40~60代女性の3人に1人が食事を抜く、簡素になる“食スキップ”の傾向に『食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント』公開

株式会社 明治のプレスリリース

株式会社 明治は、長引くコロナ禍において、毎日の栄養摂取に必要な食事を抜いてしまう”食スキップ”が大人の女性の間で増えつつあることを受け、『食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント』(以下、5つのヒント)を作成し、本日2021年9月15日(水)より公開致します。このヒントの策定には、管理栄養士でもあり、女性のライフスタイルと栄養に詳しい金城学院大学 生活環境学部 食環境栄養学科 丸山智美教授を監修に迎えました。

■健康な身体を維持できなくなる「低栄養」のリスク増! 「食スキップ」とは
”食スキップ”とは、「毎日の栄養摂取に必要な食事を抜く」ことを指します。また、「極端に食事量を減らしてしまう」「お菓子などの間食を食事代わりにしてしまう」といった、食事を簡素にする行動も食スキップと近しい行動です。

食スキップが日常化してしまうと身体に必要な栄養が不足する「低栄養」となり、身体の不調や衰えの加速に繋がってしまう恐れもあります。

■「食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント」 制作背景
全国の40~60代女性 計1,050名に行った当社の調査では、長引くコロナ禍の影響で、3人に1人が “食スキップの傾向”にあることがわかりました。
5つのヒントを監修いただいた金城学院大学 丸山教授によると「食スキップが習慣化してしまうと心身の疲労に繋がったり、一見健康そうに見えても、身体の中は栄養不足となっている『低栄養』のリスクがある」と指摘しています。そこで、当社では丸山教授監修の元、食スキップのリスクに繋がる可能性がある「日々の生活のつらさ」を緩めるヒントを集めた『食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント』をまとめることに致しました。このヒントが、食スキップの傾向にある女性たちを少しでも救う手助けになることを願っています。

■監修に寄せて:金城学院大学 生活環境学部 食環境栄養学科 丸山 智美教授より

■体調の変化と環境の変化が重なる更年期
女性はライフステージの中で40~60代の閉経前後の更年期から、何らかの体調の変化を感じるようになります。この時期には、子供の独立、夫の定年、親の介護など、環境の変化が重なります。この体調の変化は主観的な感覚である不調の訴えを主体とすることが多いです。
わが国の男女雇用均等法は昭和60年に成立し平成27年で30年が過ぎました。女性の社会進出が進み、就業率が年々増加しています。社会では、女性を支える環境を整えるために法改正なども含めて、仕事だけでなく家事も子育ても介護も男女平等になりつつありますが、支援制度は完全とは言えません。さらにわが国には、母性や女性らしさという通念が存在し、無意識に自分を犠牲にしている女性は多いです。

■食スキップが栄養バランスを崩し、心身の疲れを増幅させる
女性が仕事・子育て・家事・介護などの大部分を受け持つことで余裕がなくなり食事を抜きがちになってしまうと、栄養バランスが崩れ、さらに心身の疲れを増幅させるという悪循環に陥る可能性があります。

不調を秋まで引きずらないよう要注意。
夏の暑さが食スキップや、栄養バランスを乱す可能性も。
冷たいものの「飲みすぎ」「食べすぎ」により胃腸に不調をきたしたり、外気と室内の温度差や冷えた室内に長時間いることによって自律神経の乱れが起こり、内蔵の働きが落ちることで、食生活も乱れがちになり栄養バランスを崩す可能性もあります。夏の暑さによる不調を早めに調整し、快適に秋をすごしたいですね。
この度制作した「5つのヒント」が、日々の中で頑張る自分に「少しだけ」ラクをさせて、食スキップによるリスクを低減し、前向きに生活を楽しむヒントになればと思っています。
食スキップのリスクを避け、これからも自分らしい人生を歩んでいけるよう、「今」を見直してみてはいかがでしょうか。

■イラストでわかりやすく提案。
食スキップ傾向の女性が抱えがちなつらさを緩める5つのヒント
5つのヒントでは、食スキップのリスクに繋がる可能性がある「日々の生活のつらさ」を緩めるヒントを集めた5つの考え方を丸山教授と考案致しました。食スキップの傾向にある人の気持ちに寄り添い、日々の生活をラクに過ごす5つのヒントを分かりやすいイラスト付きで提案します。

『つらいときの家事はラフでいい』…完璧に家事をやろうとしなくていいんです。
『掃除が運動でいい』…本格的なスポーツじゃなく、掃除を運動としてもいいんです。
『もっと好きな時間を持っていい』…自分だけの好きな時間をもっと持ってもいいんです。
『食事は自由でいい』…毎日作らなきゃ!という気持ちは持たなくていいんです。
『栄養補助食品などに頼っていい』…思うように食べられない時は、栄養補助食品などに頼ってもいいんです。

■調査サマリー
全国の40~60代女性 計1,050名に行った当社の調査では、長引くコロナ禍の影響で、3人に1人が “食スキップの傾向”にあることがわかりました。調査を進めていくと“食スキップの傾向”にある方が抱えがちな「日々の生活のつらさ」の実態が見えてきました。
 

  • コロナ禍において約3人に1人が食事を抜く、簡素になる食スキップの傾向
  • 食スキップ傾向の女性の6割以上が若い頃に比べて「家事をする」ことを面倒に感じている
  • 食スキップ傾向の女性の8割以上が、ロナ禍以降に「運動量が減少
  • 食スキップ傾向の女性の7割以上が、コロナ禍以降にストレス解消の場が減少
  • 食スキップ傾向の女性は、若い頃に比べて8割以上が「食事を作る」ことを面倒に感じている。
  • 秋まで引きずらないように要注意!夏の暑い時期には、半数以上の人が食事の量や内容にマイナス傾向回答を選択

<調査概要>
調査期間:2021年5月28日~31日
調査対象:全国の40~60代の女性 各年代350名
有効回答数:計1050名
調査方法:インターネット調査(実査委託先:株式会社 ネオマーケティング)
※本調査結果をご利用の際は必ず『(株)明治実施調査より』とご明記いただきますようお願い致します。

コロナ禍において約3人に1人が食事を抜く、簡素になるスキップの傾向に。
40~60代の女性の食事環境について調査をしたところ、この長引くコロナ禍にて、3人に1人の33.0%が、「食事を抜くことが増えた」「食事の量が極端に減った」「おやつなどの間食で済ませることが増えた」のいずれかつ以上に当てはまると答えました。この方々を“食スキップの傾向にある”としました。

食スキップ傾向の女性の6割以上が、若い頃に比べて「家事をする」ことを面倒に感じている
食スキップ傾向のある女性の生活習慣についてみてみると、64.5%の方が若いに比べて「家事をするのが面倒」とも感じているようです。面倒だと感じてしまう気持ちをケアすることが、食スキップのリスクを防ぐ糸口かもしれません。

食スキップ傾向の女性の8割以上が、コロナ禍以降に「運動量が減少」
続いて、運動について見てみます。コロナ禍において、食スキップ傾向の方の86.5%が、運動時間や回数、買い物を含む体を動かす機会が減るなど、「運動量が減ったと回答しました。

また、食スキップ傾向があり運動量が減った方のうち、80.0%が「2030代に比べて、疲れやすくなった」、73.3%が「コロナ禍でストレスが増えた」と回答しており、運動量の減少が疲労やストレスの増加に影響を及ぼしている可能性が高いことが伺えます。コロナ禍で思うように運動ができない場合は、日常生活の中での動作に運動機会を見つけることも良いかもしれません。

食スキップ傾向の女性の7割以上が、コロナ禍以降ストレス解消の場減少
食スキップ傾向のある女性のストレスについては、コロナ禍において70.3%が「ストレス解消の場が減ったと回答しました。外出機会が減りうまく息抜きができていない方は、家の中でひと息つく時間を意識的につくることも大事かもしれません。

食スキップ傾向の女性は若い頃に比べて8割以上が「食事を作る」ことを面倒に感じている
食スキップ傾向のある女性の生活習慣についてみてみると、80.2%の方が若いに比べて「食事を作るのが面倒」という気持ちを抱えているようです。「毎日食事を作らないと」というプレッシャーを抱えず、料理をしない選択をするのもいいかもしれません。

秋まで引きずらないように要注意夏の暑い時期には、半数以上の人が食事の量や内容にマイナス傾向回答を選択。
夏の暑さには、食欲に関するリスクがあると丸山教授は注意を促しています。そこで、夏に気温が高くなったときに感じる変化についてみてみると、「食事量が極端に減る」「食事を抜いてしまう」「栄養バランスが崩れる」「1日ほとんど食事をしない日がある」「冷たいものばかり食べる」「食事が簡素になる」「麺類ばかり食べている」など夏の時期に食事の量や質にマイナスの傾向があると感じる方は全体の55.3%にのぼりました。

夏の暑さで食事の量や質が低下したまま習慣化し秋まで引きずらないよう、食事と栄養の面には一層、気を配ったほうが良いかもしれません。思うように食事が摂れない時には、ヒント⑤『栄養補助食品などに頼っていい』を実践し、手軽に効率よく栄養を摂る事ができる食品や飲料などもうまく活用してみてください。
 

 

 

 

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