキンケアやメイクの基本をお伝えするだけでなく、参加者から寄せられた要望をもとに内容を発展させたセミナーにも取り組みました。
メイクセミナーでは、「自分にぴったりの色に出会う」をテーマにファンデーションやポイントメイクの色を選んでいただくセミナーを実施。使いやすさだけでなく、自分自身が好きだと感じる色を選ぶ楽しさも大切にしながら、一人ひとりに合った色選びを体験いただきました。
また、スキンケアセミナーでは、化粧液や乳液などのスキンケアの基本アイテムに加え、フェイスマスクを使用したケアも紹介。初めてフェイスマスクを体験する参加者もおり、新たな美容方法を知る機会を提供しました。
基礎的な美容知識の習得に加え、参加者一人ひとりの関心や悩みに応じた内容へと発展させながら、美容を楽しむきっかけづくりにつなげました。
【特に難易度の高いアイブロウメイクが習得できる内容も】
川崎市視覚障害者情報文化センターと共催したメイクセミナーでは、女性7人が参加し、アイブロウメイクを中心に実習を行いました。眉は顔の中でも位置や形の確認が難しく、視覚に障がいのある方にとって特に難易度が高いメイクの一つです。
セミナーでは、指で眉の位置を確認しながら、大きめのブラシとアイカラーを使用して眉を描く方法を練習しました。また、眉尻がはみ出さないようシールでガードしながら、繰り返し練習できる時間を設けました。
参加者からは、「アイブロウメイクは初めて」「左右差が気になる」といった悩みが聞かれた一方で、
「自分では思いつかない描き方だった」「いろいろ試せたので、練習したい」といった前向きな感想も寄せられました。
【活動の総括と今後について】
2013年から始めた本セミナーは、今年度で184回の開催、延べ1,554人(オンライン開催含む)の方々に参加いただきました。
セミナーは、参加者の意向に沿った内容の実施を常に心がけ、今年度は肌悩みやメイクに関する不安など、一人ひとりに異なるお悩みがあることを改めて知ることができました。さらに、「やってみたい」「続けてみたい」という前向きな気持ちや自信につながる様子を伺うことができ、活動の意義を改めて感じる一年となりました。
見えにくさの程度や生活環境によって、美容に関する悩みや不安、また必要とされるサポートは一人ひとりで異なります。セミナーでは、それぞれのお声に丁寧に耳を傾け、その方に適したスキンケアやメイク方法をお伝えすることを大切にしています。また、化粧品容器を識別しやすくする当社独自の「タッチマークシール」や、回すことで音が鳴り、1回分のみを繰り出せる「アクアセラムルージュ」など、視覚に障がいのある方々からご好評をいただいている製品を中心に使用しています。
今後も、真摯に参加者の声に傾け、丁寧なサポートとアドバイスのセミナーを行うことで、誰もが自分らしくいきいきと過ごせる社会の実現に向けて活動を続けてまいります。
【参考情報】
2026年11月21日(土)から22日(日)に開催される第34回視覚リハビリテーション研究発表大会 in 山形(https://shiriha34.jarvi.org/)に出展します。
スキンケア・メイクの体験コーナーを実施する予定です。セミナーで培ったノウハウを生かし、より多くの方に美容を楽しむきっかけをお届けしてまいります。